スマホ利用時間と学力調査の結果から【ながら勉強】のメリットデメリットを考える

ながら勉強とは、勉強をしながらテレビを見るとかスマホを操作する事を言います。

 

スマホを操作しながら勉強

マルチタスクという言葉もあって、若干意味合いは異なりますが同じようなイメージで使われる事もあります。

ながら勉強は良くない!というのが世間一般的な認識でしょう

私も資格勉強をはじめる前はそう思っていました。

 

しかし勉強を継続するという意味において、ながら勉強の内容と方法次第では良い面もある!と気付いたのです。

ながら勉強は絶対ダメと決めつけてしまったら、せっかくあなたに合う勉強法がなかなか見つからない事もあるかもしれませんよ。

今回は、国が小中学生を対象にした学力調査結果を元に、ながら勉強のメリットデメリットを多少無理やりですがご紹介します。


スマホなどネット利用時間が長い子供程、正答率が低くなる傾向

 


小学生のネット利用時間と正答率の関係


 

中学生のネット利用時間と正答率の関係

これは文科省の国立教育政策研究所が、平成26年度に調査した小中学校の学力テストの調査結果です。

そしてネット利用時間別の平均正答率をグラフ化したものになります。

小中学生共、ネットの利用時間が長い程平均正答率が下がる傾向にあります。

私はこの要因の一つとして、ながら勉強の影響があると思っています。

なお最初にお断りしておきますが、この調査結果とながら勉強との関係については一切公表されておりません。

私独自の見解であり、明確な根拠や定義もありません。

ネット利用時間が0分の子供のほとんどが成績が良いという事はありえませんし、その逆も同様です。グラフ化してみて一般的にこう考えられると推察の部分を紹介しているに過ぎません。

私自身は研究者でも国の教育関係者でもありません。

一個人としての意見をご紹介しているので、ぜひご了承下さい


 

ネット利用時間が長い子供の勉強の特徴

①ネット利用時間が長い子供程、勉強中でも近くにスマホを置いている可能性が高い
②勉強中でも常にスマホを操作できる状態にある
③仮に操作しなくても、SNSの着信や返信待ちなど頭の片隅にスマホが気になっている状態が続いている
④結果的に【ながら勉強】状態になっている

勉強中にスマホを近くに置くだけで【ながら勉強】になる

ここでのポイントは、勉強中にスマホを操作しなくてもいつでも手に取れる範囲に置いていれば【ながら勉強】と一緒だと言う事です。

SNSなどをやっていると、着信アラームがどんどん入ってくる人が居ます。

仮に返信をしなくても、頭の片隅にはその着信があった情報が半強制的に入ってきます。

例え勉強を2時間していたとしても、SNSから同じ2時間着信が入り続けていた場合にどれだけ集中して勉強できるでしょうか。

スマホが近くに無い場合と比較して、勉強の効果は著しく下がってもおかしくないですよね。

SNSだけでなく、最近ではゲームにおいても定期的にスマホをチェックして操作するようなゲームが多いのです。

例えスマホの操作が数分で終わる行為だったとしても、勉強が途中で中断する事には変わりありません。

それは【ながら勉強】そのものなのです。

スマホやタブレットで勉強する場合もあるから、ながら勉強の定義が難しくなっているかも…

 


基本的に【ながら勉強】はやってはいけない4つの理由

勉強が進まなくなる

一つの事に取り組むのと、2つの事に取り組むのとでは当然一つの方が進むのは早いです。

ながら勉強の内容にもよりますが、頭の片隅に気になっているだけでも勉強の能力やスピードは落ちるのです。

勉強時間が1時間2時間と長時間になればなる程、大きな差が出てきます。

勉強を2時間やったんだから明日のテストは大丈夫だろうと過信していたら、実は2時間【ながら勉強】をやっていたという場合。

2時間という時間だけが一人歩きしてしまい、どれくらい勉強できたのかという効果はすごく低いものになってしまいます


新しい事を覚える事ができない

新しい事を覚えたりする暗記系の勉強をしている時の【ながら勉強】は特に注意が必要です。

新しい英単語・漢字・用語を覚えたりする時ですね。

勉強のインプットとアウトプット脳が新しい事を記憶するにはただ覚えるだけではダメで、本当に脳が正しく理解して処理し記憶出来たのかを確認しなければなりません。

インプットとアウトプットの関係です。

テキストを一度見ただけで記憶できる一部の優秀な人でない限り、一番基本的な勉強の進め方でしょう。

英単語をノートに書き写すのはインプットで、実際小テストなどで覚えた事を確認するのがアウトプットです。

アウトプットで不正解だったものは、最初に戻ってインプットからやり直しです。

勉強とはこのインプットとアウトプットの繰り返しになります。

5回だろうが10回だろうが、脳が確実に覚えるまでひたすら繰り返します

 

 

しかしこの流れの邪魔をしてしまうのが【ながら勉強】なのです。

ながら勉強のインプットとアウトプット

勉強のインプットの場合、脳は勉強の事だけを一生懸命覚えようとします。

そこにスマホの着信が入ってきました!

さて脳はどちらの事を覚えたり優先したりすればいいのでしょうか?

