いつの世も恋愛や結婚に重要な要素の一つが「お金」です。
では令和の時代の20代若者は、年収がいくらあったら結婚しようと思っているのでしょうか?
このブログでは、SMBCコンシューマーファイナンス調べの「20代の金銭感覚についての意識調査2021」をご紹介したいと思います。
忙しい人用の為に簡単にまとめるとこんな感じです☟
①20代の半数以上が結婚しようと思えるのは「年収600万円」
②20代の半数以上が1人目の子育てに前向きになるのは「年収700万円」
③20代の大半が、自分のこだわりを追求する為の「こだわり消費」を重視している
20代若者の恋愛結婚感と、何を重視しているのかの調査結果報告
過半数が結婚に前向きになれる年収は「600万円」
このグラフは、いくら世帯年収があったら結婚しようと思いますか?の問いに「はい」と回答した割合です。
グラフをクリックすると拡大しますよ。
青棒が2019年の調査結果で、赤棒が2020年調査結果です。
調査対象は男女共500人ずつの合計1000人ですが、その中で過半数の人が結婚しようと思える年収は「600万円」でした。
ちなみに2019年調査では「500万円」で過半数でしたので、「100万円」ハードルが上がったことになります。
更に注目すべきなのはグラフの一番右側の項目「どんなに年収が多くても結婚しようと思えない」割合が20%を超えているんですよ。
2019年時から約1.5倍になっていて、はじめから結婚しようと思えない人がかなり増えていることが分かります。
過半数が1人目の子育てに前向きになるのは「年収700万円」
では結婚後、1人目の出産や子育てに前向きになれる年収はいくらなのかを聞いた結果がこちらになります。
結婚しようと思える「600万円」よりも更にハードルが上がって、「700万円」で過半数の人が思えると回答しています。
更に、どんなに世帯年収が高くても出産や子育てしようと思えない人が約25%近く居るのです。
これは2019年の調査時と比較して1.5倍程度割合が上昇しています。
20代の若者は結局何にお金を使っているのか?
収入がどんなに高くても、結婚や出産や育児に関心が無い若者が増えている実態がお分かりいただけたと思います。
その疑問の答えの一つが、「商品やサービスを購入する際の考え方について」の調査結果です。
「非常に思う」と「ややそう思う」の合計割合が75%を超えています。
「友人とのつながりにお金をかけたい」や「SNS映えしそうなものにお金をかけたい」の質問に対しては、思う割合が50%を切っているので、まさに対照的な結果になっています。
つまり20代の若者は、自分のこだわりに対する消費に対してすごく関心があるという事です。
そしてその自分のこだわりの中には、恋愛や結婚や出産という項目の重みが年々薄れてきているという実態があるのです。
2020年を境に、今までの社会の価値観や人生観も大きく変わっていきそうです。
以上「20代の恋愛結婚感が激変中!今の若者が結婚したいと思える世帯年収はおいくら?」でした。