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緊急事態宣言外出自粛要請後、北海道はどうなった?感染者数はどう変わった?【新型コロナウイルス】

北海道の緊急事態宣言

昨日3月30日の夜に、東京の小池知事が緊急会見を行いました。

現在の新型コロナウイルスの感染状況について、海外からの帰国者に加え、特に感染経路が不明な例が増えているとしたうえで、新たな感染防止策を発表しています。

・夜間から早朝にかけて営業しているバー・ナイトクラブ・酒場など、接客をともなう飲食業の場で感染したと疑われる事例が多発中

・若者の皆さまには、カラオケ、ライブハウス。中高年の方々はバーやナイトクラブなど、接待をともなう飲食店などに行くことは、当面、控えていただきたい、自粛していただきたい

今後当面東京においては、外出自粛要請や飲食店への入店自粛要請が続くことになります。

この外出自粛要請ですが、約1ヶ月前の2月28日に北海道で緊急事態宣言が出されて外出自粛要請が呼びかけられました。

その後、日本各地で新型コロナウイルスの感染が拡大していますが、では北海道で緊急事態宣言が出された後、新型コロナウイルスの感染者はどう変わったのでしょうか?

なお3月30日時点での情報を基に今回の記事は作成しています。

ポイントは3つです。

①北海道では、新型コロナウイルス陽性患者数は2月27日をピークに減少傾向
②直近1週間では、数人程度で推移中
③現在の所緊急事態宣言による外出自粛要請で一定の効果は出ている模様だが、油断はできない状況

参考にしたデータは、北海道庁が公表している 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報」 です。


外出自粛要請後、北海道はどうなった?現在の状況をご紹介

①北海道での日別陽性患者数推移

北海道陽性患者数推移

2月27日に北海道で新型コロナウイルスの陽性患者数が15人と、前日(26日)比で約4倍になったのを受けて、緊急事態宣言が出された訳ですが、その後は一貫して陽性患者数は減少しています。

新型コロナウイルスの検査に関しては、遺伝子検査であるPCR検査をはじめとして、日本での検査数が外国と比較して少ない事が当初から指摘されていました。

また潜伏期間に関しても、インフルエンザウイルスよりもかなり長いのが特徴ですので、例え外出自粛要請が出されても、その効果が出るまでには時間がかかるのです。

2月28日に北海道で外出自粛要請後、一旦陽性患者数が減少して3月6日以降増加したのは、この潜伏期間による影響と思われます。

しかし、3月14日以降は新たな陽性患者数は4人以下で推移しており、日によっては0人の場合もあります。

現時点でグラフから判断すると、緊急事態宣言による外出自粛要請で一定の効果は出ているようです

②直近1週間では、陽性患者数は数人程度で推移中

北海道陽性患者数推移

直近1週間の、北海道での陽性患者数は数人で推移しています。

ちなみに北海道では、2月28日以降、毎週末において外出自粛要請が出されています。

現在も緊急事態宣言が発令中なので、不要不急の外出は控えなければなりません。


③北海道では外出自粛要請で一定の効果は出ているが、今後も油断はできない(特に都市部)

ナイトクラブ

緊急事態宣言が出されて約1ヶ月の北海道の現状をご紹介しました。

一定の効果が出ているのは間違いなさそうなのですが、今回の新型コロナウイルスに関してはまだまだ分からない事も多く、油断は出来ない状況です。

以前は気温が上がってくると感染は自然に治まるのではないか?との楽観的な見方もありましたが、欧米で爆発的に感染拡大している状況では、そんな見方は一気に消えてしまいました。

また若者は新型コロナウイルスには感染しないのも間違っていて、感染しているけど症状が無い(無症状感染者)為、街中を出歩いて感染者を増やしてしまう事例も増えています。

新型コロナウイルスの影響が長期的なものになる!との見方が広まりつつあるのです

今後は日本一人口の多い首都東京をはじめとする、首都圏の動向に日本のみならず世界から今まで以上に注目される事になります。

 


以上、「緊急事態宣言外出自粛要請後、北海道はどうなった?感染者数はどう変わった?【新型コロナウイルス】」でした。

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