人生100年時代と呼ばれる現代において、何かの出来事がきっかけですごく落ち込んだりこの先どうすればいいのか分からなくなる体験をした方も多いと思います。
「もう俺の人生終わったな!」
「私だけが何でこんな苦しいしんどい思いをしなければいけないの・・・」
今すごく悩んでいる人や後悔してどうにもならない状況に追い込まれている人に、少しでも気持ちを切り替えられる7つの方法を私の実体験も踏まえてご紹介したいと思います。
ちなみに私が当時追い込まれていた状況は、まさに人生が終わったと言ってもいいぐらい落ち込んでいました。
具体的にどのような事があったのかは省略させて頂きますが、体調もどこも悪くないのに3日間食欲がほとんど無かったのは過去でも今でもこの時だけです。
30代半ばにしてここまでの挫折を味わった事はありませんでしたし、これからどう生きていけばいいのか途方にくれている状況でした。
その当時の事を思い出しながらブログを書いております。
結論から申しますと・・・
人生終了レベルのトラウマイベントは不意に突然やってくる
実際あらかじめ予見できる悲しい出来事というのは、そこまでどん底に落ち込む事はそうそうないと思います。
自分自身の中である程度覚悟が出来ていますし、そういう流れだったんだと諦めがつく事も多いのです。
一番心身にダメージがあるのが急に突然襲ってくる出来事です。
まさに予見できなかった悲しい事や予想外の出来事が一番心身にダメージを与えてしまいます。
まずその出来事に直面した時に真っ先に思い浮かぶ事があります。
そう!テレビ番組で良くやっているドッキリのパターンですね。
今自分の目の前で起きている出来事は、全て嘘に決まっているよ!
そう思うしかない状況なのです。
自分自身の頭の中で、急にやってきた事を正直に受け止める事ができないのです。
しかし徐々に時間が経つにつれて、悲しいけれど現実に起きている事だと分かってきます。
それが分かってきた時に、徐々に追い込まれていきます。
なぜこうなった?どこで間違えたんだろう?何が原因だったんだろう?
その原因が分かる場合もありますし、全く分からないケースもあるでしょう。
どちらにしても本当に悲しくてつらくて、この先どうなるんだろうと目の前が真っ暗になっていく感覚に襲われてきます。
発生から3日間はひたすら耐えて泣くしかない
急に襲ってきた悲しくてつらい事は、そうそう自分の中で納得できるものではありません。
しかし納得できなくても受け止めるしかないのです、それが現実なのです。
それを受け止める期間として私の場合、3日間はひたすら耐えて泣く日々でした。
男性成人である私自身が、涙が枯れ果ててしまうと不安になるくらいでしたね。
この3日間で私は、この先の人生を含めて8割以上の涙を流したぐらいの感覚でした。
泣いてどうにかなるものでもないのですが、テレビや読書やゲームなど他の事をやるような気力は一切ありません。
とにかく頭の中は後悔と無念とこの先の不安だけしか残っていません。
このような状況の中で、別の事をやるとか気持ちを切り替えるなんて到底無理なんですよね。
現実を受け止める期間としておおよそ3日間は、本当に長くてつらい時間となります。
夜の静けさが来るのが怖い3日間
この当時私が怖かった事が、夜に部屋で一人で居る事でした。
当時一人暮らしをしていた私ですが、日中はまだ外も明るいですし外出すればほんの少しですが気分転換にもなりました。
しかし外が真っ暗で静かになる夜に、部屋で一人になる事の恐怖感というか孤独感・・・。
これは本当にしんどかったしつらかったですね。
夜の時間帯が怖いという体験をしたのも、その当時がはじめてでした。
体は疲れていないのに沢山泣いているから精神的には疲労感で一杯なのです。
眠れそうで眠れない、寝ようと思っても悲しい事が思い出されて眠れない、この繰り返しです。
逆に言えば太陽の光を浴びて外で活動できるありがたさを知ったのも、この時のつらい経験があるからとも言えるかもしれません。
最初の3日は、日中だけでも外に出て気分転換をしてみる
最初の3日間は、何をしようにもやる気が全くでないと思います。
食欲さえほとんど無い状態ですから当然なのですが。
ですが1日中家の中に籠っているのはあまり良くありません。
少しでも体を動かしたり外からの刺激を受けていないと、夜ほとんど眠れない状況になってしまいます。
実際熟睡するのは到底無理なのですが、それでも夜寝て起きる繰り返しができるだけでも全然大丈夫です。
なのでどんなに気分が乗らなくても、一日一回は外に出てみてください。
公園や駅、図書館やショッピングセンター等々。
