五等分の花嫁に登場する五つ子に対する個人的な思いを実際の画像で紹介していく5回シリーズ。
第3回目は三女の三玖です☟
三玖は五つ子の三女、いわゆる中間子です。
中間子は立場上いろいろな役回りを演じなければならず、その場面において臨機応変に立ち回る必要があります。
世間一般的にはコミュニケーション能力に優れ、努力家で負けず嫌い。
冒険家や野心家の一面もあるようです。
ただ五等分の花嫁において、当初の三玖はクールで内向きな性格、自分の感情をあまり表に出さない行動が目立ちました。
しかし風太郎との出会いが三玖自身を大きく飛躍させるきっかけとなりました☟
インターネット調査では、五つ子の人気ランキングで1位を獲得する事も多く大人気の三玖ですが、その魅力はどのような点なのか、実際のショットで思い出を振り返りたいと思います。
また風太郎と実際に結ばれる可能性はあったのか、真面目に検証していきます。
目次以降ネタバレを展開していきますのでご注意下さい。
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努力家で負けず嫌い、クールだけど確固たる信念がある三玖
風太郎と初対面にも関わらず素直に受け入れた
風太郎と三玖は高校時代が初対面になります
風太郎は五つ子の家庭教師アルバイトをやることになり、なんとか受け入れてもらおうと必死に説得しますが、5人との出会いはとんでもない悪夢のはじまりでした☟
小学生時代にとっくに風太郎と出会っていて、お互いに勉強する約束を交わしていた四葉から笑みがこぼれていますが、三玖は少し警戒している様子でした。
風太郎が中野家で家庭教師をはじめようとしても、三玖はきっぱり「嫌」と拒絶しています。
その後三玖が歴史好きだということを知った風太郎でしたが、ある戦国武将の逸話にまつわる話題についていけず、三玖からは愛想をつかれてしまいます☟
この時風太郎は相当悔しかったんでしょうね。
勉強の知識で負けることだけはプライドが許さなかったのでしょう。
学校の図書館で歴史書物を借りまくって再び三玖との歴史クイズに挑みました☟
風太郎が本当に歴史の書物を読んで勉強したことで三玖の心境に少しずつ変化が☟
風太郎と初対面にもかかわらず家庭教師として最初に受け入れたのは三玖です。
本来三玖は素直でどんなことにでもチャレンジする性格だったのでしょうが、五つ子の三女としての立場、母親が亡くなり生活環境の大きな変化などがあって、勉強の成績は一番良かったのですがその長所を生かしきれていませんでした☟
中間子は八方美人的な対応を迫られることも多く、時には姉として、時には妹のような振る舞いを求められます。
つまり本来自分がやりたいような事ができない場面も多いのです。
ただし心の奥底には強い思いがあって、協力してくれる人には素直に自分の気持ちを伝えられるようになってきます☟
三久が本当にやりたかったことは、母親に作ってもらった「パンケーキ」を自分で作れるようになることでした。
物語序盤はお世辞にも上手とは言えず、二乃との料理対決でも惨敗してしまいます☟
それでも三玖はめげずに料理を作り続けて、風太郎も(頑張って)食べ続けます。
他の姉妹が食べたがらない失敗作を風太郎が(犠牲になって)食べ続けたのも、三玖の信頼を得られたポイントでしょう☟
物語中盤以降は風太郎に対して積極的にアピールしていきます。
その熱い思いを間近で感じ動揺してしまった長女の一花が物語終盤京都で「らしくない」行動をとってしまったのですが☟
三玖の変装をした一花が風太郎と会おうとしていたことを知った三玖でしたが、それでも一花のことを見限ることはしませんでした。
風太郎も好きだけど他の姉妹も大好き、
この絶妙とも言える人間関係のバランス感覚や自分の気持ちや思いに冷静に俯瞰的に伝えられる点などが三玖が人気があるポイントなのではないでしょうか。
五等分の花嫁において一花と三玖は何度か風太郎を巡って衝突しかけますが、かつての三玖とは見違えるほど自分の気持ちに素直な姿が印象的です☟
物語中盤で風太郎がアルバイトしているカフェが追加募集してきますが、二乃と三玖が同時に応募してきます。
採用されるのは一人だけ。
結局このときも料理対決で三玖は負けてしまうのですが、この時も意外とあっさり三玖は負けを認めます☟
二乃もこの時点で風太郎の事が大好きなので常に一緒に居たいという思いが強く同じカフェで働くのですが、三玖は料理の腕を磨いてパンケーキを美味しく作れるようになりたい大きな目標があります。
風太郎が好きだけど、料理の腕も磨いていく。
自分がやりたい事、今すべき事を三玖は冷静に判断して行動しています。
料理の専門学校へ進学する道を決断したのもその夢を叶えるため。
物語最後には念願だったお店を二乃と共同経営している姿が描かれています。
人との出会いでこんなに変わることが出来るし自分の夢も実現させられる。
五等分の花嫁で五つ子の中で一番大きく成長したのは間違いなく三玖でしょう、だからこそ不動の人気No.1なのです☟
風太郎と一番可能性があったのが三玖?
