世の中には、寂れてシャッター通りと化した商店街を巡る一風変わった人たちが居ますが、実は私もそのうちの一人です(笑)☟
愛媛県西条市のアーケード商店街
JR側と西条市役所側、2ヶ所の入り口をレタッチしてみました
昭和の香りが漂う商店街を、超望遠カメラお供に歩くのがマイブームです📷
市役所側は意外と営業しているお店が多かったですよ
「今日も楽しく営業中」
午後も楽しいひと時を👋 pic.twitter.com/gbohnVNHFi— オレンジ7@超望遠フォトブロガー (@ehiblog) March 19, 2022
このブログでは、愛媛県内にある全11ヶ所のアーケード商店街のうち、閉まっているお店が多くて昔の賑わいが無くなってしまっている深刻度が高い順にランキング形式で発表したいと思います。
なおランキングの判断基準は全て私の主観的判断ですが、11ヶ所全て実際現地に足を運んで取材済みであり、写真も多数収めています。
それらの写真とアーケード商店街を歩いてみて感じた空気感などを総合的に判断してランキング付けしています。
今回ランキングの対象になった商店街11ヶ所はこちらです☟
四国中央市 川之江駅前商店街 | |
四国中央市 伊予三島駅前新町商店街 | |
新居浜市 登り道商店街 | |
新居浜市 喜光地商店街 | |
西条市 商店街(5つの組合) | |
今治市 銀座商店街 | |
松山市 道後商店街 | |
松山市 大街道商店街 | |
松山市 銀天街商店街 | |
八幡浜市 黒い商店街 | |
宇和島市 きさいやロード商店街 |
アーケード商店街とは両脇にお店が立ち並んでいて、中央に立派な屋根が設置されていると定義しておきます。
なので片側だけに屋根がある商店街は対象外です☟
ランキングの3位までは超望遠カメラ撮影で、よりリアルに商店街の実情を解説。
4~6位はダイジェスト形式でご紹介しています。
商店街への取材訪問は2021年から2022年に行いました。
7位以降の商店街に関しては「愛媛県の元気なアーケード商店街」ということで、別の機会にランキング発表予定です。
写真を多数掲載していてブログ記事が重いかもしれませんのでご了承下さい。
ではさっそくランキング1位からご紹介していきましょう。
愛媛県のアーケード商店街シャッター通りランキング
1位:四国中央市
「伊予三島駅前新町商店街」
ランキングで1位になったのは四国中央市の伊予三島駅前新町商店街でした。
JR伊予三島駅から歩いて1分の所に入り口があるのですが、、☟
ちなみに写真左のパン屋さんは営業していますが、閉まっていると勘違いするぐらい店内が暗いんですよね。
私はパンが大好きなのですが、照明が暗いパン屋さんに入る勇気はありませんでした。
商店街を進んでも開いているお店はほとんどありません☟
超望遠カメラで捉えた全長300mの商店街の様子です☟
途中で少し曲がっているので入り口から出口まで見通すことはできませんが、どちらにしてもお客さんはほとんど居ません。
アーケードの天井部分に照明が設置されていないので、晴れていない時は商店街全体がかなり暗くなってしまいます。
そんな新町商店街ですが真ん中当たりにひと際目立つお店がありました☟
全国の商店街で「キング」と名が付くお店が昔は多かったのですが、閉まっているにもかかわらずこの存在感!
