いつでも安く早く食べることが出来る庶民の味方「牛丼」ですが、ついに一杯ワンコイン500円を超えてしまうかもしれません。
先の見えない円安&食品高騰&人件費高騰&燃料費高騰という環境の大変化で、輸入牛肉の価格が高くなる一方なのです。
そのような状況では企業も何回も値上げせざるを得なくなっており、ここにきて1年毎に値上げが発表される事態になっています。
度重なる値上げの結果、牛丼の最新価格は今どうなっているのか?
2024年7月時点の最新情報も含めてグラフ推移で分かりやすく解説します。
紹介している価格は牛丼並盛一杯当たりの価格。
税込み価格で店内で飲食した場合です。
吉野家、すき家、松屋の大手牛丼チェーン3社の価格を2001年から見ていきましょう。
吉野家、すき家、松屋の牛丼価格の推移
2001年から2020年までの約20年間、牛丼の価格はほぼ横ばいで推移していました。
その間にはBSE問題などで一時的に牛丼の販売が中止したこともありました。
(代わりとして豚丼が登場しましたね)
当時は1ドル=80円近くの円高だった時期もあり、まだまだ日本経済は世界の中で勢いがあった時代でした。
しかし2021年頃からさまざまな環境の変化により、牛丼の価格はついに上昇しはじめます。
そして2024年の7月29日から、吉野家は牛丼並盛の価格を30円値上げすると発表。
498円になります。
かろうじてワンコイン500円以内で食べることができるものの、次回の値上げでは500円を超えることは必至。
牛丼一杯ワンコイン時代が終わるのも時間の問題でしょう。
現状ですき家と松屋は430円ですが、果てしていつまでワンコイン料金を維持できるでしょうか。
2021年から2024年7月までの、牛丼大手3社の牛丼並盛店内飲食価格は以下のようになっています☟
※価格改定が行われた場合、高い価格を表示
年 | 吉野家 | すき家 | 松屋 |
2001 | 280 | 280 | 290 |
2002 | 280 | 280 | 290 |
2003 | 280 | 280 | 290 |
2004 | 発売中止 | 350 | 390 |
2005 | 発売中止 | 350 | 350 |
2006 | 380 | 350 | 380 |
2007 | 380 | 350 | 380 |
2008 | 380 | 350 | 380 |
2009 | 380 | 280 | 320 |
2010 | 380 | 280 | 320 |
2011 | 380 | 280 | 320 |
2012 | 380 | 280 | 280 |
2013 | 280 | 280 | 280 |
2014 | 380 | 291 | 290 |
2015 | 380 | 350 | 290 |
2016 | 380 | 350 | 290 |
2017 | 380 | 350 | 290 |
2018 | 380 | 350 | 320 |
2019 | 387 | 350 | 320 |
2020 | 387 | 350 | 320 |
2021 | 426 | 400 | 380 |
2022 | 448 | 400 | 380 |
2023 | 468 | 400 | 400 |
2024 | 498 | 430 | 430 |
牛丼並盛の価格は、吉野家が一番高く、松屋が一番安いという法則が良く分かります。
そしてここ数年は、各社の価格差は概ね70円以内に収まっているようです。
以上、「ついにワンコイン超え?2024年最新の大手牛丼チェーン3社価格推移」でした。