「ゲーム依存症」という言葉がWHOから精神疾患として正式に認定されました。
ゲームにはまって日常生活に支障をきたしている事をさすのですが、少年教育振興機構が2018年8月22日に発表した「青少年の体験活動等に関する実態調査」報告書によると、女子より男子の方が1日当たりのゲーム時間はかなり長いです。
年齢が上がっていくにつれてその差は大きくなり、高校2年時には男子は女子の約3倍のゲーム時間となっています。
これは女子の方はSNSの方に流れていくという理由もあるのでしょうが、どちらにしても男性がゲームにはまってしまう事は多いのです☟
酒、タバコ、ギャンブル、ゲーム
一部の人は依存症になり、毎日休むことなく朝から晩までやるようになる
本人が依存症に気づいたり理解しなければ、
やめたほうがよいですよ、やめませんか? と問いに、
やめる気はない!
とこたえるはず
— 禁煙外来医師 (@happylife0951) March 16, 2022
今回は我が家の実例も含めて、夫や子供がゲームにはまって悩んでいる方向けに、ゲームをやめさせられる(かもしれない)方法を3つご紹介します。
ネットで検索すると、ゲーム時間を親が決めるとか約束するとかが紹介されている事が多いのですが、はっきり言うとそれは根本的な解決にはなりません。
相手が本当に何を望んでいるのか?何をすれば欲求を満たされるのか?ここを押さえておかないと、結局は同じ事の繰り返しになってしまう可能性が極めて高いのです。
②人によって満足するゲーム時間はバラバラなので、自分で時間を決めてもらう。その約束は必ず守る習慣付けからはじめてみる
③平日や深夜にゲームをするのはやはり危険。寝不足から学校や会社に行けなくなる可能性があるので、その分休みの日にガス抜きしてもらう
我が家で実現できたゲームから抜け出す方法はコレ!
ゲーム依存という事は、リアル社会で満たされないものがあるという裏返しなのだ
女性より男性の方が、何をしてもはまってしまう傾向が高いのはみなさん気付いていると思います。
趣味やギャンブルに没頭してしまう男性が居るのと一緒で、それがゲームなのかそれ以外かの違いにすぎません。
ゲームと言うのは、日常生活では味わえない沢山の興奮や満足感を簡単に経験できます。
でもこれは逆に考えると、日常生活で満たされない「ココロのスキマ」があるからこそ、そのスキマをゲームで埋めているという考え方もできるのです。
「仕事や学校にちゃんと行ってるんだから、ゲームをして何が悪い!」と相手から言われたらそれも正論のような気もするのですが、実は満たされていないものが相手にはあるという事です。
ゲームで経験できる興奮や満足感を、リアル社会で補う事が出来れば、ゲームに用事は無くなるはずです。
ただこれはゲームにはまっている本人だけでは到底無理です。
ゲームにもいろんなジャンルがあるように、人にも向き不向きがあります。
我が家の場合、ゲームに最初にはまってしまったのは、実は私です(笑)
当時は1日に何時間もゲームをしてしまい、妻から冷ややかな目でず~と見られていたのですが、実は心の中ではゲームをする事自体に後ろめたい事を感じていたのも事実なのです。
しかしリアル社会で「ココロのスキマ」を埋める事は学校や会社に行くだけで埋める事は難しく、しょうがなく簡単に埋める事ができるゲームをしているという訳です。
人によっては言い訳だと感じてしまうでしょうが、では具体的に私はどうやってゲームをしなくなったのか??
それは資格勉強です。
勉強は勉強でも資格勉強というのがポイントで、資格勉強というのは明確な合格点と試験日が決まっています。
この目標に向かってひたすら頑張って、合格ラインを少しでも超えた喜びや興奮が忘れらず、私はゲームを辞める事ができました。
以前から何かの勉強をしたいとは若い頃からずっと思っていた事なのですが、やはり自分に言い訳してきて楽な方を選択し続けてきたのです。
リアル社会の何で心を満たされるのかは人によって全然違うので、スポーツでもいいし何かの趣味的なモノでもいいでしょう。
リアル社会で心のスキマを満たされる喜びや快感は、ゲームの何倍も大きいですからね。
ただしこれは周辺の人たちの協力が必要です。
時には気分転換しようよ!と強引に外に連れ出してみる事が必要かもしれませんし、子供ならさまざまな習い事をさせてみるとか、ある程度のお金も必要でしょう。
一つ言える事は、周りの人があきらめてしまったらそこで試合終了なのです!
