三日坊主という言葉があります。
何かをやろう!と決意してみたけれど、結果的に出来なかったり長続きしなかったりする事ですね。
新しい事をはじめたり何かを継続する事は、場合によっては大変な苦痛や苦労をしなければなりません。
特に資格取得などの勉強に関しては、スタートする前からあまり気が乗らないなと思っているケースも多いでしょう。
そういうあなたの為に、3日坊主にならない為には何をしておくべきかを具体的に5つのポイントに分けてご紹介します。
結論だけ早く教えて!という方は、目次のまとめをご覧下さい。
ちなみにここでは
・気合が足りない!
・資格は過去問だけやってれば合格する!
などと言った精神論や具体的勉強方法に関しては一切触れません。
3日坊主にならない為のコツは…
そもそも何の為に勉強するのか目的をはっきりさせる
目的と目標の違いとは
勉強を始めようとする人は必ず何かの目的があります。
・職場から資格取得を促されてしょうがなく勉強をやらなければいけなくなった
・このままダラダラ過ごすのも時間の無駄なので、将来に備えて勉強でもやってみようかな
・ある人が資格を取ったみたいだから、私も取ってみたくなった
本当に人それぞれでしょう。仕事に関係するものや私生活に関する事など目的は一つでない場合も多いと思います。
しかし、ここで一度考えて欲しいのです。
あなたがこれから勉強する具体的な目的とは何でしょうか?
目的とは何らかの事を実現しようとしてめざす行動全般や目当ての事です。
勉強の目的だと、転職の為・将来に向けて自己啓発・友達に自慢したい等があるでしょう。
対して目標とは、その目的を具体的に実現させる為の方法や到達点をいいます。
1日1時間勉強するとか、ある資格を取得するなどがあるでしょう。
1日の行動スケジュールを決めたり、資格取得までの勉強計画を立てたりするのも目標の一つです。
この目標を立てるのに一生懸命になりすぎて、肝心の目的がぼやけていませんか?
目的が曖昧だと勉強は長続きしない
例えば将来が不安だからなんとかしないといけないという目的で、ある資格取得を目指す目標を設定したとします。
ここでぜひ、将来が不安だから勉強するという目的を更に掘り下げてみましょう!
将来が不安だから勉強するという目的から、今の生活環境が既に不安だという事が分かりますね。
更に目的を掘り下げてみます。
どうです?かなり具体的な目的になってきたと思いませんか?
×将来が不安だから勉強する
〇現在の年収が高くなく将来の生活資金が厳しそう、今から貯蓄をするか副業を考えているのでその分野の勉強したい
目的があいまいなままだと、結局自分自身が本当に目指す地点もぼやけたままです。
まるで霧の中をさまよってしまう感じです。
目的地点がぼやけたままでいくら立派で完璧な目標を立てたとしても、その目的にたどり着く事は大変困難になります。
先ほどの例ですと、貯蓄や副業関連の書籍で勉強したり関係する資格取得を改めて調べてみる流れになると思います。
行動も具体的になりますよね。目的がはっきりしているからです。
目標よりもまず目的を最優先して明確化させましょう。目標はその後でじっくり考えながら立てましょう!
自分に合う勉強方法をじっくり考えてみる
IT化によって学習する方法は多種多様になった
いざ勉強するぞ!と決めた時のやる気や気合はあったんだけど、いざ勉強してみると長続きしない・・・。
あなたのその勉強方法は、自分自身に本当に合っていますか?
勉強というと独学で一人でじっくり取り組むというイメージなんですが、勉強にもさまざまな方法があります。
現代はIT化がどんどん進んでいますから、自宅でネット通信によるさまざまな勉強ができるんですよ。
スタディサプリ…リクルートの子会社が運営するインターネット予備校。
Progate…オンラインでプログラミングが学べる。複数の言語に対応している。
自分に合わない勉強法では長続きしない
従来の通信講座や資格学校に通った場合、それなりの費用がかかります。
その費用がもったいなくて、無理にテキストと過去問だけの勉強をしていませんか?
