自宅の掃除の中で、最も手間が掛かる場所の一つがキッチン換気扇の掃除でしょう☟
特に油汚れがひどい場合、掃除をするのにすごく時間がかかってしまい、その割にはあまりに綺麗にならなかったという事も多いと思います。
実は換気扇の掃除をする時は、少しのコツで掃除の効果を最大限に上げる事ができるのです。
今回は換気扇を効率的に掃除する為のコツと方法を、写真を元にご紹介していきます。
なお今回ご紹介する換気扇の種類はダクト用換気扇ですが、一般換気扇でも掃除をする流れは一緒ですよ☟
換気扇掃除を出来るだけ簡単に楽にやる方法はコレだ!
年末の大掃除で換気扇の掃除をしてはいけない理由
年末に自宅の大掃除をする時に、一緒に換気扇の掃除をする方も多いと思います。
実は換気扇の掃除をするのは、年末を含む冬時期には出来るだけやらない方がいいんですよ。
私が過去換気扇の掃除をしたのは年末でしたが、その時にすごく掃除に時間をかけたにもかかわらず、イマイチ綺麗にならなかった苦い経験があります。
その時は私の掃除方法が悪かったんだろうと思っていましたが、気温が低い冬場においては油汚れの掃除には適さない時期だという事が分かりました。
飲食店のように定期的に換気扇の掃除をするような場合は別ですが、家庭で半年に1回ぐらいのタイミングで換気扇の掃除をする場合は、出来るだけ気温が高い時期に掃除をすると、とても楽に汚れを落とす事ができます。
と言っても真夏に掃除をするのも大変ですので、秋とか春などにその日の天気や気温を確認しながら掃除していきましょう。
通常の油汚れなら油汚れマジックリンが一番コスパが良い
実際換気扇の掃除をする時に、どの洗剤がいいのでしょうか。
換気扇掃除用(油汚れ用)の洗剤って、かなりの種類が発売されています。
ホームセンターに行っても、300円から1500円ぐらいのものまで価格もピンキリです。
どの洗剤を使用するかは実際どれくらい換気扇が汚れているかにもよるのですが、今回私が使用した洗剤はごく普通の油汚れマジックリンを使用しました☟
値段は300円ですので、通常程度の換気扇の汚れでしたらこれで十分だと思います。
ちなみに換気扇掃除用の洗剤をホームセンターで探した所、300円の次に安いものが1000円の洗剤しかありませんでした。
換気扇の掃除をするのに1000円の洗剤はためらいますよね・・・。
なので、掃除をする時の気温が少しでも高い日に油汚れマジックリンを使用して換気扇の掃除をしましょう。
換気扇掃除に必要なモノを事前準備する
換気扇真下のIH(ガスコンロ)にダンボールと新聞紙を敷いておく
それではさっそく掃除を開始しましょう!
まず換気扇の真下にあるIH、又はガスコンロがすっぽり隠れるぐらいの大きさのダンボールを敷いておきます☟
換気扇の部品を外そうとして誤って部品が下に落下した時に、IHプレートやガスコンロが割れたりするのを防ぐ為です。
過去に自宅のIHトッププレートが割れた時の様子をブログ内にて紹介しています☟
IHトッププレートのひび割れが発生!その原因と修理金額は?保険は?
先日自宅のIHクッキングヒーターのトッププレートがひび割れているのを発見しました! それも一目で分かるぐらいプレート上部の両端にかけてひび割れしていました。 今回このトッププレートのひび割れを確認してから、保険会社と修理業者とのやり取りの一部始終をご紹介します。 実際家財が破損した時に保険の対象になるのかはその時の状況次第です。 今回ご紹介したケースはあくまでもご参考までに。 …
この時はモノを落としたりした時の衝撃によるひび割れではないと業者から言われたのですが、どちらにしてもIHトッププレート上にモノを落としたりするのは厳禁です!
換気扇の部品を外す前に、必ずダンボールを敷いておきましょう。
その次にシンク全体に新聞紙を敷いて、換気扇掃除中の汚れが周辺に付かないようにします☟
これで思う存分掃除をする事ができますね。
換気扇の部品を順番に慎重に外して掃除していく
新聞紙を敷いたら、いよいよ換気扇の部品を外していきます。
念の為に換気扇の取扱説明書を用意しておくと安心ですよ。
まず写真の白い板状の整流版を外していきます☟
整流板の左右上部に爪のような固定金具で固定されているので、この爪を下げながら整流板を外します☟
この整流板はかなり大きくて重いので、両手で支えながら外して下さいね。
外した整流板の裏側はこんな感じです☟
一見汚れていないようですが、試しにふき取ってみると・・・・☟
やっぱり油汚れがありました!!
