※当ブログでは広告を利用しています

【かいよう性大腸炎】ステロイド系注腸薬には要注意!食生活に気を付けなければならないその理由とは?

かいよう性大腸炎201910-2

私は現在、かいよう性大腸炎という国の指定難病で通院治療を行っています。

かいよう性大腸炎は、下痢と血便が慢性化する事で大腸内がただれて大腸がんのリスクが高くなってしまう病気です

今の所根本的治療方法は見つかっていませんが、大腸内のただれを抑える治療方法はいくつかあります。

その内の一つが、ステロイド系の注腸薬「ステロネマ」です

ステロネマ

飲み薬はどうしても大腸に成分が届く前に薄まってしまい、薬の効果が小さくなってしまうのですが、この「ステロネマ」は大腸に直接注腸するので効果は絶大です。

難点は一人では注腸できない事ですね。

このステロネマはステロイド系の注腸薬であり、少なからず副作用もあります。

どのような副作用が発生するかは個人差がかなりあるのですが、私の場合ですと顔のむくみと食欲の増進でした

この時の詳しい内容はこちらのブログでご紹介しております☟

 

潰瘍(かいよう)性大腸炎治療薬のステロネマを半年使用して分かった5つの事

私は現在、国の指定難病である 潰 瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)で投薬治療を続けています 。 潰瘍性大腸炎になると、大腸の内部が慢性的にただれたり荒れたりする事によって血便が出たり下痢が頻発するようになります。 なぜ大腸の内部がただれたり荒れたりするのか、その原因ははっきりしておりません。 その為この病気は完治する事は無く、投薬治療で症状をコントロールしていくしかないのが現状です。


実はそのブログ内で紹介している副作用以外にも、明らかに今まで起きなかった症状が発生していました。

今回はその症状をご紹介したいと思います。


ステロイド系注腸薬使用中は、体の免疫力の低下に要注意!

ステロネマ使用期間中に、体調が悪くなる事が複数回発生していた

私はステロネマによる治療を約8ヶ月間実施しました。

その結果下痢や血便の症状は治まり、今現在は錠剤の「ペンタサ」による飲み薬のみでの経過観察期間中となっています。

そんな私ですが、その8か月間に体調が悪くなる事が複数回発生していたのです。

具体的な症状は吐気と頭痛です

当初は加齢や食べ物による影響じゃないかと思っていたのですが、実はその原因が今回ほぼ特定できたのです。

 


体調不良1回目:夕食で刺身を食べた翌日に体調不良

時期は5月ぐらいだったと記憶しておりますが、夕食時にスーパーで購入した刺身を食べたのです。

ちなみにこの刺身、スーパーで購入後常温で長期間放置していたり、賞味期限がギリギリだったなどと言った訳アリでは全くありませんよ。

購入後は5分ぐらいで帰宅してすぐ冷蔵庫に入れていますし、この刺身自体当日作られた新鮮なものでした。

 

刺身

そして刺身を食べた翌日の朝、体調不良が発生!

とにかく朝から食欲が全く無くて、吐きそうな程気分が悪かったんです

頭痛も発生していて、なんとか仕事に行ける状態でした。

その時に原因だと思っていたのが、刺身です。

温度管理には気を付けていたのですが、それでも生モノですから加熱した食品に比べると食中毒のリスクは高いですからね。

この時は、軽い食あたりか食中毒かなと思っていたのですが・・・。

 

ちなみにその刺身ですが、家族で同じものを食べたのですが体調不良になったのは私だけでした。


体調不良2回目:夕食時で焼肉を食べた翌日に体調不良

ある日の夕食で焼肉を食べた時の話です。

私はもともと肉はしっかりと焼く派なので、この日も十分焼きながら肉を食べました。

焼肉

そしてその翌日・・・。

刺身を食べた翌日と全く同じ症状が発生!

とにかく朝から食欲が無いのと、吐気と頭痛がセットでした

 

今回の吐気はとても症状が重くて、仕事が出来る状態ではありませんでしたので仕事を休んで病院に行くことにしました。

ちなみにその時に行った病院は自宅近くの個人病院で、かいよう性大腸炎で通院している病院ではありません。

(かいよう性大腸炎で通院している病院は基本的に予約制なのと、その担当の先生も予約制だからです)

その個人病院で血液検査を受けて、その検査結果と私の症状から出された診断結果は・・・

 

感染性胃腸炎でした

 

感染性胃腸炎とは、ウイルスなどの細菌が原因で引き起こされる胃腸炎の総称です。

胃腸炎

冬場に発生しやすいノロウイルスが原因の「腸管出血性大腸菌O157」も胃腸炎の一つです。

主な症状は、下痢・吐き気・おう吐・腹痛・発熱などです。

症状の程度は個人差がかなりあって、通常3日以内に回復するとのことです。

 

さて私の胃腸炎の場合、一番怪しいのが・・・「焼肉」ですね!

