2023年、日本全国の高速道路のIC(料金所)のいくつかが「ETC専用料金所」となりました☟
今までスマートICというETC専用の簡易的なインターチェンジはありましたが、今回誕生した「ETC専用料金所」は今までETCが無くても利用できた料金所がETCが無いと利用出来なくなるという点でしょう。
そしてこの「ETC専用料金所」に関しては、今までならETC車載器が無くてもETCカードを係員に渡せば利用できたのですが、それが利用できなくなるのも大きなポイントです。
この「ETC専用料金所」、2030年には日本全国のあらゆる高速道路の料金所で導入されると政府が既に発表しています。
しかしETC車載器が急に壊れてしまう場合もあるでしょうし、ETCカードの有効期限が切れていることに気付かなくて料金所に侵入してしまう可能性もあります。
そうなった時に具体的にどうすればいいのかご紹介していきましょう。
ETC専用料金所にETCが使えない状態で侵入してしまった時に対処方法
ETC専用料金所でETCが使えない場合はサポートレーンに進んでインターホンを押す
ETC専用料金所にはサポートレーンが設置されています。
サポートレーン自体には係員はいませんがインターホンがあります。
このインターホンを押すと料金所の別の場所にある事務所に繋がって、待機している係員と会話することができます。
なのでETCが使えない旨を伝えてその係員の指示に従います。
ETCレーンは基本的に車が停止することは想定されていないので、後方から侵入してくる車と衝突する危険があります。
なのでサポートレーンに侵入して開閉バー手前で一時停止、インターホンを押しましょう。
このサポートレーンはあくまでも一時的に係員と会話する為のレーンであって、ETCカードを手渡して通行したり機械から通行券を受け取る為のレーンではありません。
通常の料金所には「一般」というレーンがありますが、高速道路における一般レーンでは係員もしくは機械から通行券の受け取りや精算を行えます☟
出口の一般レーンに入ると係員と現金やクレジットカードなどで高速料金の精算を行います。
サポートレーンはあくまでもトラブった車の対処を行うレーンで、ETCが使えない車が通行する為のレーンではないことに要注意です。
ETCが使えない車両はETC専用料金所は「原則」利用できない
今後想定されるトラブルとして、高速道路を利用する時に入り口で一般レーンにて通行券を受け取った場合です。
この場合高速道路から出る場合、ETC専用料金所で降りることはできません。
なのでわざわざ手前か一つ先のIC(ETC専用料金所でない料金所)で降りる必要があるのです。
まあ誤って降りてしまった場合でもサポートレーンに進めば対処してくれる(と思う)のでしょうが、それでも今までとは違って料金ですんなり通行料金を支払うことができず別の場所で支払うことになるでしょう。
かなり時間をとられることは必須なので、今の内から慣れておいた方がいいでしょうね。
しかし事例によってはETCが使えない車でもETC専用料金所を正当に通過できるケースもあります。
例えばETC専用料金所から先の区間が通行止めの場合、ETC車載器を搭載していない車両でETC専用料金所から出る必要がある場合。
この場合ETCが使えない状態(ETC車載器未設置、ETCカード未挿入など)であっても、高速道路の情報板などの案内に従い、ETC専用料金所から流出できるとのこと。
※NEXCO中日本公式ホームページより
まとめ
※ETC車載器未設置、ETCカード未挿入、ETCカードの有効期限切れは×・ETCが使えない状態でETC専用料金所に侵入してしまった場合、サポートレーンに進んで一時停止、インターホンを押して係員の指示に従う
今後日本中のIC(料金所)がETC専用料金所にどんどん変わっていくことが予想されます。
今までETCカードを1枚しか持っていなかった人も多いと思いますが(私もそうです)、何かの拍子でカードが読み取れなくなる可能性もあります。
これからは予備も含めて2枚以上のETCカードを持っておいた方が良いかもしれませんね。
以上「高速道路のETC専用料金所でETCが使えない状態で侵入してしまった場合の対処方法」でした。