離婚原因で男女共1位なのが、「性格の不一致」です。
考え方や価値観の違いから生じる問題なのですが、結婚当初はあまり気にならなかったけれど、どんどんひどくなって我慢できなくなってきたという夫婦も多いと思います。
なぜ夫婦で同じような事で毎回喧嘩になったり、いつまで経っても解決できない問題があるのでしょうか?
このブログでは既婚者である私が、男性目線から今まで夫婦間で発生した喧嘩やトラブルの内容とその後どうしたのかを具体的な事例を元にご紹介したいと思います。
多少脚色した内容もありますが、8~9割は実際起こったありのままの事例を紹介しています。
ポイントは大きく3つあります。
②お互いの実家の両親との付き合い方で気を付ける事
③子供の子育て方針について
我が家の夫婦喧嘩の元はコレだ!
夫婦の自己紹介
地元の高校を卒業後、関東の会社へ就職。30代になって地元に戻って結婚。性格はまじめだが少し怒りっぽい面も。妻曰く都合の悪い事は忘れるタイプ(汗) |
趣味:読書・ゲーム・ブログ作成など完全なインドア派。若い頃は登山やスキーなど、興味のあるスポーツに関しては自分から動いていくこともあった |
地元の高校から看護師の道へ。自分の言いたい事ははっきりと言うタイプだが、デリケートで繊細な面もある。嫌な出来事に関する記憶力が抜群に優れている! |
趣味:読書・体を動かすこと、ライブへ行く事。 |
私達は決して似たもの夫婦ではありません。
対極夫婦なんていう言葉があるそうですが、まさに性格や価値観が合わないな~と思う事がしばしばです。
趣味一つとっても私は典型的なインドア派、妻はアウトドア派。
性格で言えば、私の場合寝たら大抵の事は翌日までにリセットできる感じですが、妻は少しでも嫌な事や気に障る事があるとその日は寝られなくなる事が多いです。
私達夫婦は付き合って間もなく結婚しました。
同棲期間や旅行など、お互いの事を深く知る期間もあまりなく結婚したので、結婚後・・・
「あれ?この人ってこんな面があったんだ」
と意外な事が続く連続でした。
これが幼なじみや同棲期間が数年ぐらいあった夫婦だと全然違ったと思います。
後述する実家との付き合い(ほぼトラブル集ですが)もほぼ無かった状態で結婚に至りましたので、そういう意味でも妻にとっては受入れにくい事が次々とやってきてつらかったみたいです。
更に私が妻の性格や価値観を見誤ったのも、結婚当初喧嘩が絶えなかった原因です。
世間一般的に見て看護師で言いたい事をズバズバ言う人って、細かい事にもくよくよしないようなイメージがあると思います。
私もそうだったのですが、実は妻は繊細さんだったのです。
繊細な人というのは、人から言われた事を深く掘り下げて解釈します。
例えば義理の実家(私)の母親から妻がこう言われた事があります。
「子育てしながら夜勤もして偉いわね~」
私は当初ねぎらいの言葉を掛けられていると全然気にもしなかったのですが、妻はこう受け止めていたようです。
「子育てしながら夜勤もして偉いわね~(そんなに大変なら仕事を辞めた方がいいんじゃない?)」
これは実家の母と妻との関係が既に良くなかった時期という理由もありますが、人によってはねぎらいの言葉とも嫌味や皮肉とも受け取ってしまうのです。
妻のハッキリモノいう面とデリケートで繊細な一面もあるという事を正しく理解していないと、話すらかみ合わない事になりますし、のちのち大きな喧嘩となる火種をつくってしまいます。
