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【五等分の花嫁一花評】本当は末っ子気質?一番損な役を演じた悲劇の長女【ネタバレ】

五等分の花嫁

五等分の花嫁に登場する五つ子に対する個人的な思いを実際の画像で紹介していく5回シリーズ。
記念すべき第1回目は長女の一花です☟
物語終盤では目指していた女優の夢が叶った姿が眩しい一花ですが、五つ子の長女として大きなプレッシャーを常に感じていました。
本来ならやんちゃでいたずら好きの性格が、長女という役割を演じ続けなければならず、本音と建前の板挟みにずっと悩んでいました。
その思いが物語終盤悪い形で表れてしまい、結果的に大きくイメージダウンとなってしまったのです☟

なぜ一花はあのような行動をとってしまったのか?

そして風太郎と幸せに結ばれる可能性はあったのか、いろいろ探ってみたいと思います。

目次以降ネタバレを展開していきますのでご注意下さい。
※画像は著作権で投稿OKなものを使用しています


演技と本音の狭間でもがき続けた一花

本来は末っ子気質!?

五等分の花嫁は最終的には風太郎と四女の四葉が結ばれる形で終わりましたが、物語最後の五つ子回想シーンがあります☟
上が高校生、下がそれから5年後の五つ子の姿です。
これを見て私が瞬間的に思ったのが、、

5年後の一花と四葉が入れ替わってる??

ただよ~く見ると変わっていないんですね。
真ん中が四葉、そしてその左の一花は変わっていないんです。

結婚した四葉がお姉さん風になっているのも驚きですが、それと同じくらい印象的なのが無邪気に笑う一花の姿

物語の序盤に五つ子が花火大会に出かけるイベントがあるのですが、その時に一花は映画のオーディションを受ける為みんなと一緒に見ることができませんでした。
その時に風太郎から「作り笑いをやめろ」と叱咤激励されて受けたオーディションで見せた結果がこちら☟オーディションは無事合格、女優への階段を登りはじめたきっかけとなったのですが、この一花の笑顔と同じシーンをずっとあとになって見ることになります。

物語最終盤、風太郎が四葉に告白してその時に四葉が風太郎に答えるシーン、小さかった頃なりたかった夢を思い出したシーン☟
私は五等分の花嫁を読み進めている内に、五つ子の中で長女の一花と四女の四葉は本来ポジション的に逆の方がしっくりくるんじゃないかと思っていました。
一花本来の性格は他人のものをすぐ欲しがって取ってしまうことも頻繁にあった無邪気な子供でした(8巻スクランブルエッグ⑥より)。
それが長女という周囲からの期待や母親が亡くなってしまったりという環境の大きな変化が一花の個性や性格を大きく変えてしまったのです☟
以降頼れるお姉さんとなった一花でしたが、自分のやりたい事を我慢せざるをえなくなり、結果的に自分の感情や思いをぶつけることができなくなったのです☟
特に兄弟姉妹間における長男長女、次女や末っ子といったポジションは、実は現実社会においても大きなプレッシャーと重責となって一生付きまとう呪いのようになってしまう場合があります。


五つ子はそれぞれの呪いにかかっていた

五つ子にはそれぞれのポジションや価値観によって、その後の人生を決定づけられている「呪い」にかかっていました。

一花長女の呪い
二乃五つ子の呪い
三玖無し
四葉初恋の呪い
五月母親の呪い
風太郎初恋の呪い

五つ子の中で唯一例外なのが三女の三玖です☟
物語当初は引きこもりがちで内向きな性格でしたが、後半になると自分の思いをどんどん外に発信していきます。
学校の文化祭(日の出祭)では積極的に会合に参加、リーダー的な役割を担うように。
風太郎に対しても自分の気持ちをストレートに素直に告白します☟

物語最初と最後では別人のような姿の三玖がとても印象的で、ここまで変わることができたのは呪いの影響はなかったと言えます。

反面一花の場合、物語当初はあくまでも風太郎とはパートナー的でドライな関係で進んでいきます☟
それが徐々に一花自身に風太郎への思いが芽生えてきます。
そして二乃や三玖も風太郎の事が好きだということに気付いてからは、露骨にライバル意識を示すようになってしまいます☟


今までは長女としての責任と役割を果たす為ずっと自分の感情を表に出すことを我慢してきましたが、風太郎への思いがコントロールできずに、京都への修学旅行の時に三玖の邪魔をしてしまうことに☟

