食品工場ってどんな仕事や作業をするの?(パートアルバイト編)

みなさんは食品会社の工場の中がどのようになっているのか知っていますか?

工場内の現場の仕事はサービス業とは違い外から見えない空間ですので、一般の方が見たり知ったりする機会が少ないですよね。

でも実際食品工場で働くとなった時に、どのような仕事や作業をするのかはすごく気になる方も多いと思います。

今回はアルバイトやパートの方が、食品工場でどのような作業をしているのかを過去工場勤務経験のある現役食品会社社員の立場からご紹介します

もちろん工場や会社によって細かい作業内容は異なりますので、参考程度に捉えて頂けたらと思います。


食品工場全体の仕事の流れとは

食品を扱う工場内においては、特に衛生管理が厳しく求められています

工場内はいくつのもフロアに隔離されており、そのフロアは自由にいつでも行き来する事は基本的にはできません。

倉庫なら倉庫内だけで作業する人、包装室内だけで作業する人という人員配置がされています。

また原材料を直接扱う室内においては、特に作業の内容において注意点が沢山ある事が多いのです。

そしてこの包装工程において、人員が大量に必要な場合があります。

コンビニの総菜や弁当などの盛付工程がその一例です。

食品工場の流れ

今回は流れ図の中で、特に人手が必要な場合が多い包装工程におけるパートやアルバイトの仕事内容をご紹介します。


手洗いを徹底される、肌が弱い人は手荒れに注意!

 

手洗い

食品工場の中は常に衛生的に保つ必要がある為、作業する人に対しても衛生管理に関して厳しくルールが決められています

専用の作業着や帽子やマスクは当然ですが、とにかく手洗いは念入りに行うよう指導されます。

石鹸と爪ブラシを使用して手全体を入念に洗った後、アルコール殺菌します。

この手洗いとアルコール殺菌は、工場内から一旦外に出て再度中に入る度に行う必要があります。

1日に何回も手洗いをしますので、肌が弱い人はこれだけで手荒れの原因となるかもしれません

手が荒れてしまうと、黄色ブドウ球菌という食中毒の原因となる菌が傷口に存在してしまう可能性が高くなってしまうのです。

製品への異物混入を防ぐ為、手荒れ箇所のカットバンや絆創膏の使用が原則禁止されている所も多いようです。

手荒れしないよう、肌が弱い人は日々自宅で保湿クリームなどでケアしておきましょう。


基本は立ちっぱなしでの作業

 

立ちっぱなしの作業

包装工程では、ベルトコンベアで流れてきた原材料などを袋や容器に詰める作業が基本になります。

作業中は基本的に立ちっぱなしでほとんど動く事もできません

コンベアから原材料が流れてくる限り、ひたすら与えられた作業を続ける事になります。

工場勤務の経験がほとんど無い人が現場に来た時に、この立ちっぱなしの作業がとにかくつらいという話を良く聞きます。

作業自体は詰めたり移し替えたりするなどの単純作業なのですが、次から次へと息を抜く暇もなくモノが流れてくるのです。

慣れている人からすれば全然楽な作業なのですが、初心者や工場でのアルバイト経験が無い方だと最初はかなりつらい作業だと思います。

この立ちっぱなしで長時間の単純作業が出来るかどうかが、工場での仕事が合っているかどうかを判断する目安になります。


検品作業がとにかくつらい!

食品工場内において、アルバイトやパートの人に任せられる代表的な作業で検品作業があります。

ベルトコンベアから流れてくるモノの内、規格外や不良品を取り除く為に行われるのが検品作業の目的です。

これがとにかくつらい!という方が、過去すごく多かったのです。

まさに人間ロボット的な仕事なのですが、いつ終わるとも分からないエンドレスで同じ作業を立ったままひたすら集中して繰り返します。

人によっては頭がおかしくなりそうな感覚に陥るみたいですね

つらい作業

俺(私)は何をやってるんだろう・・・みたいな境地になるようです。

この検品作業はひたすら単純労働なのですが、その役割は相当重要なのです。

不良品が混じるか混じらないかの瀬戸際での作業ですからね。

この単純で次々と流れてくるモノを淡々と処理できる能力を、食品工場内で働く時には求められます。

その時には仕事の意味などを深く考えてはいけません

この検品作業時には人間ロボットになりきるしかないのです。


社員によって指導力にかなりの差がある

工場で働いている人は頭よりもまず手を動かせ!と教えられている事が多く、その結果自分の考えをストレートに相手に伝える傾向が強いのです。

これぐらい出来て当たり前だよね?

まだ作業終わってないの?

