日本のチョコレートの年間消費量の2割程度が、2月14日に消費されると言われるほど国民的行事でもあるバレンタインデー。
先日凸版印刷グループのワン・コンパスが展開する電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」が2月5日、バレンタインに関する意識調査を発表しました。
調査対象者は「シュフーポイント」会員(全年齢層の女性)で、合計有効回答サンプル数は6794人です。
それによると、愛情や義理よりも感謝を伝えたい!トレンドは「サンクスチョコ」であり、義理チョコが「ない方がいい」と回答した人が6割超となりました。
今回は、調査結果の内容と2年前、有名チョコレートメーカーが「日本は、義理チョコをやめよう。」というキャッチコピーが話題になった件についてご紹介します。
ポイントは3つです。
②贈るギフトは「チョコレートまたはチョコレート系のお菓子」が92.4%と圧倒的!やっぱりチョコレートが強い
③「もらう人」より「あげる人」を大切にしたい、2年前某チョコレートメーカーが訴えたかった事とは?
義理チョコ文化は既にオワコン?現代のバレンタイン事情とは?
「義理チョコはない方がいい」という意見が63.4%!
義理チョコはない方がいいという意見が約2/3となり、多くの人が義理チョコ文化に対して後ろ向きな姿勢であるということが分かりました。
今年のバレンタインデーに誰にギフトを贈るかという質問では、「配偶者」が70%とダントツの1位で、次に「子供」が37.4%と続いていることから、家族間でバレンタインを楽しむ人が多い事も分かりました。
家族だと相手の好きなものはある程度分かっていますから、いろいろ迷わなくてもいいですからね。
Wikipediaによると、「義理チョコ」とは恋愛感情を伴わない男性に対し、日頃の感謝の気持ちを込めて、またはホワイトデーの返礼を期待して、贈答するチョコレートのことと説明があります。
ただ現実世界においては往々にして「誤解されると大変なこと」であり、「勘違いを起こされると困惑するもの」でもあるのです。
男性社員が「お!実は俺に気があるのか?」といらぬ勘違いしてしまうと、女性の方はたまったものじゃありませんよね!
義理チョコは昔日本の菓子メーカーの販売戦略から生まれたものですが、現代ならそれこそ炎上騒ぎになってもおかしくない文化のような気もします。
「なんでお世話になっていない人にまであげないといけないの?」
「男性に勘違いされたら困る!」
義理チョコ文化は、まさに日本の会社が男性中心で動いていた時代の遺産ともいえるようなもので、どんどん風化が進んでいるようですよ。
贈るギフトは「チョコレートまたはチョコレート系のお菓子」が92.4%と圧倒的!やっぱりチョコレートが強い
バレンタインギフトを贈る目的は何かとの質問には、67.7%が「日頃の感謝を伝えたい」と回答しています。
気になっている人や好きな人に贈る過去のバレンタインのイメージとは、だいぶ違うようですね。
贈るギフトは「チョコレートまたはチョコレート系のお菓子」が92.4%と圧倒的で、何だかんだ言ってもやっぱりチョコレートが強い!
こればっかりは菓子メーカーの戦略は大当たり・・・でしょうかね。
贈るチョコレートやお菓子はどのように準備するか、という質問には購入派が67.9%と大多数を占めています。
例年、数多くのメーカーからさまざまなバレンタインギフトが登場しており、仕事や家事に忙しい主婦の「時短で効率よく準備したい」という意向が現れているようですね。
『あげるひと』にとって『楽しい』バレンタインデーかどうかが重要、ゴディバ社長のコメントから
2年前の2018年2月1日の朝、日本経済新聞にゴディバの全面広告が掲載されました。
そのタイトルが・・・
結構衝撃的なタイトルで、当時話題になったそうです。
チョコレートメーカーが義理チョコ文化を否定する、一見すると何が言いたいの?となりますが、そこにはゴディバジャンパン社長のある思いが込められています。
ざっくりまとめるとこんな感じです。
・本命チョコはあってもいいけど、義理チョコは無い方がいい、今の時代は無くていい
・そもそもバレンタインは純粋に気持ちを伝える日、社内の人間関係を調整する日ではない
贈る人にとって負担に感じているのなら、それはチョコレートメーカーとして本意ではない事ですね。
もらう人もあげる人にも両方楽しくなってほしいからという意味が込められているようですよ。
バレンタインデーにまつわるお話でした。
ブログを書いていたら、無性にチョコレートが食べたくなってきました(笑)