これから結婚するカップルや新婚カップルは、結婚して最初の1年はお互いの性格を正しく理解する準備期間だと思った方が良いと私は思います。
結婚という事を強く意識するのでなく、私たちは同棲しているんだぐらいの気持ちの方がお互い気楽な事もあるでしょう。
特にお付き合いしている期間が短く、お互いの事をまだあまり分からないと思っている方はなおさらですよ。
マリッジブルーという言葉があるように、女性は結婚する時に住まいが変わったり仕事を辞めたりするなど環境が大きく変わる事が多いのです。
その環境の変化についていけない時に、すごく落ち込んだりやる気が無くなったりしてしまうのです。
更に家庭のお金の事や親戚付き合いなどが重なってくると、もう気持ちが限界・・・となりかねません。
その事を男性陣の方、よ~く注意しておきましょう。
もし今タイムマシンがあったなら、過去に戻って私達新婚夫婦にぜひ教えてあげたいと思うこの頃です。
では、私達夫婦の喧嘩の火種を具体的にご紹介していきましょう。
お金にまつわる喧嘩
共働きが当たり前になった今は、家計の管理をどうするのか悩ましい家庭も多いと思います。
私は結婚当初、かなり几帳面に収支を管理していました。
家計簿はつけていなかったのですが、エクセルで年間の貯蓄額を把握していました。
エクセルで家計管理をしている事を結婚した後知った妻はびっくりしていましたよ。
対する妻は、結婚当初あまり支出を気にする事なくお金をつかっていました。
携帯代が1ヶ月1万円、自動車の任意保険が年間10万円という具合です。
さすがにこれはもったいなくない?という事で、私が格安スマホへ変更と保険の見直しでそれぞれ半額ぐらいになりました。
これに関しては変更以降妻からあれこれ言われる事はなかったのですが、後で聞いた所他にも気になる事が一杯あったからあえてその条件は飲む事にしたそうです。
やっぱり昔気になった事は絶対忘れないタイプですね(汗)。
その他にも気になる事は何かと言えば、塾に関する事です。
もっぱら塾に行かせる行かせないで喧嘩した結果、未だにあの時の事を言われます。
妻「なんであの時、子供を塾にすぐ行かせてくれなかったの?」
結局子どもは小5の時には塾に行かせたのですが、中学生になった今塾での経験が生かせている成績にはたどりついていません。
私としては子供の勉強に対する姿勢ややる気などを考慮して行かせてあげたいと思っていたのですが、妻はすぐにでも行かせてほしかったとの事。
妻は子供を何がなんでも大学へ進学させたいと当時思っていまして、勉強に関する熱意はかなり高いものがありました。
夫婦間の勉強に対する価値観もだいぶ違うんですよ。
私は大学の事に関してはほとんど分かりません。
なので大学進学にはどれくらいおカネが必要なのか妻にいろいろ聞こうとすると・・・
妻「進学関係のお金の話をすると、あなた(私ですが)が嫌な顔をするから話たくない!」
既に拒絶反応です(苦笑い)
で、結局どうしたかです。
妻が子どもに対する勉強熱がすごい事が分かると、この事に関してあれこれいうのはやめました。
繊細さんである妻は、塾の学費などに関して私から尋ねられただけでも警戒感を示してしまいます。
そういう時期には、そっとしておくしか方法はありません。
ただただ、妻のやりたいようにさせておくのです。
人によっては奥さんのいいなりじゃないか!と見える人もいるかもしれませんね。
まあ実際そうなんでしょうが(汗)、妻が何かの物事にはまっていたり熱中している時に水を差すような事はできるだけ控えましょう!
