みなさんは読書や資格取得の勉強など、自己啓発をしていますか?
この自己啓発をしている割合が、世界の国と比較して日本は最低レベルだというデータがあります。
今まで日本における自己啓発率が低かったのは、自己啓発しても意味がない!という理由が大きかったと思います。
バブル崩壊以降諸外国と比較して日本の経済成長率は低水準が続いていますが、かと言って失業率がダントツに高い訳でもない。
このブログでは2つのグラフを元に、自己啓発すると結局どうなって何が変わるのか具体的にご紹介します。
ポイントは3つです。
②その理由は、自己啓発しなくても生活に困らないから
③新型コロナの影響で、今までの常識は変わる!その変わった常識を学ぶ為にも生涯学習などの自己啓発は必須な時代になる
これからは積極的に自己啓発しないと取り残さる時代になる!
昔は自己啓発していた日本人だが・・・
これは株式会社パーソル総合研究所が行なった、日本を含むアジア太平洋地域(APAC)14の国・地域における就業実態・成長意識の調査結果の一つです。
普段自己啓発をしているかどうかの問いに、何もしていない率が日本は圧倒的に多いのです。
これはヨーロッパ諸国と比較しても同様の調査結果があって、30歳以上の成人の通学率が先進国の中で日本は最低という結果があるようです。
ここでいう自己啓発とは、読書や資格勉強・カルチャーセンターや英会話教室・茶道や料理教室など、本人の意思に基づいて行う活動の事で、生涯学習とも言えます。
この自己啓発率が日本で低いのはいろいろ理由がありますが、一番大きな理由は・・・
日本の経済成長率は世界でもかなり低いのですが、その反面失業率は低水準が続いていて、所得は増えないけど仕事を失う訳でもないという状態なのです。
逆に何かのセミナーに参加する事は胡散臭い人だと思われる事も!
読書をする事が良い事なのかどうなのかという意見があるのも、読書をしても意味がないと思っている人が多い証拠でしょう。
では日本人は昔から自己啓発をしていなかったのでしょうか?
これは内閣府が2018年まで行なっていた消費動向調査で、年代別(10~12月期)に自己啓発をしているからしていない割合を差し引いた数値比較グラフです。
このグラフによると、平成の半ばまでは自己研鑽をしていた人はそれなりに居た事が分かるのですが、ある年を境に一気に急降下しています。
2008年に起きたリーマンショックによる金融危機は世界中に大きな影響をもたらしましたが、日本においても派遣切りや企業の倒産など多大な影響が出ました。
この年以降自己啓発をする人は急減しており、生活費やその他のおカネを工面する為に自己研鑽費用を削減する動きが続いています。
自己啓発しても報われないという理由も大きいと思いますね。
読書をしたり資格をとっても収入が増える訳でもないし、逆にお金がかかるだけ!と思っている方も多いでしょう。
そういう事もあって、日本では自己啓発をする人が少ない状態が続いているのです。
今まで稼げていた仕事が一気に無くなる時代に?
新型コロナウイルスが世界中に蔓延する前の話です。
AIの台頭によって、ある仕事が将来無くなるかも?という話題がありました。
特に指摘されていたのが、事務系の仕事や弁護士や行政関連の仕事、何かの病気を発見する画像診断の仕事等々。
自動運転技術の普及で、タクシー運転手も危ない!という話題もあったと思います。
この話題が出た時、いずれはそうなるんだろうけどしばらくは大丈夫だろう!と楽観視していた人は多いんじゃないでしょうか?
私もその内の一人だったのですが・・・
緊急事態宣言で外出自粛が続くと、人々の移動自体が出来なくなります。
タクシーどころか電車やバスなどの公共交通機関全てにおいて、仕事が激減しています。
会社のオフィスや出張など現地で仕事していたのが、テレワークなど自宅で仕事をするようになります。
医療においても、オンライン診療が例外的に認められる事態になっています。
このような人々の移動や仕事のやり方の変化は、新型コロナウイルス終息後も完全に元には戻らないでしょう!
なぜなら、今まで満員電車に乗って毎日毎日職場に行って仕事をしていたのが、実は自宅からでも仕事は出来るという事が多くの人に分かってしまったからです。
もちろん全ての仕事においてテレワークが出来るものでもないですが、一定数の仕事においては自宅からのテレワークが進んでいくでしょう。
そっちの方が企業にとっても通勤手当や移動時間、出張手当といったコストが大幅に削減できるからです。
世間の常識が変わる時には自己啓発が求められる!
少なくとも仕事におけるテレワークが進むようになると、今まで以上にITに関する知識が必要になります。
自宅のネットワークの整備やパソコンやタブレットなどのハード面、zoomなどオンラインミーティングシステムの導入、更にはセキュリティ面など、今まで職場で必要なかった知識が求められるのです。
しかし日本の会社でITなど情報技術に関する事を手鳥足取り教えてくれる所は一部を除いてほとんど無かったでしょう。
だからこそ自己啓発で学んでいく必要があるのです。
私の場合、いろいろな資格勉強を通じて得た事は・・・
学校や職場の社内教育で得た知識は、悪い言い方をしますと所詮受け身の知識です。
そこに何の思い入れもないですし、仕事を順調に進めるため(だけ)の知識なのです。
反面自分自身で行動して得た知識は、一生自分のものです。
しかもそれらの知識や常識は、時代と共にどんどん変化していきます。
だからこそ常に新しい情報や知識を積極的に行動して仕入れなければ意味がなく、それが出来るのは自己啓発しかないのです。
私は現在このようにブログを書いていますが、ブログを書くのにもある一定のITスキルが必要ですし、ある程度継続しないと効果が出ないというのも資格勉強から得た知識です。
そして昔から読書をしていた習慣があったからこそ、雑記ネタに困る事もなく、幅広い話題を書く事に少しは役立っています。
さあ、ここまで自己啓発の大切さを書いてみましたが、それでも疑問に思ってる方も多いでしょう。
いわゆるコスパが悪いってやつです。
自己啓発全般においてコスパが悪いのは私も認めるのですが、本当に一生コスパが悪いのかどうかなんて誰にも分かりません。
ただしこれからは自己啓発しないと、稼ぐことはできないけれど損する可能性が高くなる!という事です。
それが仕事の変化であり、人々の行動の変化であり、考え方の変化なのです。
どの仕事がこれからの主流になるのか、世間の人が何を求めているのか・・・。
これからは自己啓発をするかしないかで、あなたの人生が大きく変わるかもしれませんね。
以上、「【生涯学習】日本人の自己啓発率は世界でも最低レベル!時代に取り残されない為には自分磨きが必須な時代に!」でした。