※当ブログでは広告を利用しています

【手動操作必要無し】花火の写真をミラーレスカメラで簡単自動で撮影する設定方法

花火を自動で奇麗に撮る設定方法

夏祭りと言えば花火ですよね。
漆黒の夜空を彩る大輪の花火を見るのを楽しみに毎年夏が来るのが待ち遠しい人も多いと思うのですが、、

綺麗な花火の写真を撮るのって、意外と手間がかかって難しいんですよ

カメラ関係の記事で紹介されている一般的な花火の撮影方法は、三脚は必須
その他にもリモートコマンダーなど遠隔でカメラのシャッターを操作できる装置が必要で、最近はスマホとカメラをWi-Fiで繋げてシャッター操作できることもあります。

そして一番重要なのは花火を撮影するタイミング

一般的には花火が地面から上がった瞬間にシャッターを押して、花火が開き終わったらシャッターを離すという手動操作(BULBモード)が必要になります。

そうすることで奇麗な花火が撮影できます☟


ただこれだと毎回花火が上がる度にシャッターを押さなければなりません。

タイミングを毎回見計らいながらカメラ操作するので、花火を楽しむどころじゃなくなってしまいます。

それに花火は単発で上がるだけでなく、最後のクライマックスには花火が何十発とどんどん上がります。
どこでシャッターを切ればいいのか、プロのカメラマンならともかく、私のようなアマチュアにはさっぱり分かりません。

このブログでは撮影するのが難しい花火でも、設定次第ではほとんどほったらかしで結構綺麗な写真が撮れる方法をご紹介します。

これが実際に私が撮影したほったらかし写真です☟

愛媛県今治市おんまく花火大会

カメラOLYMPUS E-M10 Mark III
F値11
ISO100
焦点距離100mm
露出時間
(シャッター時間)
13秒

結構綺麗に撮れてると思いませんか?

この写真、シャッタータイミングは自動に設定していて、手動操作は一切行っておりません
いわばほったらかしで、私は久々の花火鑑賞を楽しむことができたのです。

ほぼ自動で撮影しているので、スマホでも設定しだいでは撮影できるかもしれませんよ。
実際に2022年8月、愛媛県今治市で開催されたおんまく花火大会で撮影した時の写真をご紹介させて頂きます。

カメラによっては今回ご紹介する設定方法が出来ない場合もありますのでご了承下さい

ほぼ自動で奇麗な花火を撮影する方法手順

カメラの詳細設定

ISO100前後
F値11前後
シャッタースピード5秒~15秒程度
(撮影しながら設定を変える)
カスタムセルフタイマー5~10回
(撮影しながら設定を変える)

今回ミラーレスカメラで撮影する詳細設定です。
ISOやF値などはプロカマラマンでもこの設定のものが多く記事で紹介されています。

そしてシャッタースピード☟

花火を自動で奇麗に撮る設定方法

写真では15秒になっていますが(”が秒という意味)、一般的な花火を撮影する場合5秒以上はシャッターを切らなければなりません。

今回手動による操作は一切しなくてほったらかしで撮影しますので、シャッタースピードは5秒~15秒くらいの間で設定します。

実際は花火の打ちあがる様子と、撮影できた写真を見ながら、シャッタースピードを変えていきます。

シャッタースピードが速すぎると花火があまり撮影できず、逆に遅すぎると画面が花火だらけに(笑)☟

花火を自動で奇麗に撮る設定方法

これはこれで迫力があるかもしれませんが、この設定加減が難しいですね。

手動だと思うように撮影できますが、その分かなりせわしくなってしまいますから。
それに手動で撮影したからといっても、理想的な綺麗な花火が撮影できるとも限りません。

写真撮影はとにかくひたすら撮影した方が良いという世界で、出来るだけ多くの枚数を撮影するとその中から数枚のベストショットがあるかもという感じです。

なので花火の撮影経験があまり無い方は、最初はとにかく枚数を撮影するというのが肝心だと思います。

そして今回一番のポイントがカスタムセルフタイマー

花火を自動で奇麗に撮る設定方法

この写真の数字の意味ですが、1回シャッターを押すと今設定されているシャッタースピードで連続10回自動で撮影されるということ。

一番左の1Sはシャッターが自動で押されて何秒後に実際にシャッターが押されるかの、セルフタイマーの秒数です。

そして一番右側の1Sは撮影後次のシャッターが何秒後押されるかの秒数で、インターバルの秒数となります。

つまりこの設定にするとシャッタースピード15秒の写真を自動で10回撮影してくれます
15秒×10回で150秒(約2分30秒)は自動で撮影するので、その間食事をしたり友達と会話したり。
花火をじっくり見ることができるのです。
この10回という回数は1~10回まで設定可能なので、花火の打ち上げ状況によって変えていきましょう。
あとは三脚を用意してガッチリ固定。
遠くから花火を撮影する場合、望遠レンズが必要です。
では実際にどのような写真が撮影できたのかご紹介します☟