万が一水を差してしまった場合、一生ネチネチ言われる可能性があります(マジです)。
ちなみに塾のその後ですが、中学生になって成績がどんどん下がる一方でしたので、塾を数回変えて今の所に落ち着いています。
さすがの妻も今の塾ではダメだと思ったみたいで、私の意見も少しは聞いてくれるようになりました。
東大卒の先生が教えている塾にも通わせた事がありますが、子供と合わなかったみたいで数か月でやめました。
子供を国立大学へ進学させたいと前は頻繁に言っていましたが、最近ではほとんど言わなくなりました。
人の考え方は年齢や時間、環境の変化と共に変わるんだという事を学んだ事例でした。
子供の教育方針に関する事
お金の事とすこしかぶるのですが、子供の教育方針について喧嘩した事も一度や二度ではありません。
塾に行かせる行かせない、学校の宿題をいつやらせるのか、夏休みの宿題をどこまで手伝うのか、お小遣いをどれくらいあげるのか等々。
親が子供にここまで付き合わなければいけないの?ぐらい細かい事まで決めたがるんですよね。
さすがの私も途中から疲れてきて、妻が全部決めてやってくれ!みたいな感じになっていました。
ある時は、塾の中でマンガ本の貸し借りが横行していて、それを私が塾の先生から子供を迎えに行った時に聞いたのです。
塾の先生が言うには、授業の支障になるから止めてくれという事でした。
その事を私が妻に報告すると・・・
妻「なんで塾の先生にもっと頭をさげて謝らなかったの?」
かなり怒られちゃいました。
私としても「すみません」ぐらいは言ったつもりなんですが、我が子も関与している以上迷惑をかけたんだから誠心誠意謝って欲しかったらしいです。
お金の項目でも書きましたが、塾の事に関してはほぼ妻の意向通りにやってもらってましたので、私は塾の事はほとんど分かりません。
もっぱら仕事帰りに子供の迎えにいくのが私の役目だったのですが、まさかそんな事態になっているとは思っていませんでした。
私は塾に思い入れが全くないのでそれが態度に少し出てしまった可能性はありますが。
塾へ子供を迎えに行く事すら満足にできないの?と妻から言われた事を今でもはっきりと私は覚えていますよ!
これはほんの一例ですが、子供がからむ事全般においても私達夫婦は何回も喧嘩しています。
じゃあ、どうしたか。
お金の項目と同様、これも時を過ぎるのを待つしかなかったです。
ただ子供の教育に関しては、子供がどうしたいのか?を私達夫婦は最優先しております。
親の意向で学校や進路を選ばせるのではなく、子供がやりたい事をやらせてみる。
妻の価値観や性格と子供のそれはそっくりなので、子供が少しでも嫌がる事は結局長続きしないんですよね。
塾もそういう理由から中学生になって数回変わりましたし、好きな教科と嫌いな教科のテストの点数もはっきりと違いが出ています。
中学生になって、ますます親の言う事は聞かなくなり、口答えだけは一人前になってきていますので、親の制御はもはやきかなくなっています。
なので、今は子供の好きなようにやらせています。
学校の模試結果はイマイチですが、毎日楽しく学校に行って部活にも励んでいますので、それはそれでいいのかなと夫婦で話をしています。
小学生の頃は塾や教育方針で散々喧嘩をしていましたが、最近ではほとんどしなくなりました。
子供の成長と共に夫婦の様子も変わっていきますので、みなさんくれぐれも心身ともに腐らないように頑張っていきましょう!
義理の実家の親との関係
妻と私の実家の親との関係は、未だに修復できていない本当に根深い問題となっています。
ここでは大きく2つの出来事をご紹介します。
そもそも妻と私の母親は性格が正反対なのです。
妻は繊細さん、母親はざっくばらんな性格で話をするのが大好きな感じ、例えるなら近所の世間話が好きなおばちゃんと言った感じでしょうか。
ちょっとおせっかい気味な所も妻が嫌いなポイントなのです。
ある日子供を連れて実家に帰った時の出来事です。
その時に私の母親から子供の勉強について聞かれました。
母親「〇〇ちゃん、最近学校の勉強はどう?」
妻「最近〇〇という進学塾に行っています」
母親「あら~、そんな所に行っているの!」
さあ、みなさんどうのように受け止めますか?