今回体調が悪くなったのが10月という事もあり、ノロウイルスが原因とは考えにくのです。

ノロウイルスによるO157は下痢の症状を伴う事が多いのですが、私の場合強い吐気(実際吐いたりはしませんでしたが)と発熱でした。

ウイルスというよりは、肉の加熱が不十分でその細菌が原因で胃腸炎になったと考えるのが自然ですね

しかもその数か月前、刺身で胃腸炎と思われる症状が出たのも納得できます。


体の免疫力が低下していると、胃腸炎になるリスクが高くなってしまう可能性がある!

ここで一つの疑問が出てきます。

私は今まで、刺身や焼き肉を食べて食中毒や胃腸炎になった事は一切ありません。

しかもこの短期間に、胃腸炎と思われる体調不良が数回発生しているのです。

なにか原因があるはずですよね・・・。

その原因こそが、ステロイド系の「ステロネマ」注腸薬による副作用が原因だったのです!

 

以前「ステロネマ」の副作用として、顔のむくみや食欲増進などの副作用の症状が発生しているとブログで紹介しました。

実はそれ以外にも、体の免疫力の低下という副作用が発生する可能性がある事が分かりました

免疫力の低下

そして免疫力が低下している状態で刺身や焼き肉などを食べると、普通の人なら全く問題なくても胃腸炎になってしまうリスクが高くなるのです。

ここでのポイントは、免疫力は低下しているのに食欲は増進しているという事です。

モリモリ食事はしているのに、実は体は弱っているという状態なんですよ。

大盛り焼きそば

私自身、疲れやすいとか風邪をこじらせたとかいう事は一切なかったので、免疫力が低下しているとは思ってもいませんでした。

思えば刺身で体調が悪くなった時に病院に行っておけばよかったなと反省しているのですが、頭痛と吐気がセットで襲ってきますので、風邪の症状と似ている事も素人判断をしてしまう恐れが高いので、注意が必要です。

とにかく焼肉で感染性胃腸炎になったとほぼ原因は特定できましたので、今後は生ものや肉類(特に焼肉)には要注意ですね。

これでめでたしめでたし・・・とならなかったんですよ!

話しの続きがまだあります


胃腸炎が直った翌週に、肌のかゆみと赤い発疹が発生!

感染性胃腸炎の薬を3日分処方してもらい、その薬を飲み切る頃にはほぼ通常通りの生活ができるまでに体調は回復していました。

しかし、その翌週に肌のかゆみと赤い発疹ができてきたのです。

皮膚炎

 

かゆみ自体は軽いものでしたが、特にひじやひざ部分に発疹ができてきたのです。

当初は季節の変わり目という事もあり、肌が乾燥してきたかなと思っていたのですが、先日の感染性胃腸炎の件もあって、素人判断は危険ということで近所の個人病院皮膚科に行く事にしました。

その診断結果は・・・

 

体の免疫が衰えている時に焼肉を食べた事で、食品の成分が体に入りこむことで起きている一種のアレルギー反応みたいな症状だとの事

 

要するに感染性胃腸炎の症状がまだ続いているという事ですね。

ちなみに皮膚科の先生には、先日感染性胃腸炎になった事とそこで処方された薬を申告しております。

最初はその薬の副作用かもと言われたのですが、感染性胃腸炎の薬で肌に発疹が出来るのはかなりまれだとの事。

それよりは焼肉の方がかなり疑わしいとの事で、肌のかゆみや発疹は2週間程度で治まるとの事でした。

ただこの症状も個人差があって、症状がかなり重くなる可能性も考えられますので、念の為かゆみ止めの錠剤と塗り薬を処方してもらいました。

 

それから2週間後・・・、肌のかゆみや発疹はほぼ無くなりました。

ようやく感染性胃腸炎が完治したようです。


まとめ…体の免疫が低下している時は、生モノや肉類は出来るだけ避けた方が良い

今回夕食の焼肉でここまで体調が悪化するとは思ってもいませんでした。

体の免疫力が低下している可能性が極めて高かったのでしょうね

元々かいよう性大腸炎で治療中という事もあり、消化器官は普通の人に比べて良い状態とは言えないのが現実です。

食生活には今まで十分気を付けていたのですが、これからは生ものや肉類に関しても注意する必要があります。

十分加熱して調理するのはもちろんの事、食べる頻度や量も出来るだけ少なくした方が良さそうです

そしてどうしても食べたい時は、仕事に支障が出ないよう休みの前の日に食べようかと思っています。

まあそこまでして刺身や牛肉を食べたい気持ちは今は全くありませんが、刺身がダメだとなると寿司も食べられなくなるんですよね・・・。

 

現在は「ステロネマ」による治療は一時中断していますので、徐々に体の免疫力は回復すると思うのですが、これもかいよう性大腸炎で通院している診断の結果次第では再度「ステロネマ」治療が再開する可能性もあります。

今後は現在の治療内容をふまえて、食事にも気を付けていきたと思います。

かいよう性大腸炎201910-2
ぜひお気軽にどうぞ!