いくら勉強の費用を安くすませても、勉強を続ける事ができなければ全く意味がありません。
それどころか、大切な時間という取り戻す事が出来ないものを失う事になります。
更に!勉強を続ける事が出来なかった結果、学習する事自体が嫌になったり自己嫌悪に陥る可能性だってあるのです。
私は勉強の為にお金を使う事は全然アリだと思います。
2018年10月の宅建試験に独学一発合格した私ですが、資格勉強の後半になると結構自分を追い込んでいました。
正直しんどいな~と思う事もしばしばでした。
ある時に宅建試験解説動画を見ていたのですが、すごく分かりやすく丁寧に説明されている講師の方がいました。
この講師の方は宅建塾なる有料の合格塾を運営されていますが、様々な企業や資格学校にも出向いているようです。
この講師の方の授業だったらお金を払っても行きたい!と私は今でも思ってます。
こういう出会いがあって、勉強の楽しさや奥深さに目覚めた人だって沢山いるはずです。
自分に合った勉強方法を探す旅に出掛けるのも悪くないと思いますよ(ちょっと大げさかな?)
勉強時間を含む1日の行動スケジュールを決める
これは私の平日の行動スケジュール表になります。
このブログを更新している時点で、約1年半程ほぼこのスケジュール通り実践しております。
実際勉強を開始する時に問題となるのが、いつ勉強するのかという事です。
時間が空いた時とか手が空いた時などの、不定期な時間では絶対長続きしないのは当たり前の話なのですが
休日にまとめて勉強しよう!という計画は、私はあまりお勧めできません。
勉強は継続してこそ最大の効果を発揮するので、ぜひ毎日勉強する計画を立ててみてください。
毎日というと大変かもしれませんが、通勤通学途中の隙間時間にスマホで勉強する方法もありますよ。
あるいは寝る前の30分間などもいいでしょう。
どの時間帯で勉強するにしても、この時間には必ず勉強するというスケジュールを立てる事がポイントです。
そしてこのスケジュールで勉強を習慣化します。
最初の1か月はしんどいかもしれませんが、その時期を過ぎると逆に勉強しないとちょっと違和感を感じるぐらいになりますよ。
そうなれば勉強が習慣化した瞬間です!
勉強が習慣化すると、眠い!しんどい!だるい!などと余計な事を考える前に勉強する自分に気付く事ができます。
この勉強スケジュールを立てる上で、一番やってはいけない事があるんです。
特に短期集中型の人がやってしまいがちな事です。
睡眠時間を削ってまで勉強を優先すべき時は、人生においてそうそうありません。
受験生など学生時代にひたすら日々勉強する場面においてはそういう場面もあるでしょう。
まさに人生を左右する勉強ですからね。
ただ今回私が紹介している場面は、社会人の方を主なターゲットとしております。
それなりに働いているけど、何かを学ぼうかなと思っている人です。
そういう人は、あくまでも本業の方を優先すべきです。
将来転職や副業的な事を考えていたとしても、睡眠時間だけは削ってはいけません。
そもそも睡眠とは脳を休息させるのが目的であり、記憶が定着する(整理)効果もあります。
それが睡眠不足なると、脳は休息できないし記憶も定着出来ない事態になります。
即ち、勉強どころじゃなくなる訳です!
ただでさえ勉強を継続する事で脳はいつも以上に頑張ってくれています。
その脳に休息を与えないと、自分自身がしんどくなって結果勉強がつらくなってきます。
つらい勉強を継続した結果どうなるか・・・。
途中で挫折してしまう可能性が高くなります。
勉強を継続させる事を最優先する為に、睡眠時間を削る事は避けましょう。
周りの人に勉強宣言してみる
勉強するということは新しい自分を探す第一歩
生涯学習の意味とは
・ある程度の規模の会社に入社できればあとは会社が面倒を見てくれる
・それなりの大学を卒業する事で、それなりの規模の会社や職業に就く事ができる
・総合職という配置換えが当たり前な日本の働き方において、特定の資格をもっていても意味がないし生かす機会が無い
自分から勉強してあらゆる変化に対応できる準備をする
本を読んだり資格勉強をする事は、少なくとも自分から行動しないとはじまりません。
学生時代に親や先生から言われて勉強をするような受け身的な行動とは全く違います。
積極的に自分自身が考えて行動する事で、本当にあなたがやりたかった事や興味がある事などが浮かびあがってきます。
目的がはっきりするのです。
まとめ
・自分に合う勉強方法をじっくり考えてみる(独学、通信、学校)。お金の問題ではない
・どの時間帯に勉強するか事前に決めておく。そして習慣化させる
・周囲に宣言して、勉強のスイッチを押してもらう
・生涯学習を通して自分のやりたい事を探してみる