このブログでは、愛媛県内で市街地から近くて多少起伏のあるオススメハイキングウォーキングコースを10か所ご紹介します。
10か所全てにおいて、私自身実際に歩いた上での紹介です。
本格的な山に行くほどではないけど体を動かしたい方や、ちょっと膝や足に不安がある高齢者の方でも自分のペースで歩くことができるとても整備されたコースとなっています。
ハイキングコースとはいえ、歩いている途中や頂上からの眺めは抜群のコースをチョイスしていますので、ぜひ天気の良い日に行ってみてくださいね。
初心者にお勧めしたい愛媛のハイキングウォーキングコースはこちら
淡路ヶ峠展望デッキ
歩行時間(片道) | 30分~60分 |
ポイント | 松山市街を一望できる展望台がある山 登山道が整備されて道に迷う心配もほぼ無い 登山口が複数あり、自身の体力によって選択可能 |
愛媛県の県庁所在地である「松山市」。
人口50万人を超える中核市ですが、その松山市街を一望できる絶対的オススメスポットがこの淡路ヶ峠(あわじがとう)展望デッキです。
松山城やぐるりん観覧車、松山空港や瀬戸内海といった絶景を思う存分堪能できます。
この展望デッキがあるのが山の頂上なのですが、登山口は複数あって、最短だと入口から頂上まで700m。
桑原中学校近くから登るルートでも、登山口から1000mの距離となっています。
途中少し急こう配の道になりますので滑らない靴は必須ですが、ゆっくり歩いても1時間はかからないと思います。
天気の良い日にぜひ登ってみてくださいね。
以前私が登った時の登山報告です☟
愛媛県松山市街を一望できるオススメ絶景スポットが、標高273mの淡路ヶ峠(あわじがとう)です。 ここの頂上には展望台があって、松山市内の全てを望む事ができる大パノラマを楽しむ事ができます☟ この展望台に行くにはいくつかの[…]
松山城への登城道
歩行時間(片道) | 30分~60分 |
ポイント | 日本百名城「松山城」は標高132mの山頂にあって、全部で4か所の登城道がある(1か所は通行止め) 登城道は広くて整備されている どのルートでも20分~30分で山頂の本丸まで行く事が可能 |
日本百名城で現存12天守の一つである「松山城」。
一般的には山の麓からロープウェイかリフトで行くのですが、麓から歩いて行くこともできます。
現在通行できる登城道は3つあって、どの道でも30分程度で頂上の本丸まで行けます。
車や自転車は全て通行禁止なので、安心して歩けるのです。
道の途中には松山城の迫力ある石垣をたっぷり観賞することができますので、特に城マニアの方は感涙すること必至ですよ。
市街地にあるので、朝早くから歩く人の姿を多く見かける人気のコースとなっています。
湯築城跡(道後公園)
歩行時間(片道) | 10分~20分 |
ポイント | 日本百名城「湯築城」と、日本の歴史公園100選「道後公園」がある 小高い丘の上が展望スポットになっている |
松山市の一大観光名所の道後温泉。
そのすぐ近くにあるのが道後公園です。
かつて湯築城と呼ばれる中世の城があって、現在は当時の外堀と土塁が残っています。
道後公園の周回コース(900m)をランニングする方も多いのですが、丘の上まで行ける道が整備されていて、頂上からは道後の街並みを一望できます。
春になると公園内の桜が咲き誇り、多くの花見客で賑わいます。
ハイキングやランニングで汗をかいたら、日本三古湯の一つ「道後温泉」で汗を流しましょう。
今治西条「世田山」
歩行時間(片道) | 40分~50分 |
ポイント | 太平記の舞台にもなった古戦場がある標高339mの山 麓にある世田薬師は厄除けのお寺 山頂近くの大岩からは、瀬戸内海や石鎚連峰などが一望 |
今治市と西条市の境にある世田山は、太平記に描かれた南北朝世田山城の合戦の舞台になった山です。
天然の要塞を彷彿とさせる花崗岩が多い山ですが、山頂まではゆっくり歩いても60分以内に行けます。
登山道や案内標識が随所に整備されていて、初心者の方でも安心して登れます。
山頂近くにある大岩展望スポットからは、瀬戸内海や石鎚連峰の壮大な景色が広がっています。
西条「八堂山」
