西日本最高峰で百名山の愛媛県「石鎚山」。
四季を通して登山客に人気の山ですが、寒い冬には幻想的で真っ白な霧氷が見る事ができる最高のスポットなのです☟
霧氷とは樹木に大気中の霧が冷えて固まりついたものですが、ただ寒いだけでは見る事ができないのです。
湿度や風などの気象条件がいくつかあるみたいで、冬にいつでも霧氷がある訳ではないので注意が必要です。
先日冬晴れの日曜日に石鎚山でとてもきれいな霧氷を見る事ができたので、実際の写真と共にどのような服装や装備が良いのかなどをご紹介します。
冬山なので初心者には無理なんでしょ?と思いがちですが、実は石鎚山で霧氷を見るだけなら登山経験のない初心者や子供でも全然大丈夫ですよ。
ポイントは3つです☟
①ロープウェイ入口が0度以下で、前日に石鎚山周辺に雲がかかっていると霧氷が見られた!
②ロープウェイを降りて石鎚神社成就社までのなだらかな道で、幻想的な霧氷道を歩ける!
③登山初心者や子供でも霧氷を見れるがやっぱり寒いので防寒具と滑りにくい靴を!
石鎚山は最高の霧氷スポットだった!
霧氷が見る事のできる気象条件
石鎚山は標高1982mの山ですが、ロープウェイ乗車駅から山頂駅までの標高差が約800mあります。
なので乗車駅で気温が0度以上でもロープウェイを降りたら白銀の世界が広がっている事も多いのです。
まあスキー場があるぐらいですから寒いのは当たり前なのですが(笑)
霧氷が見られる条件として、気温が氷点下・ある程度の風がある・湿度がそれなりにある、という事になります。
私が今回霧氷を見る事ができた前日には石鎚山周辺にはかなり雲がかかっていました。
山の麓では雨や雪は一切降っていませんでしたが、山に雲がかかっていた方が霧氷が見られる確率が高くなります。
雲がかかっていたら風もある程度ありますからね。
なお、以前石鎚山がある西条市の最低気温が4度くらいの12月上旬早朝に行った事があるのですが、その時は霧氷は全くみられませんでした☟
この時は風がほとんどなく、ロープウェイを降りた時点で気温も4度くらいありました。
その2週間後、西条市の最低気温が2度予想の時の状況がこちら☟
鬼滅の刃に登場する雪のシーンみたいですよ。
しかも周りの音が雪に吸収されるので、歩いていても驚くほど静かなのです。
冬になると市街地でも雪が降る地域が多い日本ですが、霧氷がみられる地域はそう多くはないでしょう。
なお日中気温が上がってしまうと霧氷が消えてしまうので、なるべく午前中に早い時間帯に行きましょう!
ロープウェイを降りて20分程で感動する霧氷道が!
石鎚山で霧氷を見る為にはロープウェイを利用します。
利用するには駐車場代(800円ぐらい)とロープウェイ料金(大人2000円)が必要です。
ロープウェイは冬期の始発は8:40分になりますので、綺麗な霧氷を見る為にはぜひ始発に乗りましょうね。
私ももちろん始発に乗ったのですが、当日の8時過ぎのロープウェイ入口階段付近は雪も氷も全くありませんでした☟
道路は凍結していなかったのでノーマルタイヤで来ましたが、念の為タイヤチェーンは車に積んでいます。
そしてロープウェイを降りた先は一面の雪景色でした☟
標高が800m違うと別の世界に来たような感覚ですよ。
ちなみロープウェイ山頂駅の気温がマイナス4度くらいでした☟
石鎚山で霧氷が綺麗なポイントは、ここから少し歩いた奥前神寺から石鎚神社成就社までの道になります。
ロープウェイを降りてゆっくり歩いても30分程で霧氷道にたどり着けますよ☟
この日は頑張って成就社から約2km歩いて試しの鎖まで行ったのですが、霧氷を見る為だけなら成就社までのルートで十分ですね。
なので本格的な登山装備などは一切必要ありません。
成就社には通年営業している宿(食事処)がありますから、何かトラブルがあっても対処できます。
霧氷が見る事の出来る山で、ここまで設備や施設が整っている山はほとんどないのではないでしょうか。
冬なので晴れた時間帯が少ないのが残念ですが、曇空でも十分綺麗な霧氷を堪能することができます。
趣味で写真を撮る方にもぜひオススメしたいスポットです。
寒さ対策だけは万全に!
登山装備などは一切必要ないとご紹介しましたが、やっぱり雪山なのでそれなりの防寒対策は必要です。
防寒着に帽子・手袋はあった方がよいですし、雪が積もっていた場合靴に入ってしまわないよう、滑りにくいブーツがオススメです。
私は簡易的なスパイクを用意して歩きました☟
ちなみに当日の雪の状態はかなりふわふわでした。
おそらく降ってそこまで時間がたっていなかったのでしょうが、これが数日経過すると踏み固められてかなり滑りやすくなる恐れがあります。
雪の状態をしっかり確認しながら歩きましょうね☟
石鎚山は冬山でもとても人気のある山なので、頑丈な冬装備をした登山者の方も多いです。
雪さえ積もっていなければロープウェイを降りて3時間ぐらいで山頂に行く事ができますが、雪が積もっていた場合歩くペースがかなり遅くなります。
通常の1.5~2倍くらいの時間がかかると思って下さい。
なので冬山登山装備無しで石鎚神社成就社から歩くのは危険ですよ。
成就社まででも十分綺麗な霧氷を見る事が出来ますからね。
石鎚神社成就社も一面の銀世界でした☟
お参りした後は、すぐ近くの白石旅館で温かいものを食べましょう!
店員さんの愛想はあまり良くありませんが(笑)、冷え切った体で食べる温かいうどんは格別ですよ☟
かき揚げうどんをこれだけ美味しく食べるのも初めてかもしれません(笑)
店の中には看板娘ならぬ看板猫「たまちゃん」が居ます☟
標高1450m、外は氷点下の世界でたくましく生きている猫ちゃんです(笑)
店の中とはいっても隙間風が吹き込んでポカポカではありませんので、普段はこの下の毛布にもぐりこんでいるようですよ。
霧氷見学の帰り道にはぜひたまちゃんに会ってあげて下さいね。
山で霧氷を見る為に長時間運転して、更に車から降りても長い時間が歩かないといけない、、とあきらめている方はぜひ愛媛県西条市の石鎚山に騙されたと思って来てみて下さい。
以上「【西日本最高峰】石鎚山は霧氷が気軽に見れるオススメスポット!気候条件注意ポイントなどをご紹介【愛媛パワースポット】」でした。