一花自身も自分で何をやっているのか分からない状況だったのではないでしょうか。
実際の兄弟姉妹間における長男長女というポジションは、他人から頼られることはいくつもあっても誰かに頼る機会がほとんどありません。
「お兄ちゃん、お姉ちゃんなんだから下の子の面倒を見るのは当たり前」と周囲の期待と視線が重責となって襲い掛かってきます。
つまり自分の本当の思いを汲み取ってくれる相手が居ないのです。

本来ならその相手は父親や母親なのでしょうが、、。

そういう環境で長い間過ごした結果、自分の気持ちをストレートに相手にぶつけることができなくなってしまったのです。
つまり常に仮面を被っている状態になり、他人から一花を見ると「何を考えているか分からない」ということに☟
クールでドライに見える反面、自分の本当の気持ちに向き合って相手に伝えることが苦手。
五等分の花嫁における長女は本当に損で恵まれないポジションだと個人的に思いました☟


展開次第では風太郎と結ばれる可能性も!?

そんな恵まれない長女役を演じきった一花でしたが、私個人的にはストーリーの展開次第では風太郎と結ばれる可能性も十分あったと思っています。

風太郎が一番最初に五つ子全員に会った時には、風太郎から一花への印象はそこまで悪くありませんでした☟
四葉は風太郎の事がずっと好きなので満面の笑顔なのはしょうがないとしても、一花はそこまで警戒する素振りはありません。
学業と女優という忙しい生活を送っていましたが、長女ならではの真面目で責任感溢れる行動もあって、五つ子の中で成績は一番優秀でした☟

その努力は風太郎も目の前で見ているので、好感度や信頼感は急上昇だったはず。
物語序盤の花火大会イベントでも、普段一花のことを良く見ているから「作り笑いをやめろ」という指摘につながっています。

やはりターニングポイントは林間学校で倉庫へ閉じ込められた時だったかな~☟
風太郎と一緒に踊りたい、でもその気持ちを伝えることができないもどかしさ。
それが涙となって溢れるシーンですが、この時に少しだけの勇気を出して自分をさらけ出していたらかなり違った展開になった可能性もあったでしょう。

ぶっちゃけで言うと、この時に「告白」もしくは「キス」できていたならば関係は大きく変わっていたでしょう

恋愛において好きになった相手に対して本音を言えるのかどうかは、すごく個人差があります。
五つ子の中でもそれは大きく違いがあります☟

一花×(言えない)
二乃〇(言える)
三玖×→〇
四葉〇→×
五月

一花と同様に自分の気持ちを伝えることができなかった四葉が最終的に風太郎と結ばれるのですが、一歩間違えば一生後悔するトラウマレベルとなってもおかしくないのです。
だからこそ物語終盤、一花と四葉が悩んで涙する姿があるのです。

相手に自分の気持ちを伝えることはとっても大切なこと。
しかも時間が経てばたつほど取り戻すことができなくなってしまいます。

林間学校の時には五つ子の誰とも風太郎に正直に告白、キスした人は居ません。
しかしそのちょっと前にブラフでも四葉が風太郎にアプローチしている事からも、この時既にシスターズウォーははじまっているのです☟

だからこそ少しでも早く風太郎に意識させることが重要だったのです。
一花にとってそれは林間学校の時が一番の最大のチャンスだったのですが、現実的に考えて自分の気持ちを素直に風太郎に伝えることはかなり難しかったのでしょうね。
それこそが長女の呪いなのです。
「学校を辞めるかもしれない」と打ち明けるのが精いっぱいでした。

この時に2人の距離がもっともっと急接近できる機会だっただけに悔やまれるな~。
恋愛において一度逃したチャンスを挽回するのは相当困難なのです。


まとめ

・一花の本来の性格は末っ子気質、自分が好きでやりたいことを楽しむタイプ

・長女としての責任を全うする為、仮面を被って演技し続けた

・自分の気持ちを正直に風太郎に告白していれば大きく展開が変わった可能性もあった

風太郎と一花の心の距離は縮まったり離れたりを繰り返しながら、最後まで長女としての役割を演じ続けました。

私は現実にもし一花が存在していた場合聞いてみたいことがあります。

もし五つ子として生まれ変われるならどのポジションに居たいのか?

五つ子ではなく別人になりたかった?というのは酷な質問なので、、、。
もう一回長女をやりたいのか、三女末っ子など別のポジションに生まれ変わりたいのか、ぜひ本音を聞いてみたいです。

まあこの質問すらも、一花にはぶらかされてしまうかもしれませんが、、☟


以上「【五等分の花嫁一花評】本当は末っ子気質?一番損な役を演じた悲劇の長女【ネタバレ】」でした。

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