歩行時間(片道) | 10分~50分 |
ポイント | 弥生時代の集落の遺跡が残る八堂山 登山口が複数あり、頂上近くまで舗装された道もある 春には梅やつつじなどが咲き、麓の武丈公園は桜の名所 |
標高197mの八堂山には、弥生時代の遺跡が多く残っています。
高速道路から見える考古歴史館が良い目印となっていますが、この建物のすぐ近くに頂上まで行く登山道があります。
麓から行く道も複数整備されていて、舗装された車道も頂上付近まで伸びています。
八堂山途中の梅林は梅の名所であり、八堂山全体がつつじの名所となっています。
また登山口がある加茂川沿いの武丈公園は、桜の名所で多くの花見客で賑わいます。
新居浜「生子山(煙突山)」
歩行時間(片道) | 20分~30分 |
ポイント | 日本三大銅山の一つだった別子銅山・山根製錬所のレンガ造りの煙突がある山 登山道が整備されて、新居浜市街が一望できるスポットが複数ある |
新居浜市は別子銅山で栄えた町ですが、その銅山で実際に使用されていた煙突が今でも残っています。
国の有形文化財に登録されている煙突を見学したあとは、整備されている登山道でさらに上を目指します。
途中には大山積神社奥の宮社もあり、ここからも新居浜市街が一望できます。
銅山時代に牛車道だった周囲には、春になるとミツバツツジや山フジが私たちの目を和ませてくれます。
四国中央「川之江城への登城道」
歩行時間(片道) | 20分~30分 |
ポイント | 標高約60mの山頂にあり、麓から車道が伸びている 川之江城周辺は桜の名所で、天守からは瀬戸内海や四国中央市街が一望 |
川之江城は日本百名城ではありませんが、標高60mの山頂にあるので景色は抜群です。
春になると桜が咲き誇り、城と桜という最強の花見スポットでもあります。
麓に無料駐車場があって、そこから舗装された車道を歩きながらのハイキングが可能です。
登道口はいくつかあるので、その日の気分によってルートを変えてみましょう。
大洲「冨士山」
歩行時間(片道) | 30分~60分 |
ポイント | 標高320mで、桜やツツジの名所 冬には肱川あらし(雲海)が広がる幻想的な景色が見られることも |
特に5月のツツジは、山頂一面がピンク色に染まるほど。
山頂付近に駐車場があり、そこからハイキングコースが整備されています。
展望台からは大洲市街が一望でき、冬になると大洲盆地で発生した霧が肱川を一気に海方面に流れる「肱川あらし」が見られることも。
近年の温暖化によって霧が発生する日数が少なくなって、肱川あらしを見る事が出来る日がかなり減ってきているようです。
宇和島「宇和島城への登城道」
歩行時間(片道) | 20分~30分 |
ポイント | 日本百名城で現存12天守の一つ「宇和島城」 標高80mの丘陵地となっていて、整備されたハイキングコースがある 登城道は2コースある |
宇和島市にある宇和島城は、宇和島伊達家10万石のお城です。
天守はあまり大きくないものの、麓からの登城口には当時の門が残っています。
お城までの道も綺麗に整備されていて、頂上からは宇和島市街を一望できます。
佐田岬灯台への遊歩道
歩行時間(片道) | 20分~30分 |
ポイント | 日本で最も細長い半島の「佐田岬半島」 その先端に灯台があって、駐車場から遊歩道を通っていくことができる 豊後水道と伊予灘(瀬戸内海)の絶景が広がる |
最後にご紹介するのは、市街地から遠く離れた佐田岬半島にある灯台へ行く遊歩道です。
灯台へ車で直接行く事は出来ず、駐車場から遊歩道を歩いて向かうことになります。
遊歩道は約1km、およそ30分くらいの歩行時間ですが、意外とアップダウンがあるので良い運動になりますよ。
四国の端っこということで車での移動時間が相当かかるのが難点ですが、ぜひ天気の良い日に行って見てください。
途中には展望台もあり、そこには大海原が広がっています。
今回ご紹介した10か所以外にも、ご当地ならではのハイキング・ウォーキングコースがあります。
随時更新していきたいと思います。
以上「愛媛県市街地近郊のオススメハイキングウォーキングコース10選」でした。