自宅でWi-Fiルーターを使用してパソコンやスマホでネットしている時に、通信速度が遅くてイライラする時がありませんか?
通信速度を調べるには「スピードテスト」が有名ですが、実は自宅の部屋によって電波状況はかなり違うのです。
いくら通信速度が速くても、電波強度が弱かったら動画がカクカクしたりする原因となってしまいます。
その電波強度が部屋によってどれくらい違うのか、今回はスマホで計測してみました。
自宅でWi-Fiルーターを使用している方は、一度調べてみると意外な結果が分かるかもしれませんよ。
スマホアプリ「Wi-Fiミレル」で電波強度がマルっと分かる!
Google Playからアプリをダウンロードする
部屋毎に電波強度を調べる事ができるスマホアプリはいろいろありますが、今回はパソコン周辺機器を製造販売しているアイ・オー・データ機器の「Wi-Fiミレル」を使用してみました☟
インストールしてアプリを開くと、さっそく今居る場所の電波強度が0から100の範囲でリアルタイムに画面表示されます☟
1階の電波強度を計測してみた
ではルーターを置いている自宅1階の各部屋の電波強度を調べてみましょう。
ちなみにルーターは本棚の一番上に置いてあります☟
天井に近い位置にルーターを置いた方が、2階でネットをする時に電波状態が少しでも良くなるので、このような置き方をしています。
ちなみにそのルーターは最大通信速度300MbpsのWi-Fi4という古い規格のものです☟
近々このルーターもお役御免!となりそうですが、現状でどれくらいの電波強度なのか調べておくと、ルーターを交換した時にどれくらい改善したのか数値で比較する事ができますからね。
では早速計測開始です!各部屋でタップするとそれぞれの場所の電波強度をマップに保存する事が出来きるのです☟
結果はなかなか厳しいものになってしまいました。
Wi-Fiルーターから2mあまりしか離れていない場所でも、61しかありません・・・。
ちなみに一番遠くて電波強度の悪かった41の数値を示しているのは、トイレです。
さすがにこの結果を見ると、ルーターの性能不足の可能性がかなり高いですね。
ちなみに電波強度に悪影響を与えるとされる調理機器(電子レンジやIHクッキングヒーター)は使用していませんでしたが、テレビやシーリングライトなどの一般家電は使用中でした。
Wi-Fiルーターは電子機器が発する電磁波の影響を受けるので、コードレス電話や家電のリモコン・ワイヤレスのキーボードやマウスなどを使用していると電波強度が悪くなってしまう要因になるのです。
さまざまな電子機器や調理器具があるリビングやキッチンは、Wi-Fiルーターにとっては最悪の環境と言えるかもしれませんね。
2階の電波強度を計測してみた
では電子機器が少ない2階の電波強度を計測してみます☟
2階は1階よりさらに悪い結果になってしまいました。
1階に置いているルーター真上の2階部屋でも40程度しかなく、一番広い寝室に至っては20台と散々な結果に。
これではとても快適なネット環境とは言えませんね。
一般的な木造の2階建て住宅で、このような結果になってしまいました。
まとめ
Wi-Fiは1999年に登場した11bという規格から本格的に普及しはじめました。
約5年ごとに新規格が策定されて通信速度は劇的に向上、2020年には最大で約10Gbps「11ax」の標準化が見込まれています。
11bの登場から約20年で、通信速度は約900倍になりました。
現在の主流は「11ac」で、伝送速度は最大6.9Gbpsですが、これはあくまでも理論上の最大値なのです。
スマホやパソコンの通信速度で不満がある方は、一度電波強度を調べてみてはいかがでしょうか?
以上、「ネットが遅いのはWi-Fiルーターが原因かも!?部屋毎の電波強度をスマホで計測する方法」でした。