この前注意したばかりじゃん

今のご時世ならパワハラという事態になってもおかしくない発言がどんどん出てきます。
怒る男性
アルバイトやパートで働いている人は、こういう社員の発言をまともに聞かなくても全然大丈夫です!
こういう社員は先輩社員からもこういう指導法で育っているので、これが当たり前だと思っているのです。
話半分くらいの気持ちで聞いておきましょう
ただしこれが社員同士の話になると具合が少し違ってくるのですが・・・。
また、分からない点や不安に思う事はとにかく事前に聞いたり質問したりすることを強くオススメします。
食品工場に限らず、ライン作業は多少の不具合や問題があってもそのまま機械は動き続けています。

その結果後で問題が発覚した時には大量の不良製品が積みあがる事になり、その手直しに更に時間がかかってしまうのです。

その不具合や問題をいかに早く発見するか、事前防止できるかが工場作業のポイントなのです。

アルバイトやパートの人にそこまで高いレベルは求められていませんが、それでも社員に伝える事自体は可能なはずです。
少しおかしな事を社員に伝えるだけですごく価値のある事ですし、その社員に喜ばれる事は間違いないです。
あなたの評判も上がって、周りの社員の対応もすごく良くなる事間違いなしですよ。

現場の環境は工場によってまちまち、滑りやすく暑い事も多く怪我の危険も

水分補給

工場内は基本的には衛生的に保たれているはずですが、その労働環境がどれくらい整備されているかは工場によってバラバラです。
工場内はどうしても熱源が多い為、蒸し暑い事も多いのです。
ただでさえ帽子やマスクや手袋など完全防備状態ですから、通常の気温でも暑く感じてしまうのです。
まあメリットとしてダイエット効果があると言えなくもないのですが・・・。
なお水分補給の為に工場内にウォータークーラーを設置している所もあります。
また床が濡れている事も多く、足元に気を付けないと転倒の危険もあります。
更にベルトコンベアなど常に機器が動いていますから、手や服などの巻き込まれ事故も多いのです。

切り替え作業を覚えるのが大変

切り替え作業

食品工場において、朝から晩まで同じ作業や仕事を続ける事は滅多にありません。
1日の内に多種多様なモノを作りますので、その度にラインや機械の切り替え作業や洗浄組み立て作業が発生してきます。
その切り替え作業の一部は、アルバイトやパートの人が担当する事も多いのです。
この切り替え作業をいかに手早く正確に行うかが、工場内の仕事でも結構重要な部分になります。
この切り替え作業は時間との闘いになりますが、それと同時に正確性も求められます。
どんなに早く切り替え作業ができても、間違ってセットしたり設定してしまっては全く意味がありません。
この早くて正確な切り替え作業を覚えるのが結構大変なのです。
最初は社員の方が教えてくれるのですが、先ほどもご紹介した通り工場の社員は自分の思っている事を遠慮なく言ってくる事が多いのです。
いろいろ言ってくる社員の言動に慣れるかどうかは、工場内で働く際に結構重要になってきます。
コミュ力までは必要ありませんが、相手から言われた事や教えられた事をなるべく早く覚えて次回は単独で作業できる事が求められます。
機械や切り替え作業が多ければ多い程覚える事も増えていきます。

働く時期によって、忙しさが全然違う

工場内は忙しい

これは工場にもよるのですが、働く時期によって仕事や作業の量にかなりの差が出る時があります。
忙しい時は周りの社員の含めてトイレに行く暇もない程慌ただしいのですが、暇な時はゆっくり会話したり休憩に行ける程余裕がでます。
アルバイトやパートの人にとって一番理想的なのが、仕事に就いた時にある程度暇な時期で周りの人から丁寧に教えられる時間がある事です。
作業の細かい注意点も把握できますし、仕事に徐々に慣れる事ができるのです。
これがいきなり戦場みたいな工場現場に入ると、周りの人もすごくピリピリしていますし丁寧に教えてくれる時間などありません。
少しでもモタモタしていると容赦なく注意されますし、作業の量自体もすごく多いので心身共に疲れてしまいます。
そんな工場で長く働き続ける事は到底無理な状況に追い込まれてしまうのです。

まとめ

みなさん、少しは食品工場の仕事がどのようなものかお分かりいただけたでしょうか?
注意点やネガティブな事ばかり書いてしまったかもしれませんね。
どうしても食品工場というのは、決まりやルールやマニュアルに沿って作業する事を徹底的に求められます。
そこから逸脱した行為は基本的には全てNGなのです。
食に対する世間からの安心安全が求められる中、やらなければならない事は増える事はあっても減る事はないのが現状です。
その現状では、自分の考えや意見がなかなか通じない事も多いのです。
それを仕事として大切な事として見るか、我慢できないと判断するかは人それぞれです。
食品工場内の仕事を考えている方にとって、少しでも予備知識として参考になれば幸いです。

 

 

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