このブログでは、2020年2月26日に日本穀物検定協会が発表した、2019年産米の食味ランキングをご紹介します。
5段階評価で最上級の「特A」は54銘柄で、18年産の55銘柄に次ぐ過去2番目の多さとなっています。
新潟県魚沼産のコシヒカリが特Aを維持する一方、東北や北陸、九州などの21銘柄が1ランク下の「A」に後退。
逆に20銘柄が、A以下から特Aに昇格するなど、銘柄の入れ替わりが激しい結果となりました。
19年産米の特Aランク54銘柄をご紹介
155銘柄中で最上級の特Aランク54銘柄はコレ!
北海道 | ゆめぴりか ななつぼし ふっくりんこ | |
青森 | 津軽 . | 晴天の霹靂 まっしぐら |
岩手 | 県中 県中 | ひとめぼれ 銀河のしずく |
宮城 | ひとめぼれ つや姫 | |
秋田 | 県南 中央 | あきたこまち ひとめぼれ |
山形 | 村山 置賜 村山 置賜 | つや姫 つや姫 雪若丸 雪若丸 |
福島 | 会津 中通 浜通 中通 | コシヒカリ コシヒカリ コシヒカリ ひとめぼれ |
茨城 | 県央 | コシヒカリ |
栃木 | 県北 県北 県南 | コシヒカリ なすひかり とちぎの星 |
千葉 | 県北 | コシヒカリ |
新潟 | 上越 魚沼 岩船 | コシヒカリ コシヒカリ コシヒカリ |
福井 | いちほまれ | |
長野 | 東信 中信 北信 | コシヒカリ コシヒカリ コシヒカリ |
岐阜 | 飛騨 | コシヒカリ |
静岡 | 東部・中部・西部 西部 | きぬむすめ にこまる |
滋賀 | コシヒカリ みずかがみ | |
兵庫 | 県北 県南 | コシヒカリ きぬむすめ |
島根 | つや姫 | |
岡山 | きぬむすめ | |
徳島 | 北部 | あきさかり |
香川 | おいでまい | |
愛媛 | にこまる | |
高知 | . 県北 県西 | ヒノヒカリ にこまる にこまる |
佐賀 | 夢しずく さがびより | |
長崎 | にこまる | |
熊本 | 県北 県北 | コシヒカリ 森のくまさん |
宮崎 | 西北山間 霧島 | ヒノヒカリ ヒノヒカリ |
鹿児島 | 県北 | あきほなみ |
19年産は、長雨や台風、収穫前の高温で品質に影響を受けた地域も多く、同協会は「近年の気候変動に対応した品種がランクを上げた」と分析しています。
19年産米の食味ランキング概要
全155銘柄のランキングの内訳は次の通りでした。
年産\ランク | 特A | A | A’ | B | B’ | 計 |
2019年産 | 54 | 73 | 28 | 0 | 0 | 155 |
2018年産 | 55 | 67 | 32 | 0 | 0 | 154 |
2019年の調査のうち、18年産で特Aだった福岡の「ヒノヒカリ」が猛暑でコメの品質が低下し、県が調査を辞退しています。
また、有名ブランドの新潟県・佐渡産のコシヒカリは2004年以来、15年ぶりに2番目の「A」評価となりました。
その一方、福井のいちほまれは初登場で特Aに選ばれています。
以上、2019年産米・全国食味ランキングでした!