太陽の光を浴びて、ほんの少しだけでもいいので体を動かしてみましょう。
もちろん悲しいつらい気持ちが晴れる事は無いのですが、体を動かして外の風景を眺めるだけでいいのです。
家族や友人と会ったり話をして気分転換
気分転換の方法の一つとして、自分の今の気持ちを素直に喋る事ができる相手と会話したり電話したりしてみましょう。
そうする事で気持ちが少し落ち着く効果があります。
ただ最初の3日間は会話する気力も無い状態でしょうから、無理して会話する必要はないですよ。
今目の前で起きているつらい現実を少しずつ受け止めていると、時間が経つにつれてちょっとずつですが冷静に考えられるようになってきます。
また相手と会話する事によって体力も使いますし、外で出会って喋る事で周りから色々刺激を受ける事ができます。
自分自身の中ではまだまだ落ち込んでいても、このほんの少しの気分転換を繰り返す事が心身共にすごく良い効果です。
SNSを利用して自分の思いをひたすら吐いてみる
現実的に考えて、自分の悲しい思いやつらい思いを他人に吐き出せない場合もあるでしょう。
そういう時はぜひSNSを利用してみましょう。
既存のアカウントでなく、自分の思いを吐き出す専用のアカウントでも全然オッケーです。
ひたすら今の思いを吐き出してみましょう。
私の場合、今まで全く興味がなかったFacebookのアカウントを作ったんですよ!
とにかくリアルで繋がっている誰かに聞いて欲しかったんですよね。
そうする事で孤独感も少しは薄まりますし、周りにも色々な思いの人が居るんだと心が少しずつ心が落ち着いてきます。
または、パソコンやスマホのメモ機能を利用して今の思いを下書きしてみるのも良いでしょう。
実際のメモ帳やノートに日記形式でひたすら書くのも、すごく良いと思います。
今の自分のつらい心境や悲しい思い、これからどうしていくのか途方に暮れている心境などを吐き出してみましょう。
仕事中はひたすら集中する
つらくて悲しい事が起きても仕事をする時は、今までの事は忘れたように集中しましょう。
集中できないとミスの原因となるばかりでなく、怪我をする可能性も高くなってしまいます。
人間の脳は、2つ以上の事を同時に考えたり実行したりすることはまず不可能です。
逆にこれを利用する事で、辛くて悲しい嫌な出来事を仕事で集中している時だけに限って忘れる事が出来るのです。
もちろんすぐ思い出してしまうのですが、これを繰り返す事により悲しい出来事が確実に少しずつ薄まってきます。
ある程度体を動かす事が出来る仕事や作業をすることで、更に効果がありますよ。
カラオケで中二に戻った気持ちで声を大にして唄う
私の場合、当時友人を誘ってカラオケに何回か行っています。
カラオケは、悲しくて辛い時に声を大きく出して今の思いをぶつける事ができるかなり良い方法の一つです。
しかも歌詞にすごく共感できるんですよね。
・岡本真夜 「TOMORROW」 (♪涙の数だけ強くなれるよ アスファルトに咲く花のように~)
・ZARD 「負けないで」 (♪ふとした瞬間に視線がぶつかる しあわせのときめき覚えているでしょ~)
・B’Z 「May」 (♪急に君が夢にでてきてあせった 僕は君の夢にでることあるかい~)
同じような思いや気持ちで日本のどこかで同じように歌っている人が居るんだろうと想像していた記憶が蘇ります。
大声で無心で中二になった気分でマイクを握って歌ってみてください。
ただ曲を聴いているだけよりも、断然気分転換効果があります。
まとめ
ある説によると、悲しくてつらい思いや感情というのは数日間持続効果があるようです。
怒りや恐怖といった感情はせいぜい数時間程度の一時的な持続効果な事が多く、悲しい感情は長時間続いてしまう事が多いのです。
しかもそれを何回も頭の中で思い出してしまう為、ますます長時間つらい思いをしなければならないのです。
そういうつらくて悲しい思いは、時間の経過と共に少しずつですが必ず薄まってきます。
その薄まる効果を少しでも高める為に、仕事で集中したり会話をしたりする事を繰り返す事で気分を変えていく事が重要です。
私は当時の大変な時期を今振り返ってみて、あの時の経験が今の自分に役に立っているかどうかは分かりません。
辛くて数日間泣き続けなければならない経験なんて誰もしたくないのが本音でしょう。
あの当時は本当に目の前が真っ暗で、自分自身どうすればいいか頭がおかしくなるくらいでした。
それでも今こうして冷静にブログを書くまでになったのですから、本当に人生は不思議なものです。
私の個人的な話にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。