これを繰り返していると完全に脳が混乱してしまい、本来勉強の事を覚えないといけないのにスマホの情報を一生懸命覚えてしまう時があるのです。

またはせっかく勉強で新しい単語を脳が覚えたのに、直後にスマホからのSNS着信で友達からの重要な連絡があった場合、友達の情報を優先してしまって勉強で覚えた単語を上書き消去されてしまう事態にもなるのです。

脳は一番大切だと思うインプットや情報を優先して覚えようとするという事だね

ながら行為は無意識状態に陥りやすい

車の運転中に携帯やスマホの画面を見る事が道交法で禁止されているように、ながら運転の危険性は度々指摘されています。

これは運転という行為とスマホを見たり操作するという行為を同時に行う事により、結果的にどちらかの行為の注意力や認識力が相当落ちてしまうリスクが高いからです。

スマホを操作する注意力が落ちても大問題になることはまずないでしょうが、運転行為の注意力や認識力が落ちてしまうと大事故に繋がります。

これは【ながら勉強】にも同じ事が言えます。

スマホに対する注意力や認識力が強くなると、いくらノートに英単語や漢字を書き連ねてもそれは無意識によるものでしかありません。

無意識による勉強は、脳がそのインプット情報を重要と認識していません。

重要と認識していない情報は脳が覚えようとしない訳ですから、結果的にいくら勉強をしても効果が出ないという事になります。

勉強をするという事は、その行為を重要だと脳が認識しながらインプットする必要があるのです。


ながら行為をしている自分を過信してしまう

ながら勉強で自信過剰状態

2つや3つ以上の行為を同時にこなしている自分自身に対して、ちょっと優越感や充実感を感じる事がありませんか?

それがまさに危険信号です。

ながら行為は一見効率良く物事が進んでいるように見えますが、実際の所脳はどちらか一方の情報しか処理しようとしていません。

それどころかどちらの情報を優先していいか判断がつかない場合、どちらの情報も処理していない可能性もあるのです。

ほとんど脳が処理していないにも関わらず、本人が【ながら行為】に優越感を感じているのでなかなか止められないという悪循環になります。


ながら勉強のメリット

では【ながら勉強】は絶対やってはダメな行為なのでしょうか?

勉強すると言っても内容はさまざまですし、勉強前の環境を整えたり自分自身のやる気を上げていくという準備も大切になります。

そういう面から、ながら勉強の具体的なメリットをご紹介します。


勉強前のモチベーションを上げる為にBGMをかける

特に暗記系の勉強をする時には、脳に対してインプットする情報を最優先して処理してもらわなくてはなりません。

その脳に対して今から働いてもらうぞ!的な合図の意味で、BGMをかけて予告をしておくのです。

これは今から勉強をする自分自身に対しての合図でもあるのです。

BGMの種類は自分の好きなものでいいと思います。

数曲流す事により、モチベーションが上がってきたなと感じた段階でBGMを止めて勉強していく流れです

これを繰り返す事により、勉強前の準備運動ができます。

準備体操無しでいきなり運動をすると体に相当無理がかかって、怪我をする可能性がありますよね。

勉強にも全く同じ事が言えると思います。

自分にとって無理な勉強法では継続する事は難しいのです。


勉強中のBGMは内容次第ではOK!

ながら勉強は基本的にはNGなのですが、脳に処理をさせない程度のBGMをかけるなら逆に勉強の手助けとなってくれる場合もあります。

セリフが入ったものは、脳が勝手に単語の意味などを処理しようと動いてしまいがちになるのでオススメできません。

私は資格勉強中、こちらを良く聞いていました。

 

ゆったりとしたテンポで、うっすら流れているぐらいの音量で聞いていました。

結局音楽が主張しすぎてはいけないのです。

あくまでも勉強が主役ですから、脇役の音楽は絶対主役より前に出てはいけません

これは【ながら勉強】でも【ながら行為】でも一番忘れてはいけない事です。

勉強>音楽、この基本スタイルです。


隙間時間での勉強

電車で通勤されている方は、スマホなどで各種勉強をされている方も多いと思います。

こういう場合集中して何かを覚えるというよりは、【ながら勉強】の効果を少しでも上げる方法を試してみてはいかがでしょうか。

・リスニングによる勉強
・動画による勉強
・過去問サイトを利用しての勉強

計算問題を解く事は難しいかもしれませんが、今はスマホで勉強できる方法はどんどん増えています

学生向けの講座や資格勉強用の通信講座など、塾や資格学校に通うよりはるかに安い費用で利用する事ができます。

インターネットが普及した現代では、このスマホやタブレットを利用した勉強方法をうまく活用する事で、今まで勉強する時間や機会がなかった人にもチャンスが回ってきたのです。

 

ただし!スマホやタブレットで勉強していると【ながら勉強】に突入しがちになるのは、デメリットでご紹介した通りです。

スマホメインで勉強している人は、定期的に勉強の効果がどれくらい出ているのかチェックしてみるのも良いかと思います。

その効果次第で、今の勉強法を続けていくのか改善した方が良いのか考えてみると、あなたにピッタリ合った学習法が見つかるかもしれませんね。


まとめ

 

ながら勉強のデメリット

・勉強のスピードが遅くなって、勉強時間に対しての効果が出なくなる

・インプット情報が複数入ることで脳が混乱し、何を優先して覚えるのか分からなくなる

・脳が無意識で情報を処理してしまう、無意識によるインプット情報は重要でないので覚えようとしない

・優越感や充実感の過度な上昇が、ながら勉強を常態化させてしまう

ながら勉強のメリット
・BGMをかける事で今から心身共に勉強モードに入る為の準備運動の役目

・主張しすぎない程度のBGMは勉強の手助けになってくれる

・通学通勤途中に隙間時間で勉強する場合、内容と方法次第で大きな勉強効果が期待できる

 

スマホとながら勉強
ぜひお気軽にどうぞ!