2022年になってガソリン価格が急騰しています!
一時はハイオクで1ℓ当たり200円を超える時期もあったりして石油危機的な状況でした☟
そんな時にちょっとでもガソリンを節約しようと燃費向上に頑張っている人も居ると思います。
私の車は今から10年前に購入したホンダの「フィットハイブリッド」☟
走行距離は18万kmを超えていますが、今回頑張って極限までエコ運転した場合の燃費はどれくらいなのか調査してみました。
極限までエコ運転するのでエアコンは使用せず、ライトを付けなくても大丈夫な日中に限って運転します。
燃費が良いとされているハイブリッド車でも、10年18万km走っていると搭載しているバッテリーの劣化も気になりますよね。
調査方法は車のメーターに表示されている燃費計と、ガソリン満タン調査方式です。
ポイントは3つです☟
・メーター燃費計で29.2km/ℓを記録!
・ガソリン満タン方式で27.85km/ℓを記録!
・10年前のハイブリッド車でも、最近販売されている最新ハイブリッド車並みの燃費だった!
10年18km超のハイブリッド車の実燃費は?
2022年時点で一番燃費が良いのはダイハツロッキー
ここで2022年時点で販売されている国内車で一番実燃費が良い3車種はこちら(e燃費調べ)☟
<メーカーと車種> | <実燃費> | <カタログ燃費> WLTCモード JC08モード 10.15モード |
ダイハツ ロッキー | 25.48km/ℓ | 28.0km/ℓ 34.8km/ℓ ・・・・・ |
トヨタ アクア | 24.79km/ℓ | 30.0~34.6km/ℓ ・・・・・ ・・・・・ |
トヨタ ライズ | 24.14km/ℓ | 28.0km/ℓ 34.8km/ℓ ・・・・・ |
少し昔なら燃費の良いハイブリッド車と言えばトヨタのプリウスでしたが、最新の実燃費ランキングだとプリウスは11位(22.82km/ℓ)でした。
ハイブリッド車だけでなく自動車業界の長年の問題点として、カタログに記載されている燃費と実際の燃費が相当かけ離れていることが指摘されています☟
給油所にて…メーター燃費26.9キロ…これは最高記録出るかな?と思いきや実燃費23.7キロ⁉️3キロ以上も誤差があるw😫😫😫トヨタさんちゃんとせなあかん🤬🤬🤬#カローラツーリング #実燃費 #燃費 pic.twitter.com/5blbfl4Ksn
— 百合雷電@ゆるくキャンプしよ🏕 (@Du70Cq9fHDAASxQ) April 17, 2020
最近ではWLTCやらJC08などと、訳が分からない単語が並んでおり、結局どこを参考にすればいいのかさっぱり分かりませんよね。
我々ユーザーが知りたいのは「結局実際の燃費はどれくらいなのか?」ということでしょう。
ちなみに最新のトヨタプリウスは、車種によってはカタログの燃費は40km/ℓを超えています!
しかし実際の燃費は20km/ℓ前半なんですよね。
今回実燃費を計測する車とコース紹介
私が普段乗っているのが、2010年10月に販売されたホンダのフィットハイブリッド(GP1)です☟
コンパクトカーで大ヒットしたフィットの記念すべきハイブリッド車第1号なのです。
ちなみに当時のカタログ燃費はJC08モードで26km/ℓ、10.15モードで30km/ℓでした。
e燃費サイトによると、このフィットハイブリッドの実燃費は18.73km/ℓと報告されています。
普段私が走行している道は通勤で使用している往復約40kmの道。
信号は全部で20個程ありますが、渋滞は一切無く快適な運転が出来る区間がほとんどです。
今回の燃費調査に当たっては高速道路は全く使用せず、一般道において40km~60kmのエコ運転を心がけました。
では10年18万km超走った車の燃費はどうなったのか、調べてみましょう。
燃費は驚きの結果に!
まずガソリンを満タンにしてメーター燃費計を一度リセットします。
次にガソリンを給油する時に表示されているメーター燃費計を調べてみました☟
調査したのが5月で、エアコンをほとんど使用していない快適な時期だったので驚くほど燃費が向上しています。
エアコンを常に使用する夏だと燃費が2~3km/ℓ程は下がるでしょうね。
どちらにしてもメーター燃費としては10年落ちの車とは思えない程良い結果となりました。
では問題の実燃費はどうでしょうか。
ガソリン給油量26.01ℓに対して走行できた距離は724.5km☟
実燃費を計算すると、724.5km÷26.01=27.85km/ℓということになります。
e燃費サイトで一番燃費が良かった車、ダイハツロッキーが25.48km/ℓですので、それを大幅に上回る結果になりました!
これだけ燃費が良いとハイブリッド車に搭載されているバッテリー類の劣化は現在でもほとんど無いということでしょうね。
ちなみに今回計測したフィットハイブリッド(GP1)に搭載されているシステムは、簡易ハイブリッドというIMA(Integrated Motor Assist System)というもの。
更に搭載されているバッテリーも、近年一般的に使用されているリチウムイオンバッテリーではなく、ニッケル水素バッテリーなのです。
買って10年、走行距離は18万kmを超えていますが、まだまだ現役で活躍できますね!
ちなみに1回だけの燃費調査だと突っ込まれそうなので、念の為後日もう1回燃費調査しています。
その時のメーター燃費が28.5km/ℓで、走行距離が774.2km☟
1回目よりも少し燃費が落ちていますが、あまりにも暑い日があったので誘惑に負けてエアコンを運転させてしまいました(笑)。
途中までは29km/ℓあったのですが、エアコンを付けたとたん燃費がどんどん下がる下がる!
罪悪感を感じながら車の運転をした結果です。
そしてガソリン給油量が29.31km/ℓ☟
実燃費を計算すると、774.2km÷29.31=26.42km/ℓということになります。
エアコンを運転すると、メーター燃費と実燃費の差が大きくなるんでしょうかね。
なお普段エコ運転を全くしなくてエアコンを効かせた状態だと、だいだいメーター燃費が24km/ℓぐらいでした。
例えば燃費が5km/ℓ向上すると、私の車の場合金額にして1回当たりの給油で800円ぐらい違ってきます。
1ヶ月に2回給油するとして1600円。
1年換算すると、1600円×12ヶ月=19200円!
食料品や衣料品、サービスなどありとあらゆるものが値上げされていて、この値上げラッシュはまだまだ続きそうです。
そんな時こそエコ運転を心がけてみてはどうでしょうか。
気持ちにもお財布にも優しくなるのは間違いないですよ。
以上「10年経ったハイブリッド車を極限までエコ運転したら燃費はどうなった?バッテリー劣化は?」でした。