このブログでは、厚生労働省が発表した資料を参考にして、新型コロナウイルスの感染予防で出来るだけ行かない方が良い5つの場所をランキング形式でご紹介したいと思います。
ちなみに今回厚生労働省が注意を呼び掛けた避けるべき注意すべき場所の中に、「パチンコ」が含まれていないことに、ネット上で疑問の声があがっているようです。
「屋内の閉鎖的な空間」として、真っ先に候補になるのではないかというもので、名前が挙がらない理由について、様々な憶測も出ています。
新型コロナウイルスの感染予防の為に、避けるべき5カ所はココだ!
第1位(絶対避けたい場所!)…ライブハウス
2月18日に大阪市北区のライブハウスで行われたコンサートに参加していた人から、続々と新型コロナウイルスに感染したとの報告が相次いでいます。
このライブハウスには、窓がなく換気がほとんどされていない状態でした。
これだけでも感染症にかかってしまうリスクは相当高い場所なのですが、もう一つ重要なポイントがあります。
歌って叫んで動いて・・・、汗だくになりながら呼吸も激しくなります。
当然マスクをしてライブに参加している人は誰もいないでしょう。
そういう出演者と参加者との一体感がライブハウスの魅力なのでしょうが、逆にその状態こそが新型コロナウイルスの感染拡大リスクを相当高くしてしまっているのです。
空間に占める参加者の密度もかなり高いのがライブハウスの特徴ですので、一般的な閉鎖された施設(例えばスーパーマーケットとか家電量販店など)とはレベルが違います。
厚生労働省の発表資料で「換気が悪く」「人が密に集まって過ごすような空間」「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」が避けるべき場所として指摘されていますが、このライブハウスこそ全ての条件を満たしてしまう場所なのです。
ちなみにパチンコに関しては、窓や空調で換気は常にされていますし、今の時期ならマスクをしている方も多いと思います。
あとパチンコ中に叫んだり動いたり呼吸が荒くなるほど息をする事も、あまりないですよね。
という理由で、今回のランキングからはパチンコを外しております(念のために申し上げますが、私はパチンコ等ギャンブル類は一切やらない人間です!)
第2位(よほどの事情がない限り行かない方が良い場所)…スポーツジム
横浜市は6日、市内に住む70代の無職男性が新型コロナウイルスに感染していたことが判明したと発表しましたが、男性は症状が現れた後も市内のスポーツジムを5回利用し、同じ日にジムを利用した人は実人数で1406人になるそうです。
スポーツジムからの新型コロナウイルスの感染例も複数確認されていますので、スポーツジムも感染リスクが高い場所になります。
まあそれが目的なのがスポーツジムなのですが、呼吸が激しくなればなるほどもしその人が感染していた場合、周囲にも感染させてしまうリスクはどんどん高くなってしまいます。
これは先ほどご紹介したライブハウスと全く同じ状況なのです。
ただしライブハウスよりは人の密集度は低いでしょうし、換気もされているでしょうから、ランキングとしては第2位にしてみました。
第3位(出来れば行かない方が良い場所)…屋形船や飲食店
東京都内の個人タクシーの組合支部の新年会の会場となった屋形船ですが、これまでに確認された新型コロナウイルスの感染者19人のうち12人は新年会の参加者や、その関係者でした。
その時の状況としては、参加者は80人に加えて屋形船の従業員を含めると100人近かったようで、かなり密集度が高かったようです。
また会の途中からはカラオケも行われ、中には歌を歌いながら船の中を踊って歩き回る人までいたとされ、この時のカラオケでは、同じマイクをみんなで使っていたとのこと。
新年会は2時間半のコースで、この日は雨が降って風も強く寒かったこともあり、屋形船の窓はほとんどが閉められていたといいます。
お酒を飲むとハイテンションになって会話もはずむでしょうから、呼吸も普段よりは激しくなるでしょう。
このランキングの第1位から第3位までに共通する事は、息や呼吸が激しくなる!という事ですね。
私はこの屋形船の報道を最初に耳にした時に、船なんて窓からいくらでも換気してるんじゃないの?と思ったのですが、実は窓を閉めていたんですね。
屋形船に限らす、お酒を飲みながら会話がとても弾んで楽しい気分になる「居酒屋」「飲食店」などもリスクが高い場所という事になります。
でも逆に言えば「牛丼」「うどん」「ラーメン」など、さっと注文してさっと食べる事ができるお店は、リスクはさほど高くないでしょう。
同じ飲食店一つとっても、新型コロナウイルスの感染リスクはかなり違うと思うので、みなさんも注意して下さいね。
第4位(長時間居るとリスクが上がるかもしれない場所)…高速バスや飛行機
国内の日本人で初めて新型コロナウイルス感染が確認されたのが奈良県のバス運転手だったのですが、このバスは中国武漢からのツアー客を乗せて移動していました。
高速ツアーバスは長時間同じ人達を乗せていますので、その乗客の中に感染者が居た場合、周囲への感染リスクが高くなってしまいます。
ちなみにこれもネットで指摘されている事なのですが、満員電車はどうなのよ?という声がありますが、満員電車に数時間乗車している事はほとんどないですよね?
それに駅に着く度にドアが開放されますので、換気もされています。
もちろん満員電車での感染リスクがゼロではないのですが、高速バスツアーと比べるとかなり感染リスクは低いのではないでしょうか。
第5位(少し気にしておくべき場所かも?)…学校
2月27日に全国の小・中・高及び特別支援学校に春休みまでの休校を要請すると安倍首相が発表して、翌日28日に、文部科学省から全国の自治体に正式な通知が出され、一部の学校では3月2日から長い春休みが始まっています。
政府の発表に何の根拠もない!とか議事録が無い!とかいろいろ騒がれていますが、結局の所学校を一斉休校する意味があるのかないのかというのがみなさんが本当に知りたい事でしょう。
新型コロナウイルスは、特に若い世代においては感染しても発症しない事が多いようで、本当の感染者がどれくらいいるのか実態がまだまだ不明です。
熱や咳などの症状が無ければ、病院に行く人はほとんど居ないでしょうからね。
ちなみに中国では1月末、日本でいう文部科学省にあたる「教育部」が新型コロナウイルスへの対応方針として、「停課不停学」というスローガンを発表しており、日本語にすると「(学校の)授業は止めるが、学びは止めない」ということ。
教室での授業は感染リスクが高く自粛するが、自宅でのオンライン教育を推奨することで学ぶ機会は減らさないという取り組みだそうです。
日本ではICTという「IT新改革戦略」という教育の情報化に関する取り組みがありますが、その実態は各自治体や学校毎にやることがバラバラで、とても国や政府が一貫して進めていく事は不可能に近い状態です。
これは文部科学省ホームページの中の、新型コロナウイルス関連の学校に関する情報ページの一部なのですが・・・☟
ちなみにこのPDFページ、まだ続きがあるので本当に目がチカチカしてきます。
まあ文科省としても本当に唐突な学校一斉休校だったのでしょうが、こんな後手後手な対応だと自宅や学校でネットによる学習が普及するのはまだまだ先のようですね。
以上、新型コロナウイルス感染予防対策、避けるべき5か所を理由付で独自ランキング発表!のご紹介でした。