私は2020年愛媛県において開催された登録販売者試験において、独学一発合格する事ができました☟
このブログでは、登録販売者試験において私が勉強した時間や方法、訳の分からない漢方薬や生薬のオススメ暗記方法をご紹介します。
とにかく暗記を求められる試験ですが、ちょっとしたテクニックを利用して単語を覚えやすく、かつ忘れにくくする方法など、ぜひ皆さんの参考になればと思います。
今回ご紹介する内容はこちら☟
①登録販売者試験の概要(勉強代は安いが受験料が高い!都道府県によっては平日受験になる事も)
②勉強する為の費用はかなり安い(テキストは最新版でなくてもOK、過去問は無料のネット版で!)
③1日1時間ちょっと、4カ月程度、約150時間ぐらいで独学合格できる!短期集中型の勉強でもOK!
④マイノート(虎の巻)を作って、覚えにくい薬を脳に刷り込んでいく!
登録販売者試験に合格する為の方法はコレだ!
登録販売者試験の概要
登録販売者の資格は、都道府県認定による資格です。
なので試験は各都道府県が主体となって実施されており、試験内容や試験日も都道府県によってバラバラです。
ちなみに私が受験したのは愛媛県含む四国ブロックですが、試験日が平日でした。
今まで資格試験を何回か受験しましたが、平日の試験は初めてでしたね。
これだけでも一般社会人の方は敷居が高くなってしまいますが、更にきついのが受験料がかなり高いのです。
15000円!
平日試験で受験料が1万円オーバーともなれば、よほど興味のある方か資格マニア用の試験となります。
なので何が何でも一発合格しないと、時間的にも金銭的にも大きなダメージを受ける事になります。
なお都道府県によって出題される問題もバラバラなの?と思うかもしれませんが、いろいろな都道府県の過去問を解いた結果、問題はほぼ使いまわし状態でした。
出題される頻度の高い薬の成分や出題傾向は決まっていますから、全ての項目をみっちり覚える必要は全くありません。
ちなみに登録販売者試験の合格率は、全国平均で約40%前後。
試験する都道府県によって合格率の差はありますが、そこまで難しい試験ではありません。
なお、住所地や勤務地に関係無く全国どこの都道府県でも受験可能で、複数県での重複受験も可能ですよ。
また出題数と出題科目も全国同じです(実際の試験での出題科目順番は異なる)☟
医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 20問(出題数) |
人体の働きと医薬品 | 20問 |
主な医薬品とその作用 | 40問 |
薬事関連法規・制度 | 20問 |
医薬品の適正使用・安全対策 | 20問 |
合格する為には総合得点70%以上で、かつ各科目40%以上得点する必要があります。
なので各科目をまんべんなく勉強する必要があるのです。
更にこの表を見ても分かる通り、「主な医薬品とその作用」だけ、他の科目の倍の40問出題されます。
なので登録販売者試験において、この科目をいかに効率良く勉強するかが鍵となります。
約150時間ぐらいの勉強時間で合格出来る!
私が登録販売者試験に向けて使用したのはこのテキストです☟
実はこのテキストは妻が1年前に使用したものをおさがりでもらったものです。
なので最新版ではないのですが、ネットで過去問と併用する事で全く問題なく勉強を進める事ができました。
登録販売者試験で出題される問題は毎年大きな変更はありませんので、多少古いテキストでも大丈夫ですよ。
私の場合テキスト代は無料で過去問もネットの無料版を使用したので、勉強代は0円でした。
しかしテキストの表紙にでかでかと書かれているような、「7日間でうかる!」のはとても無理です(笑)
実際は隙間時間を利用して、スマホで過去問をこなしていましたのでもう少し勉強したかもしれません。
それでも最後の方はかなり余裕がありました。
計算問題や穴埋め問題などは一切無くて全て選択式の問題ですので、テキストをざっと読んであとは過去問をひたすらこなすだけです。
私は1日1時間ちょっとのペースで勉強しましたが、短期集中型で進めたい方は1日数時間の勉強ペースで1か月~2カ月でも十分合格は可能だと思いますよ。
マイノート(虎の巻)を作って、覚えにくい薬を脳に刷り込んでいく!
先ほどご紹介した通り、登録販売者試験の鍵となるのは「主な医薬品とその作用」です。
薬の成分や注意点を覚えるのはもちろん、訳の分からない漢方薬や生薬を覚える必要があるのです。
さすがに正攻法で勉強したのではキツイので、ここは脳内補完で覚えていきましょう。
例えば風邪薬の解熱鎮痛成分で「イブプロフェン」があります。
エ〇タックイブなどで聞いた事がある方も多いと思いますが、この成分、実は結構ヤバイんですよ。
・イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を抑制することで消化管粘膜の防御機能を低下させるため、消化管に広範に炎症を生じる疾患である胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎又はクローン氏病の既往歴がある人では、それらの疾患の再発を招くおそれがある
・また、出産予定日12週以内の妊婦については、服用しないこととされている
・15歳未満は服用しない(一般医薬品では小児向けの製品はない)
このように意外と注意すべきことが多いのが「イブプロフェン」なのです。
この注意事項を全て覚える必要は全く無いので、、
このように覚えて過去問を解いていけば、嫌でも頭に入ってきます。
このように自分の頭の中で勝手に脳内補完して覚えやすいように暗記していくのですが、それでも覚えにくい単語はどうしてもありますよね。
そういう単語は自作のマイノートを作ってみましょう☟
漢方問題は捨て問!という方も多いと思いますが、良く出題される漢方薬に絞ってノート1枚か2枚ぐらいに書いてみます。
具体的には過去問で何回も間違えてしまう問題の重要ワードをノートに書き写します。
そしてそれをちょっとした隙間時間(5分でも10分でも)がある時に、繰り返し流し読みします。
資格勉強においてノートに書き写すのは邪道だ!と解説されている方もいるのですが、一字一句丁寧に書き写すのは意味がないにしても、登録販売者試験のような単語と意味を暗記する場合には、覚えにくい単語に限って書き写して読み込んでいくのはとても良い方法なのです。
英単語を覚えるようなイメージですね。
ちなみに私は登録販売者試験当日は、テキスト類を一切持っていかずに、この自作したマイノート1冊だけを持参しましたよ。
最後の復習には自分でまとめた要点ノートが一番!って訳です。
私が自作したマイノートを元に、覚えにくい漢方薬や生薬などをブログでご紹介しております☟
【2020~2021年版】登録販売者試験で出題される可能性が高くて暗記しずらい薬や生薬の作用効果一覧まとめ【医薬品編】
このブログでは登録販売者試験において高い確率で出題される医薬品や生薬のうち、暗記しずらいものとその効果を50音順にご紹介します。
先日あるニュースが報道されていました。
・かぜ薬、65%が誤解 ウイルス倒さず、正しく服用を(時事通信社、2020年11月22日)
市販のかぜ薬について、使用者の65%が「ウイルスを倒す効果がある」と誤解していることが武田コンシューマーヘルスケア(東京)の調査で分かった
登録販売者試験の勉強をしていた人なら「そんな事知ってるよ~」となるような知識です。
現代人は薬とは切っても切れない関係なので、正しい知識を身に着ける為にも登録販売者資格はオススメですよ。
皆さんの合格をお祈り申し上げます。
以上、「【2020~2021年版】登録販売者試験合格のコツ教えます!【勉強時間、勉強方法、暗記方法、合格率など一覧まとめ】」でした。