自粛警察という名の違法行為が多発!その原因は日本特有の「同調圧力」にある!

2020年、新型コロナウイルスの感染拡大防止の為緊急事態宣言が日本全国で発令されました。

外出自粛要請により私たちの暮らしに多大な影響が出ましたが、ある行為が問題になりました。

自粛警察によるさまざまな迷惑行為です

今回は、この自粛警察がなぜ広まってしまったのか、私独自の意見をご紹介したいと思います。

ポイントは3つです。

①自粛警察とは、休業の要請に応じていない商店街や店舗などに対し、嫌がらせのような電話や貼り紙を貼るといった行為のこと

②自粛警察の行為は明らかに違法行為。場合によっては逮捕される事もあるが、強く非難される事が少ない

③日本に昔からまん延している「同調圧力」、その影響は町内会をはじめとして現在も強く残っていて、生きずらさの要因にも


日本において「自粛警察」が強く非難されることが少ないのはなぜ?

行き過ぎた「正義感」や「倫理観」から生まれる自粛警察

警察

Wikipediaによると、自粛警察とは次のように紹介されています。

自粛警察とは、2020新型コロナウイルス感染拡大に伴って生じた社会的風潮のひとつで、自粛要請に応じない人を誤った正義感や嫉妬心、不安感から攻撃する風潮を指す俗語

具体的に言うと次のような行為の事を指します。

法律で着用を義務付けられていないマスクを着用していないことを批判する
自粛をしなかった、あるいは自粛をしていないと勘違いされた店舗に対して、営業しないよう張り紙や電話をしたりSNSで拡散
外で遊ぶ子供をターゲットにした嫌がらせや通報をする行為
他県ナンバーの車にいたずら書き

このように自粛警察の活動は私たちのごく身の回りにまで及んでいます。

愛知県では、新型コロナウイルスに関する苦情やトラブルなどの110番通報が、4月だけで愛知県警察本部に220件以上(3月の40件と比べ5倍以上)に及びましたが、休業要請や外出の自粛に応じていないと指摘する通報が多く、緊急性のないものが主で警察の業務にも少なからず支障が出ました。

このように直接的や間接的関係なく、自粛要請に従わない事に対して何らかの行為をしてしまう人がいかに多いかが分かります。

ただ場合によっては自粛警察本人が逮捕される場合もあります。


行き過ぎた自粛警察の行為次第では逮捕される事も

逮捕

日本における政府からの外出自粛要請はあくまでも「要請」であり、「指示」や「強制」ではありません。

あくまでも自粛するかどうかは私たち個人の判断に委ねられているのですが、その要請に従っていない人や店舗に対して一方的に攻撃してしまう「自粛警察」の行為次第では、逮捕される事も十分ありえます。

店舗に無断で張り紙をする行為は軽犯罪法になる可能性がありますし、更に暴言を書いた張り紙により店舗経営者を心身ともに疲弊させたような場合には、威力業務妨害にもなります。

張り紙に生命身体財産等に危害を加える旨の脅迫文言を書いて自粛を迫った場合には、強要罪にもなります。

海外においては緊急事態宣言で外出が禁止される国が多く、罰則が設けられている場合が多いのでこのような「自粛警察」が問題になるケースはそもそも少ないと思いますが、日本においては公的機関が取り締まる事が無いので、その対応に疑問や不満を持っている人も少なくないのが、自粛警察が生まれる原因とも言えるでしょう。

しかしこの自粛警察という俗語には、どこかプラス面といいますか社会にある程度受け入れられているイメージがありませんか?

自粛要請の中で営業している店にも一定程度落ち度があるから自業自得だ!

こう思っている方は意外と多いんじゃないでしょうか。

このような考え方の元になっているのが、「同調圧力」と言われるものなのです。


同調圧力は、まじめで几帳面な人が陥りやすい

回覧板

日本人はまじめで勤勉な人が多い・・。

これが事実かどうかはともかく、こういう固定概念があると、破天荒な奇想天外な行為をしてしまう人が浮いてしまいます。

空気を読む」という言葉がありますが、まさにこれも同調圧力が生み出す現象です。

・みんなまじめにやってるんだから、当然あなたもできるよね?

・(会社で)周りがみんな残業しているから、帰りずらい雰囲気になっている

・学校に登校するのは当たり前

・町内会や自治会に入らないと村八分にされる

・PTA活動は子供の教育の一環として大切だから、全員入会すべき

自粛警察による問題行為が広まっていた時に、戦時中の「隣組」のようだと指摘した人が居たそうですが、この隣組こそ町内会のような組織であり、当時は物資の運搬や配給、空襲での防空活動などを行っていたのです。
それと同時に思想統制や住民同士の相互監視の役目も担っていて、「あの家は誰も手伝わないからけしからん!」といった個々の事情を無視した制裁のような行為が行われました。
令和になった今でも、自治会に入らない事で様々な嫌がらせを受けたというニュースを聞くたびに、悲しい思いになるのは私だけではないはずです。
しかしこれが今回の新型コロナウイルスの自粛警察のケースとなると、どこか肯定的に捉えてしまう社会空気があるような気がしています。

生真面目で勤勉という事はすばらしい事だと思うのですが、その価値観や行動を他人に半強制的に迫ってしまうと、それは強い圧力となって人を追い詰めてしまう場合があるので、注意が必要なのです。

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令和になった現代にも強く影響している「同調圧力」、一度社会全体で考えていく必要があるかもしれませんね。

以上、「自粛警察という名の違法行為が多発!その原因は日本特有の「同調圧力」にある!」でした。

自粛警察
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