子どもから大人までスマホを持っているのは当たり前になりつつありますが、それでも発生してしまうのが通信障害です。
過去にも大手キャリアの通信障害がこれだけ発生しています☟
2015年7月 | KDDI(au) メールが使えなくなる 796万人に影響 |
2018年12月 | ソフトバンク 音声通話とデータ通信が使えなくなる 3060万人に影響 |
2021年10月 | NTTドコモ 音声通話やデータ通信が使えなくなる 1000万人に影響 |
2022年7月 | KDDI(au) 24時間以上音声通話やデータ通信が繋がりにくい状況が発生 3915万人に影響 |
2022年7月に発生したKDDI(au)の通信障害にいたっては、土曜日の未明から日曜日の午後にかけて丸1日以上繋がりにくい状況が発生。
一部のATMが使えなくなり、クロネコヤマト宅急便の荷物追跡システムが機能しなくなるなど、私たちの一般生活にまで影響を及ぼす事態となっています☟
au通信障害でKDDI社長が謝罪 影響回線数は最大で3915万 同社史上最大規模https://t.co/dx3QUj2ovA pic.twitter.com/txvUJd6v0r
— ITmedia NEWS (@itmedia_news) July 3, 2022
大手キャリアとはいえ、いつ携帯やスマホが使えなくなってもおかしくないのが現代の通信事情なのです。
そんな通信障害が発生している時、とりあえず相手と連絡を今すぐとりたい人もいるでしょう。
また怪我や病気などで警察や消防に緊急連絡をしたい場合もあります。
このブログではスマホの音声通話が使用できない通信障害時でも、街にあるWi-Fiやデータ通信を利用して電話番号に電話をかける方法を具体的に3つご紹介します。
Wi-Fiが使えればLINEは使えますが、個人の家やお店など電話番号に直接電話をかけたい場合などに有効な方法です。
また災害の時など通信インフラが使えなくなっている時にも覚えておいて損はないと思いますよ。
Wi-Fiを使って電話番号に電話をかける方法
IP電話は110や119などの緊急電話には直接かけれない
最初にお断りしておきますが、Wi-Fiを利用した音声通話はIP電話と呼ばれています。
インターネット回線を使用するのでネット回線が使える場所ならどこでもIP電話で通話できますが、一つ注意することがあります。
全国共通である119番消防や110番警察などの3桁緊急番号にはかけることはできません。
なので、地域にある消防署や警察署の電話番号を調べてそこにかけましょう。
また通常のスマホの音声通話や自宅の固定回線とは違い、IP電話の音声品質はあまり良くない事が多いです。
ノイズが多かったり会話が遅れて聴こえてくるなど、人によってはイライラしてしまうかもしれません。
なのであくまでも一時的、臨時的に使用するのが良いかもしれませんね。
MicrosoftのSkype
一つ目の方法はマイクロソフトのスカイプを利用する方法。
Google PlayもしくはApp Storeから無料でダウンロードできます☟
Skypeを利用するにはマイクロソフトのアカウントが必要。
登録自体は無料です☟
下にある通話ボタンをタップして、右上の電話マークをタップすると電話番号が入力できます☟
Skypeの通話料金は下記の通り☟(2022年7月時点)
クレジット 世界中どこでも対象 | 600円/185分 1200円/375分 3000円/940分 |
月額プラン 国内の携帯と固定電話対象 | 850円/300分 |
月額プラン 国内の携帯と固定電話対象 | 475円/100分 |
月額プラン 国内の固定電話対象 | 475円/無制限 |
月額プラン 国内の携帯と固定電話対象 | 2400円/無制限 |
一番安いプランは475円ですね。
ちなみにSkype同士の通話は何時間でも無料となってます。
そしてWordやExcelなど、Officeソフトのサブスクサービス「マイクロソフト365」を利用している人は、1ヶ月60分まで無料で利用可能です。
LINE Out(LINE Out Free)
スマホを持っている人ならほとんどの人がインストールしている(であろう)アプリ、LINE。
このLINEにはIP電話を利用して外部に電話をかけられるサービス「LINE OUT」があります。
ホーム画面から「サービス」→「すべて見る」→便利ツールの「LINE Out Free」をタップ☟
そして画面上のテンキーマークをタップすると電話番号入力画面になります☟
画面に「広告を見て無料通話」と表示されました。
LINEで電話番号に電話をかける時には、無料版と有料版があります。
無料の場合は「LINE Out Free」と呼ばれるもので、15秒ほどの動画を視聴したあと自動的に電話を発信します。
私が試した時にはPay Payフリマの広告動画が流れました☟
無料で電話し放題ってすごいじゃん!と思う人もいるかもしれませんが、この無料通話は1日5回までの制限があります。
更に1回当たりの通話時間は、固定電話には3分、携帯電話には1分の時間制限もあります。
なのでLINE Out Freeは万が一の緊急用と割り切って使う方がいいかもしれません。
そして有料版LINE Outの国内通話料金は下記の通り☟
コールクレジット (固定電話) | 3円/1分 |
コールクレジット (携帯電話) | 14円/1分 |
30日プラン (固定電話60分) | 120円 |
30日プラン (固定・携帯電話60分) | 390円 |
30日プラン (固定・携帯電話120分) | 720円 |
無料プラン | 無料広告を見て通話可能になる ※1日6回まで利用可能 |
コールクレジットは120円分から購入可能。
海外へ通話も可能ですが料金が異なります。
ちなみにお互いがLINEユーザーなら、時間無制限で無料通話が可能です。
050 plus
「050 plus」はNTT Communicationsが提供しているIP電話サービスです。
先に紹介したSkypeとLINEの電話と根本的に違うのが、050ではじまる専用の電話番号が利用者に割り当てられます。
アプリはGoogle playもしくはApp Storeからダウンロードしましょう☟
アプリを起動してキーパッドをタップすると、数字のテンキーが表示されて外部に電話をかけることができます☟
050plusを利用する時は事前の申し込みが必要ですが、支払い用のクレジットカード等があれば5~10分程度で手続きができます。
050plusの通話料金は下記の通り☟
基本料(毎月) | 330円 |
国内の固定電話へ | 3分8.8円 |
国内の携帯電話へ | 1分17.6円 |
050 plus同士 | 無料 |
毎月の基本料が必要ですが、専用の電話番号を持てるのが特徴です。
一番確実に通話できるのが公衆電話だが、、
災害時などの緊急時に一番相手と確実に通話できるのが公衆電話なのですが、最近では街で見かける機会がかなり少なくなっています。
それもそのはず。
公衆電話の維持管理にお金がかかるという名目でどんどん台数が減ってるんですよね。
あとは、災害時などの避難場所となっている公民館などに公衆電話代わりの固定電話の設置が進められているようです。
今回ご紹介したWi-fiデータ通信だけで外部に電話をかける方法は、意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
公衆電話は少なくなっていますが、Wi-fiに関してはコンビニやスーパー、駅や高速道路のSAなど無料で利用できるスポットもかなり多いです。
以上「【緊急災害用】通信障害時、スマホから街のWi-Fiだけで相手の電話番号にかける方法」でした。