新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛で、あらゆる業種で売上が激減しています。
そんな中巣ごもり需要でゲーム関係の業種は結構盛り上がりを見せているのですが・・・
先日のニュースで、「新型コロナウイルスに感染した疑いで隔離された」とウソを言い、警察の業務を妨害したとして、横浜市西区の自称ゲーム代行業の男(25)を軽犯罪法違反の疑いで書類送検したというのがありました。
この男性の過去の収入源が、ゲームをプレーし進めて、レベルアップさせたものをフリマアプリで販売するという仕事だったようです。
調べに男は「外出自粛でゲームをする人が増えて、3月ごろから仕事が減った」と供述していて、毎月10万~15万円あった収入がなくなり「金がなくて家賃が払えなかった」とのこと。
このブログでは、あまり聞きなれないゲーム代行業とは何かざっとご紹介していきますね。
ポイントは3つです。
②ゲーム代行業は、複数案件持ちは当たり前!食べていくには能力とスキルが必要不可欠!
③巣ごもり需要でゲームをする人が増え、ゲーム代行業の仕事が激減している模様
好きなゲームを仕事とするのも楽じゃない?ゲーム代行業あれこれ
プレイヤーに代わってレベル上げやレアアイテムの取得を目指す!
ファミコン時代のゲームならともかく、オンラインゲームが当たり前の時代ではゲームを究めるのも並大抵の事ではありません。
スマホゲームにおけるレアアイテムやレアキャラなど、滅多に手に入らないモノを求めて長時間ゲームをする事になります。
いわゆる「有料ガチャ」などに大金をつぎ込む事が、一時期社会問題になりました。
そんな普通にプレイしていたのでは時間もお金もかかる人向けに、ゲーム代行業という仕事があります。
レベル上げやレアアイテムレアキャラの売買、アカウントの売買などゲームに関する事はなんでもやってくれます。
私は一時期FFⅪ(11)というオンラインゲームをやっていましたが、このゲームにはまってしまうとリアルの仕事の時間よりゲームをする時間の方が長くなります!
あの人より強くなりたい!とかあのアイテムが欲しいなど、次々とやりたい事が出てきます。
しかしそこはサラリーマンの宿命・・・、仕事とゲームをどうやって両立させていくかに悩まされるのです。
私は発売日組でしたが、今うっすら記憶に残る所では徐々にMPを回復させる事が出来る赤魔導士専用の魔法「リフレッシュ」が高値で売られていましたね。
そういう時には実際の「カネ」でゲームアイテムを買いたい!という人が増えてきますし、ゲーム内で使える通貨そのものを買うケースもあります。
オンラインゲームの人気が出れば出る程ゲームをする人が増えますから、そのゲーム代行業の需要も増えていくでしょう。
例えばスマホゲームの「ドラゴンクエストウォーク」「代行」で検索すると、代行の仕事がわんさか出てきました☟
ゲームを引退した人のアカウントそのものを売買するケースもあって、これは規約的にどうなのかと怪しいものもありました。
まさにネット時代ならではの仕事と言えると思います。
ゲーム代行業で食べていくには複数案件持ちは当たり前
そんなゲーム代行業ですが、好きなゲーム三昧でお金が稼げるなんて羨ましい!と思いきや、現実は大変そうですよ。
副業でちょっと稼ぐのなら楽しくできそうですが、ゲーム代行業だけで食べていくとなると、当然1件2件の仕事だけでは稼ぐことはできません。
常に複数のゲームを効率良くプレイしていく必要があります。
モニターを2台3台前にしつつ、スマホを手にしつつ、ひたすらゲームをしていきます。
どれくらい稼げるかは、ゲーム代行業本人の能力全てにかかっているのです。
ある人のブログを読むと、ひと月に300件ぐらいかけ持ちしているんだとか!
1ヶ月で300件なんて、「普通」にプレイしていたのでは到底達成できません。
なので、チートや自動化などで対応していく事になります。
あとは自分の好きなゲームだけでなく、時には興味が無い苦手なゲームもやらなければならないという事です。
先ほどのドラクエウォークなら体を実際動かさなければいけないでしょうし、クイズゲームならある程度の知識も問われます。
ゲームが好きなだけでは稼ぐ事が出来ない仕事、それがゲーム代行業なのです。
巣ごもり需要でゲーム代行業も苦しい時期に?
新型コロナウイルスの感染拡大防止で全国に緊急事態宣言が出されて、外出自粛要請が続いています。
ニンテンドースイッチの「あつ森」が爆売れするなど、ゲーム業界にとっては良い話題ばっかりのような気がするのですが、家でゲームをする人があまりにも増えてしまうと、ゲーム代行業に依頼する人が減るようですね。
しかも今回の新型コロナの影響は、仕事をしている人のお財布にも影響していますから、ゲーム代行業に頼むお金なんて無い!という人も多いのでしょう。
このゲーム代行業に関して、本当にどれくらいの収入を得ているのか実態が分かりにくいというのが現状です。
ほぼ個人間の取引になりますから、一般社会における領収書や受け取り証明などのやり取りはまず行われないでしょう。
新型コロナウイルスの経済対策で、所得が減少した人を対象にした「持続化給付金」の給付がはじまりましたが、この給付を受けるには前年と当年の所得を証明する書類が必要です。
ゲーム代行業をやってて、ちゃんとした所得を証明する書類を持っている人はどれだけ居るでしょうかね。
国からの給付を受け取る事もできず、ゲーム代行業の人もかなり苦しい状況が続きそうです。
以上、「ゲームプレイ代行業の収入が激減?ここにも新型コロナウイルスの影響が!」でした!