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愛媛で17名が新型コロナ集団発生(クラスター)、一般の病院と異なる事情がある!

新型コロナクラスター

5月14日に、愛媛県松山市の病院の入院患者や職員など合わせて17人が、新型コロナウイルスに感染していたことが新たに確認されました。

この病院では、介護職員として勤務する30代男性とその同僚40代の女性の感染がすでに確認されていて、愛媛県は病院で集団感染が起きたとしています。

現時点で報道されている事はこれぐらいなのですが、実はこの病院は一般病院とは少し異なる事情があるようです


クラスターが発生した「牧病院」では、一般外来が区別されていて面会も一部に限定だった

今回新型コロナウイルスの集団感染が発生した愛媛県松山市の「医療法人鶯友会 牧病院」は、松山市の中心部からは少し離れた場所にあります。

多くの観光客で賑わう道後温泉から、車で15分程山あいにあります。

診療科目は「精神科・診療内科・内科」で、病床数は約182床あります

病棟は6階建て4病棟で、「精神科病棟の閉鎖的なイメージを一新したかった」と牧院長の言葉どおり、広く開放感にあふれて明るい雰囲気の病院だったようです。

外来診療は診療内科・精神科一般のほか、認知症専門医による認知症診療を行っており、物忘れ外来も創設されました。

以前は紹介で入院する人が多かったようですが、最近ではウェブサイトを見て認知症の専門医が居るという事で、問い合わせて来院する患者さんも多くいました。


松山市によると、今回集団感染が確認された精神科病棟は一般外来と患者やスタッフの行き来は限られていた模様

また牧病院のホームページによると、3月からは臨時の感染予防対策委員会を立ち上げていて、段階的対策、いわゆるフェーズ別マニュアルを作成して実施中でした。

面会に関しても4月20日付で主治医の求めた場合を除き、家族を含めた皆様には入院されている患者様への面会をご遠慮いただいているとの案内文がありました。

感染者の大半が精神科病棟に集中している事や、一般外来や面会なども限定されていた事から、12日に感染が判明した30代男性介護職員や他の病院職員の行動経緯が気になる所です。


新型コロナウイルスの病院内でのクラスターが相次いでおり、同じ日の14日には東京・世田谷区の「世田谷井上病院で、新たに患者など27人の感染が確認されました。

世田谷井上病院によりますと、新たに感染がわかったのは入院患者の男女20人と看護師などの職員7人です。

緊急事態宣言が段階的に解除されている新たな段階に入った訳ですが、当分は気を緩める訳にはいかないようです。

 

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