アイスドリアンという文字も気になりますが、改めてお店の看板を眺めているとある事実に気づきました☟
3桁の番号なんて緊急用ぐらいしか思いつかないのですが、個人のお店で3桁の電話番号が存在していたんですかね。
昭和を通り越して大正時代に遡るぐらいの佇まい。
寂しいシャッター通りの新町商店街ですが、キング食堂の際立つ存在感によりランキングの1位とさせて頂きました。
2位:新居浜市
「喜光地商店街」
2位は新居浜市の喜光地商店街とさせて頂きました。
この商店街はかつて日本で有数の銅産出地だった別子銅山のお膝元になる地区で、以前は警察署や2階建てのドレスメーカー女学院があるなど大変賑わっていたようです。
ただしその賑わいは過去のものとなっていて、現在は閉まっているお店が大半となっています。
超望遠カメラで全長200mの商店街を捉えてみました☟
この商店街も途中で曲がっているので全長を捉えることはできませんでしたが、見かけるのは近所に住んでいると思われる数人だけ。
買い物をしているお客さんは皆無です。
服屋や魚屋など数店は営業していましたが、土曜日の11時でも閉まっているお店が大半でした。
商店街の入り口にぶら下がった電気配線、ちょっと危険な気配です☟
そして蛍光灯もぶら下がっています☟
商店街全体の寂れ具合は1位の新町商店街とあまり変わりませんが、〇〇食堂のような際立つお店を見かけませんでした。
警察署や女学院などの建物が残されていれば違った結果になったかもしれませんが、ランキングでは2位とさせて頂きます。
3位:今治市
いまばり銀座商店街
3位は人口15万人の今治市にある銀座商店街でした。
アーケード商店街の規模としては松山大街道に次いでいるのですが、規模の割には商店街の活気が全然無いんですよね。
開いているお店の数自体は80店あるらしいのですが、年に1回開催されている呉服の販売「えびす市」の時でも商店街は閑散としていました。
全長500mの真っすぐな商店街を見通しても歩いている人は10人未満、通路の広さが余計に寂しさを感じさせられます。
次にご紹介する4位の西条商店街とあまり大差ないように思えますが、規模の割にはかなり寂れているという点を重視して3位とさせて頂きました。
西条商店街はJR側こそシャッター通りですが、市役所側は営業している飲食店も多くて明るい印象。
かつて300のお店とドンドビ交差点に大きな百貨店で賑わっていたいまばり銀座も、今ではすっかり変わってしまいました。
夏に開催される「おんまく」や「夜市」の時には大変な賑わいをみせる今治商店街は、普段は驚くほど静寂に包まれているのです。
では4位~6位を一気にご紹介します!
4位:西条市
アーケード商店街
アーケード商店街の長さ | 200m |
場所 | JR西条駅から徒歩2分 |
特徴 | JR側の登道商店街は廃墟かと勘違いするぐらいのシャッター通り 反対に市役所側の紺屋町商店街は営業している飲食店も多い 秋の西条祭りの恩恵を受けている呉服屋がかなり多い 商店街は5つの組合から形成されている |
5位:新居浜市
「登り道商店街」
アーケード商店街の長さ | 300m |
場所 | 住友化学㈱工場近く |
特徴 | 開いている店は少ないが外からの日差しが差し込む為明るい印象 居酒屋やパチスロなど大型の店もある 商店街近くには住友化学や銀行があり、新居浜市の経済の中心地となっている |
6位:松山市
「銀天街」
アーケード商店街の長さ | 600m |
場所 | 大街道直通、伊予鉄松山市駅直下 |
特徴 | L字型のアーケード商店街 活気がある大街道から銀天街に入るとその差が顕著に 開いているお店は多く人通りも多いが、閉店しているお店も多く大型書店の移転など人口50万人を超える商店街としては活気に欠ける |
オレンジ7の一口メモ
6位の銀天街に関してはかなり賛否両論あると思いますが、あくまでも個人的な意見として許して下さい(笑)。
地方の商店街は寂れる一方ですが、小さい頃家族と楽しく過ごした大切な思い出が残っている人も多いでしょう。
そういう忘れかけた記憶を思い出してほしい、私が商店街ブログを書き続けているモチベーションになっています。
昔のように多くの人で賑わうことはもう無いでしょうけど、今でも商店街の片隅にあるお店はあなたが来るのをずっと待っています。
3位のいまばり銀座商店街の一角に「不二家」という純喫茶があります☟
私は先日はじめてこのお店を訪問しましたが、80歳すぎのおばあちゃんが一人でお店を切り盛りしています。
高校生の娘と2人で手作りホットケーキを注文しました。
昭和感あふれるお店を見て最初はため息をついていた娘でしたが、あまりの美味しさにパクパク食べてました。
また行ってもいいよという話も出てきたぐらいで、私にとっても新しい思い出ができました。
いまばり商店街のことをあまり良い感じで書いてない印象をもたれるかもしれませんが、美味しいお店があると私は素直にまた行ってみたいと思うのです。
以上「愛媛県全11ヶ所のアーケード商店街シャッター通りランキング」でした。