これでだいだい1年分の汚れですね。
シンクに持っていって、マジックリンで掃除しちゃいましょう!☟
特に漬け置きなどはしなくても、マジックリンを全体にスプレーした後スポンジでこするだけで油汚れを落とす事ができました。
どんどん進めていきますよ~
次に黒い3つのフィルター(グリスフィルター)を外します☟
手前にあるつまみを持って、奥側へ押すと手前が下に外れます☟
私は写真を撮りながら作業しているので片手ですが、みなさんは両手で外して下さいね。
このグリスフィルターも結構汚れていましたので、マジックリンで掃除します☟
吸込口とシロッコファンを外す
さていよいよ換気扇掃除のメインイベント、シロッコファンを外して掃除していきます。
まず吸込口を外します。
パネルの矢印の方向(写真では左側)に吸込口を押しながら外します☟
ちなみに長期間換気扇の掃除をしていないと、この吸込口を外した時に油が垂れてくる可能性があります。
吸込口裏側が油だまりになっているので、外す時には少し気を付けて下さいね。
さていよいよ最後の部品「シロッコファン」を取り外します☟
シロッコファンを固定しているネジを外せば、そのまま取り外す事が出来ます。
ネジを外した瞬間シロッコファンが落ちてきますので、手で支えながらネジを外して下さいね☟
このシロッコファンもそれなりの重さがありますので、くれぐれも落とさないように注意して下さい。
これで換気扇の全ての部品が外れました。
吸込口とシロッコファンの掃除をする
写真右のシロッコファンは、油汚れがかなり付着していてなかなか汚れが落ちない場合が多いです☟
なのでまずマジックリンを全体に吹きかけておいて、油汚れを少しでも浮かせておいた方がその後の掃除が楽になります。
その間にシロッコファンを取り外した枠の部分の掃除をしておきましょう☟
枠の側面と下側の目に見えない部分の油汚れを掃除します☟
この部分は思ったよりも油汚れは付いていませんでした。
ある程度掃除したら、先ほどマジックリンを吹きかけておいたシロッコファンの掃除をします。
この隙間部分の汚れを取るのが一番大変な作業なんですよ☟
今までの換気扇部品掃除はマジックリンで簡単に落とす事ができたのですが、シロッコファンの隙間の汚れはとにかくこびりつきがすごいんです!
汚れ具合によっては漬け置きによる掃除や、マジックリン以外の洗剤使用も検討した方がいいかもしれません。
油汚れマジックリンの場合、吹きかけただけでは全く汚れは落ちなかったですね。
そこで歯ブラシによる掃除です☟
毛が長い歯ブラシだとこの隙間に入らないかもしれませんので、毛が短くて硬めの歯ブラシをオススメします。
油汚れを落とすというより、歯ブラシで剥ぎ取るような感じです。
とにかく汚れがへばりついているので、この部分に関してはどうしても掃除に時間がかかってしまいます。
そして完璧に掃除をするとなるとかなり時間がかかってしまいますので、ある程度の油汚れ残りはあきらめる事も肝心だと思います。
シロッコファンの掃除後の写真はこちら☟
換気扇の掃除に関しては、1回当たりの掃除の時間をかけて完璧にするよりも、掃除のレベルは程々で頻度を増やす方が良いと思います。
完璧に掃除するのは大変ですし、めんどくさいからいいや!みたいになって掃除の周期が長くなってしまうかもしれません。
それよりは7~8割ぐらいの油汚れを落とすぐらいのイメージで、掃除の回数を1年に1回でも増やした方が次の掃除が断然楽になります。
これで換気扇の全ての部品掃除が終わりました。
新聞紙の上で部品を乾燥させた後、取り付けて完了です☟
取り付ける時も、部品を落とさないように慎重に作業して下さいね。
換気扇掃除のポイント
油汚れマジックリンで汚れが落ちないなら、他の洗剤も検討する
私がこのダクト用換気扇の掃除をはじめてやったのが年末だったのですが、その時は本当に大変でした。
とにかくこすっても油汚れが全然落ちないので、イライラしながら掃除してしまいました。
「せっかくの休みの日になんでこんなに掃除しないといけないんだ・・・」
掃除に必要以上に時間がかかるのは、はっきり言って無駄な時間ですよね。
その無駄な時間をなくす為にも、掃除のタイミングと方法はすごく大切な事なんだと私自身が実感しております。
ぜひ皆さんの掃除のご参考になればと思います。