【新型コロナ】イタリアやスペインで死者が多いのは看護師が少ないのが理由?データから見る傾向とは?

新型コロナウイルスの影響が世界中に広まる中、4月11日時点での日本での死者数は131人です。

東京での感染者数が大幅に増加しているのですが、死者数を比較すると欧州スペインやイタリアなどと比較して一桁二桁少ないのです

その理由がいろいろ憶測されているようで、先日ある週刊誌が日本人は新型コロナウイルスに対してもともと何らかの免疫をもっているのではないかという記事まで出たようです。

さすがにそれはどうかと思うのですが、私オレンジ7が個人的に考えられる事の一つに医療の差があると思っています。

しかもそれは、医師の人数や病院の数ではなく、看護師の人数がポイントだという事です。

新型コロナウイルスは現在進行形の問題であり、ある地域だけが突出して死者数が多い要因は一つだけではありませんので、あくまでもネタ程度に見て頂けたらと思います。

ポイントは3つです。

①人口1万人当たりの医師数が日本より多いイタリアやスペイン、イギリスで死者数や致死率が高い現状
②イタリア・スペインでは人口1万人当たりの看護士の人数が、日本の約半数以下
③新型コロナウイルスの重症患者に欠かせない人工呼吸器は、医師だけでは処置できない!

日本はなぜ死者数が少ないのか?イタリアやスペインに共通する医療事情とは?

人口1万人当たりの医師数が日本より多いイタリアやスペインで死者数が突出している!

医者

日本は世界でもまれにみる医療大国で、医師も看護師も多いんでしょう?と思っている方も多いでしょう。

しかし人口1万人当たりの医師人数は、日本は欧米諸国の中でも最低クラスなのが現実なのです。

データはWHO「Global Health Observatory data」2019年3月更新データからです。

人口1万人当たりの医師数
イタリア40.9
スペイン40.7
アメリカ25.9
フランス32.3
ドイツ42.1
日本24.1

アメリカが思ったより少ないのが以外なのですが、どちらにしても日本は人口1万人当たりの医師数が欧米諸国と比べてかなり少ないのです。

にもかかわらず、スペインやイタリアやアメリカで新型コロナウイルスの死者数が激増していて致死率も高いのが現実・・・。

生活環境や習慣などいろいろな違いがありますが、医療面での違いは他にあるのでしょうか?


人口1万人当たりの看護師数は日本はドイツに次いで2番目に多い!

医療スタッフでは、看護師の人数はどうなっているのでしょうか?

同じく人口1万人当たりで比べてみましょう。

人口1万人当たりの看護師数
イタリア58.7
スペイン55.3
アメリカ85.5
フランス96.9
ドイツ132
日本115.2

医師数とは違って人口1万人当たりの看護師数で比較すると、欧米の中で日本はドイツに次いで2番目に多い国となっています。

一番多いドイツでは、新型コロナウイルスの致死率が1%台と日本と同様かなり抑えられた数字になっています。

この結果から見ると、医師の人数だけでなく看護師の人数も大変重要なのではないか?という憶測が十分成り立つと思うのです。


人工呼吸器による治療は医師だけではなく、看護師や臨床工学技士のサポートも欠かせない!

人工呼吸器

今回世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルスですが、感染者のうち約8割が無症状又は軽症患者であり、残りの約2割が中重症化してしまう傾向にあるようです。

この重症化した患者に対していかに早く的確に医療を提供するかがポイントなのですが、特に重症化した患者に対して行われる人工呼吸器による治療。

人工呼吸器は医師が設定すればあとは勝手に治療してくれるようなものではなく、常に患者の容体をモニターしながら医療を続けていく必要があります

人工呼吸器を受けている重症患者は自分で呼吸する事も喋る事もできない事がほとんどでしょうから、周りの人の様々なサポートが必要不可欠なのです。

そのサポートを主に行うのが看護師であり、人工呼吸器の手入れやメンテナンスを行うのが臨床工学技士という事になります。

よってそのサポートをしっかりと行う人が居なければ、医師や機械がいくらあっても意味がないという事になります。

人工呼吸器だけ増えても新型コロナウイルス感染拡大の防止には意味が無い3つの理由とは?

新型コロナウイルスの感染拡大の影響が世界中に広まっている今、人工呼吸器を増産する動きが加速しています。 時事通信社によると、トランプ大統領は27日、民間企業に物資の調達や増産を促すことができる「国防生産法」に基づき、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)に人工呼吸器の製造を命じました。 …

看護師の人数だけ多ければいいという単純なものでもないのでしょうが、日本がイタリアやスペインと明らかに違う点の一つが、お分かりいただけたと思います。


医療崩壊が起きれば、日本もイタリアやスペインのようになりかねない?

自宅で療養4月12日現在、緊急事態宣言が出されている東京や大阪などでは、日々新型コロナウイルスの感染者が増加しています。

治療できる病院も限界がありますので、軽症者に関しては自宅やホテルで過ごす措置を実施している自治体もあります。

これも重症化した患者に適切な医療を提供する為の方策ですが、今後新型コロナウイルスの感染者が増加し続けた場合、重い症状になっても病院で治療できなくなくなる、いわゆる医療崩壊が起こってしまう可能性も十分あります。

そうならない為にも、私達一人一人に8割の外出自粛が求められているのです。

今医療現場に居る全ての方の働きに感謝すると共に、私自身の行動にも気を付けて日々を過ごしていきたいと思います。

以上、「【新型コロナ】イタリアやスペインで死者が多いのは看護師が少ないのが一因?データから見る傾向とは?」でした。

看護師
ぜひお気軽にどうぞ!