このブログでは、登録販売者試験範囲の「医薬品の適正使用・安全対策」のうち、過去問で頻出されている項目をまとめてご紹介しています。
試験では一番最後に出題される項目なのですが、勉強が後回しになりがちで実は意外と点数が稼げない項目でもあるのです。
医薬品の副作用や、総合機構の仕事内容などを問われます。
試験対策としては、とにかく過去問をこなしていきましょう!
2020年の愛媛県登録販売者試験において出題された問題を一つご紹介します☟
問108 ステロイド性抗炎症成分が配合された外用薬を化膿している患部に使用しないこととされている理由に関する記述について、正しいものを1つ選びなさい。
1:皮膚刺激成分により、強い刺激や痛みを生じるおそれがあるため
2:感染の悪化が自覚されにくくなるおそれがあるため
3:細菌等の感染に対する抵抗力を弱めて、感染を増悪させる可能性があるため
4:湿潤した患部に用いると、分泌液が貯留して症状を悪化させることがあるため
一瞬「4」かな?と思ってしまうのですが、正解は「3」です。
主な医薬品とその作用でも出題されそうな問題もこの項目の試験範囲に入っています。
医薬品の副作用などもしっかり押さえていきましょうね。
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登録販売者試験、医薬品の適正使用・安全対策の重要ポイントはコレだ!
相談用の窓口担当部門の名称、電話番号、受付時間
(添加物に関しては会社の自主判断による)
「総合機構」で評価検討、厚生労働大臣が「薬事、食品衛生審議会」の意見を聴いて判断する
医薬品の副作用
小柴胡湯 | インターフェロン製剤との併用で間質性肺炎 |
インドメタシン、ケトプロフェン | ぜん息 |
カフェイン含む眠気防止薬 | 胃かいよう |
アミノピリン、スルピリン | ショック |
デキストロメトルファン臭化物とリドカイン | アレルギーショック |
カゼイン | 牛乳タンパクによるアレルギー |
フェニレフリンやメチルエフェドリンなど、アドレナリン成分 | 糖尿病悪化リスク |
アスピリン、イブプロフェン | 出産予定日12週以内の場合、分娩時出血リスクが有るので使用しない |
次硝酸ビスマス | 吸収増大による精神神経異常(使用前後は飲酒しないこと) |
・塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)使用で、高血圧患者の脳出血副作用例が報告。プソイドエフェドリン塩酸塩へ切り替え
障害年金と障害児養年金は請求期限無し
医療費以外は定額保証
副作用被害者救済制度の対象にならないケースのうち、製薬企業に損害賠償責任がある場合相談する医薬品又は医薬部外品に関する苦情を受け付け(健康被害以外もOK)
・10月は「薬と健康の週間」
・副作用情報は「厚生労働大臣」に報告する(実務上は総合機構へ)
・健康食品などの副作用情報は、「保健所」へ連絡
・医薬品副作用被害救済制度は、製薬企業の社会的責任の公的制度で1980年5月開始
・副作用救済制度の対象は、入院治療を必要とするもの
・「その他の注意」にはマークは無し
厚労省の指示で原則4週間以内に医療関係者に手渡し医薬品、医療機器、再生医療機器が対象
・医薬品の副作用被害救済制度の対象とならないもの
殺虫剤 | 一般用検査薬 |
生物由来製品(別制度で救済) | 予防接種(別制度で救済) |
製品不良 |
患者向け医薬品ガイドを掲載している
無承認無許可医薬品と健康食品の情報については、保健所へ連絡
エアゾールやアルコール | 消防法で「火気厳禁」 |
エアゾール | 高圧ガス法で「高温に注意」 |
以上、「【2020~2021年版】登録販売者試験に頻出で覚えにくい、医薬品の適正使用・安全対策の重要項目一覧まとめ」でした。
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