妻が言うには、母親の「そんな所」というワードがすごく気に障るようで・・・。
まるで無理やり行かせているような意味を感じるそうですよ。
ちなみに妻は子供を大学に進学させたい派で、母親はどちらかというと学歴を軽んじるタイプです。
私は実家に居た頃、親から勉強しろとか言われた事は一切ありません。
学校の成績は普通レベルでしたが、高校を卒業したら当然就職するのが家庭の流れでした。
あと私の両親の実家は両方農家です。
あまり勉強勉強と言われて育った環境ではなかったみたいで、そういう家庭環境の違いも妻と大きく違っているのです。
確かに今から数十年前は大学進学率は今ほど高くありませんでしたが、今では大学に行くのは珍しくもなんともありません。
今はこういう時代だからと何回か私も母親に説明したのですが、大学に行かなくても食べていける!の一点張りでしたね(笑)
まさに妻が聞いたら激怒するセリフです。
そしてもう一つのポイントがこれも子供が関係する話です。
子供は魚に対してアレルギーがあるので、食べる事ができません。
その事を母親に話した所・・・
母親「でも好き嫌いがあるのは良くないわね」
実際世間でアレルギーの事を好き嫌いだと感じている人は居ると思いますが、まさしく私の母親がこのパターンです。
さらにまずかったのが、その事を私達夫婦と母親で会話している時に、夫である私が何のフォローもしなかったのが悔しかったと後日妻から聞かされました。
アレルギーと好き嫌いは全然違うので、その事を私の口から母親に説明して欲しかったらしいのです。
このアレルギーの話は結婚して間もない頃だったので、お互いの性格をあまり知らないまま実家に行っていました。
私としては母親が間違った事を言っているとぼんやり認識はしていましたが(ここも妻が激怒するポイントですが・・・)、勘違いしている人にズバズバ指摘するのは私はどうかと思っていました。
実際勉強に対する事でも、私の母親にいくら現代事情を説明してもほとんど考えを変えないのは先ほど説明した通りです。
私が説明した所で意味がほとんどない事も十分分かっていますので、アレルギーの会話でも流したようになってしまいました。
実際に私の母親はこう言ってるけど、ちょっと変な事を言う人ね!ぐらいで妻は受け止めてくれればいいと軽く思ってしまったのが夫婦喧嘩につながってしまいました。
私の実家で妻の味方になってあげられなかったのが、本当に申し訳なかったですね。
妻は繊細さんなので、そういう何気ない言葉でもグサッと心に突き刺さるそうです。
この妻と母親の考え方や価値観の差を埋める事は、今の所全くできておりません。
この価値観の違いがはっきり分かった時点で、妻を私の実家へはしばらく連れていかないようにしたのですが、未だに私の実家でショックを受けた出来事を言われます。
特に夫婦喧嘩をした時は、過去の事がどんどん出てきますね。
妻「あなた(私)の実家でこんな事を言われたのに、最期まで何のフォローもしてくれなかった!」
一体何年前の話をしているんだ・・・と私は呆れそうになるのをグッとこらえているのですが、女性は喧嘩の時に過去の嫌な事が芋づる式に出てくるそうですね。
出来るだけこの芋を少なくするように、実家へ行く時の注意点をまとめてみました。
結婚して間もない頃は、無理に実家に帰らない。配偶者の性格や実家の家族との相性がある程度分かってから帰省するようにしよう。 | 最近は結婚している夫婦でも、あえて一人で自分の実家に帰省する人も増加中! |
実家での何気ない会話に要注意。特に食事中などリラックスしている雰囲気での会話は本音が出やすいので、繊細さんはしんどくなる可能性が高いよ。 | 合わない人との食事程苦痛なものはない!皆が会話している時でも妻が孤立していないか注意しておく |
正月やお盆など多くの人が集まる時期ではなく、あえて何の行事もない日を選んで帰省するのも一案。ちょっと顔を見せにいくぐらいが丁度良い。 | 繊細さんは、沢山の人が集まる場所は苦手なことも |
さいごに
みなさん、いかがでしたでしょうか?
私達夫婦の喧嘩ネタをご紹介しましたが、これ以外にも火種はまだまだいくらでもあるんです。
あまり解決策というものはないのですが、私達以外にも同じような事で悩んでいる人がいるのね!と思って頂けるだけでも嬉しいです。
ではまた!