実際に自動で撮影した写真(成功編)

花火を自動で奇麗に撮る設定方法
まずこの写真が一番綺麗に撮影できたものです。
花火大会に行った事がある人なら分かると思うのですが、かなり遠くから花火を見ていると花火の煙でだんだん見えなくなってしまうんですよね。
今回撮影した場所が花火の打ち上げ場所から3km程離れた場所になります。
超望遠レンズで撮影自体はできるのですが、花火が上がるにつれ周りが煙だらけに☟
花火を自動で奇麗に撮る設定方法 花火を自動で奇麗に撮る設定方法
写真のアングルとしては良い感じなのですが、いかんせん空が煙だらけなので、せっかくの奇麗な花火もくすんでしまうんです。
なので遠くから花火を撮影する人は、最初の数分が勝負ですよ!☟
花火を自動で奇麗に撮る設定方法
ある程度風が吹いていた方が煙が飛んで綺麗な写真になるんですけどね。
出来るだけ風上から撮影した方がよさそうです。
花火を自動で奇麗に撮る設定方法
この写真は花火大会のクライマックスシーン。
夜空が燃えるかの如く、すさまじい爆発を思わせる写真ですが、まあ迫力は伝わるかと思います(笑)
写真の出来としてはイマイチかもしれませんが。
もう少しシャッタースピードを速くした方が良かったですね。
花火の打ち上げ状況によってシャッタースピードは臨機応変に変えていきましょう。

実際に自動で撮影した写真(失敗編)

自動で10回花火を撮影してくれるので、当然タイミングによっては失敗する写真も数多く出ます。
花火を自動で奇麗に撮る設定方法
これは花火が上がる場所とずれてしまった事例。
望遠して撮影したのですが、そうするとちょっと花火が左右上下にずれただけで画面からフェードアウトしてしまいます。
花火を自動で奇麗に撮る設定方法
これは花火が今打ちあがった!というタイミングでシャッターが切れてしまいました。
花火を自動で奇麗に撮る設定方法
上の写真はなんとか花火自体は撮影できているものの、最後の瞬間だけしか撮影できていません。
シャッターが押されるのが遅かったようですね。
花火を自動で奇麗に撮る設定方法
最後の写真はもう何がなにやら分からない写真になってしまいました(笑)。
このようにシャッターが切れるタイミングが分かりませんので、このような失敗写真は数多く出てしまいます。
ただシャッタースピードや画角を調整することでそれなりに調整することは十分できますからね。
ある程度慣れの問題もあるかと思います。

実際に自動で撮影した写真(超望遠編)

花火を自動で奇麗に撮る設定方法
空が花火の煙だらけになってしまった場合、超望遠レンズで拡大して撮影すると比較的煙の影響は少なく、奇麗な写真が撮影できます。
ただこの撮影方法だと、花火を画面綺麗に収めることがかなり難しくなります。
下の写真のようにどうしても外れてしまうんでよね☟
花火を自動で奇麗に撮る設定方法
この写真なんかは自宅で線香花火をしたみたいに迫力が全くない写真になってしまいました(笑)☟
花火を自動で奇麗に撮る設定方法
実際は大迫力の花火なんですがね。

花火大会の一番の天敵は煙という訳です。


花火を自動で撮影する方法のまとめ

・三脚は必須

・ISOは100前後

・F値は11前後

・シャッタースピードは5秒~15秒で設定を変えながら撮影

・セルフタイマーを複数回撮影できるようにする

カメラ関係の記事をいくつか見ても、手動でシャッター操作するというプロカメラマンの方法しか解説していない記事が多かったので、今回このような撮影方法をご紹介してみました。
もっとラクに手軽に花火を撮影しながら見るのも楽しみたいという方は、ぜひ参考にしてもらえればと思います。
以上「【手動操作必要無し】花火の写真をミラーレスカメラで簡単自動で撮影する設定方法」でした。
花火を自動で奇麗に撮る設定方法
ぜひお気軽にどうぞ!