ゲーム依存症を専門に治療する病院もあるようですが、まだまだ少ないのが現状です。
ゲームにはまっている人に寄り添いながら、周りの人が長期戦も視野にいれて一緒に前に進む事が大切ですよ。。
ちなみに私は、資格勉強を続けた後今ではこのブログを書く事にはまっております!
私にとっては、ブログ執筆はリアル社会の最高の「ゲーム」なのですよ。
私がリアル社会で面と向かって言えない事もブログなら書けますし、収益やPVという最高で明確な数字目標がありますからね。
もちろん仕事には支障がないようにしていますが、今までなら「仕事だけ」をそつなくこなしておけばいいかなという浮き沈みのない日常から、今ではすごく充実した毎日を過ごしていますよ。
ゲームをする本人に時間を決めてもらう。ゲームしている時に他人から横やりを入れられるほどムカつく事はない(笑)
ゲームは1日1時間!これの発祥は昔の某ゲームメーカーの社員だったそうですが、ゲームにはまっている人は、通常ならとても1時間では満足できないでしょう。
「ココロのスキマ」をゲームで埋める人にとって探し求めているものは、個人差もありますがプレイ時間ではなく、ゲームで得られる興奮や満足感だからです。
数時間ゲームして得られるレアアイテムかもしれませんし、強い敵を倒す事かもしれません。
それを1日1時間程度で達成できる可能性は限りなく無理で、逆にストレスが溜まる事もあるのです。
しかも一生懸命ゲームしている時に「宿題まだやってないの!」とか「1時間過ぎたわよ」なんて横やりを入れらる程、ムカつく事はないんですよ(笑)
これは何かに集中して没頭している人に共通して言える事で、「周りは喋るな!」オーラが出ているアレと一緒です。
この対策としては、ゲームする本人に時間を申告してもらいましょう!
その時間をOKとするのかNGとするのかは周りの人との話し合いにもよりますが、出来るだけ本人の希望をかなえてあげてください。
そうする事で、本人の「ココロのスキマ」が少し満たされるからです。
繰り返しになりますが、ゲームにはまっている人はゲームが大大大好き!というよりは、仕方なくゲームをやっているというケースも多いのです。
それを少しずつリアル社会で埋めていく為には、相手の欲求や努力を素直に認めてあげる事です。
学校のテストで何点以上(何番以上)だったら、好きなゲームソフトを買ってあげるとかもいいと思いますよ。
ゲーム好きの人にゲームソフトを買ってあげるなんて・・・と首をかしげる人も居るかもしれませんが、大切なのは相手の欲求や希望をかなえてあげる事なのです。
それを繰り返す事で、ゲームでしか満たされなかった「ココロのスキマ」が別のモノに変わる可能性は十分あります。
家庭として一定のルールは絶対必要。特に寝不足は生活リズムがボロボロになるリスク大!
ゲーム依存で一番怖いのは、日常の生活リズムが大きく崩れて「普通」の生活が出来なくなる事です。
深夜にゲームを長時間する事で寝不足になり、朝起きれなくなって学校や会社に行けなくなった・・・というのは良くある話です。
私も若い頃、当時出始めていたオンラインゲームに没頭してしまい、日中でもすごい眠気に襲われた時期が続いた時がありました。
この時は自分でもさすがにやばい!と感じてそのゲームは引退しましたが、当時はすごい勢いで昼夜問わずゲームにはまっていましたね。
そんな感じで、深夜にゲームをやるのは大変危険です。
家庭としても一定のルール作りは必要で、平日はゲームを長時間やっている余裕はあまりないんですよね。
だから妥協点としては、その分土日の休みの時にたっぷり本人の希望する時間ゲームをやってもらうのが現実的かと思います。
1日1時間としても、平日を除いて土日で分けてやれば1日当たり3時間以上ゲーム出来る計算になります。
ゲームをする時はとことんやってもらって、やらない時は気持ちを切り替えて日常生活を送ってもらう。
我が家では、子供も含めて平日はゲーム機は妻に預かってもらっています。
ブログに忙しくなった私は今は一切ゲームはしなくなりましたが、子供に対しても平日は無理だよという親の毅然とした態度を示す事が重要だと思います。
平日ゲームはするな!と子供に言っておいて、実はその親が平日もダラダラとゲームをしていたら、それだけで子供は不満やストレスを貯めてしまいますよ。
そういう周りの人の協力が、ゲーム依存から抜け出せる最初の入り口ではないでしょうか。
以上「【不登校】夫や子供にゲームをやめさせる方法は必ずあります⇒その3つのポイントはコレだ!!【引きこもり】」でした。