風太郎と最終的に結ばれたのが四女の四葉でしたが、実は風太郎と四葉は小学生の時に京都で出会っていてお互い初恋同士でした
(四葉の初恋だとは断言されていませんが、ずっと好きだったというセリフから)
つまり風太郎がマンションで五つ子と出会った瞬間、いやそのずっと前からシスターズウォーは開始されていたのです☟
そして恋愛において早い者勝ちは絶対法則、相手に自分を強く意識させることが重要なのです☟
では具体的に三玖が四葉に勝つ為にはどうすればよかったのか。
四葉がどんなに頑張っても出来なかったのが勉強でした☟
風太郎がそもそも五つ子の家庭教師としてアルバイトをはじめた一番の目的は、基礎学力を向上させて定期試験の赤点を回避することです。
三玖は風太郎のことを家庭教師としてかなり早い段階で受け入れていました(四葉が最速ですが)。
そして学力も順調に向上、結果も残しています。
先行き不安だった家庭教師の仕事の成果が出ることは、風太郎にとってかなり嬉しかったはず。
なので物語序盤から中盤にかけて風太郎と三玖、お互いの信頼関係はかなり高まっていました。
この時に風太郎へ何らかのアプローチができていれば、可能性はそれなりにあったんじゃないかと私個人的には思っています☟
ただ三玖が自分の気持ちを素直に伝えられるようになるのは中盤以降。
それ以降は五女の五月を除いた4人が風太郎に対してどんどんアピールしていきますから、もう遅いんですね☟
クールで無表情だった序盤の三玖と比べると大きく脱皮していくのですが、もうあと一歩二歩早く行動していればという思いがあります。
ただし、もし風太郎と四葉が結ばれなかったら次に可能性があったのが三玖だったのではないでしょうか。
それぐらい2人にとって大きく欠かせない存在となっていたはずです☟
物語終盤風太郎が学級長に選ばれて他の女性と会話をしている場面があるのですが、三玖が素直に自分の気持ちに向き合っている様子が印象的です☟
本当に風太郎の事が大好きなんだと、読んでいるこちらにひしひしと伝わってきますね☟
首掛けヘッドホンスタイルの人物が他に居た
三玖は登場した当初から首掛けヘッドホンスタイルでした☟
この絵を見て、ある人物の事が思い浮かびました☟
五等分の花嫁と同時期に連載されていた「かぐや様は告らせたい」に登場する生徒会会計係の「石上優」です。
登場当初は陰キャを象徴するような影の薄さで、主人公の四宮かぐやからもほとんど空気のような存在として扱われていましたが、その後彼の過去が明らかになり、その過去を乗り越えていく中で大きく成長していきます。
中盤以降は逆に彼が主役じゃないのか?と思うぐらいの存在感になります。
石上優のすごい所は、登場する主要女性キャラクターと一定以上の仲になっていることです。
四宮かぐやをはじめととして、藤原千花、伊井野ミコ、四条眞妃、紀かれん、巨瀬エリカ、子安つばめ等々。
しかも何の関係性も無いゼロの状態から信頼関係を構築している。
これは石上優が努力し続けた結果であり、成果です。
手痛い失恋も経験しましたが最終的に彼女ができた様子が描かれていました。
初登場時と物語終盤では全く別人のような性格や振る舞いなのです。
現実でもそうですが、陽キャが交友関係を構築するのと陰キャがするのとでは必要となる努力や勇気の大きさが桁違いなんですね。
例えつらくて苦手な事でもひたむきに努力して前へ進み続ける、そんな後ろ姿に人は感動するのだと。
五等分の花嫁に登場する三玖も、勉強や料理や人間関係、苦手なものに対して挑戦し続けた結果、大きく飛躍しました。
惜しくも恋愛は成就しませんでしたが、自分に自信をもてたことが最大の成果であり、これからどんなことがあっても乗り越えられるでしょう☟
五等分の花嫁で一番感動的なショット
五等分の花嫁で私が一番印象深いシーンがこちら☟
原作の一番最後、風太郎が五つ子のことを思い浮かべるシーン。
高校時代から5年後の姿が描かれていて、様々な思い出と感情が溢れ出てしまいます。
右から2番目が三玖。
優しくて周りを包み込むような温かい印象。
別の意味で一番風太郎を翻弄させたと言ってもいいかもしれません。
それぐらい2人は信頼し合える関係になりました。
人と人との出会いは無限の可能性がある、どんなことにも前向きにチャレンジすることに意味があることに気付かされました。
以上「【五等分の花嫁三玖評】人気投票は不動の1位、大きく飛躍したクール歴女【ネタバレ】」でした。