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宅建合格の為に、やる気度と理解度をコントロールしながら勉強する方法

宅建合格へのやる気と理解度

みなさんはいざ何かの勉強をはじめたのはいいけど、結局続かなかったという経験はありませんか?

運動でも勉強でも、継続する事自体が難しい事です

更にそこから一定の結果を得るにも時間と労力が必要です

私は2018年に約半年に渡って宅建の資格勉強を継続して、独学一発合格する事ができました。

 

宅建を独学一発合格した時の勉強法・勉強時間・要点などを紹介します

2018年10月に宅地建物取引士試験(以下宅建試験)を独学一発合格した時の勉強時間、勉強方法、ポイントなどを紹介します。 なお宅建試験は合格率が例年15~17%ぐらいと、私が過去に合格したFP2級と比較して更に難易度が上がります。 受験資格は特に制限はありませんので、誰でも宅建試験を受験する事ができます。 過去10年分の宅建試験統計データによると受験者数はここ数年増え続ける傾向にあります。 …


その時の実体験から、勉強中のやる気(モチベーション)と理解度を意識する事で、勉強の効率や継続性が明らかに良くなっていく経験をしました

その内容を今回ご紹介したいと思います。

なお今回は宅建勉強を元にグラフを作成していますが、これは他の資格勉強でも同じような傾向になると思います。

 


やる気度と理解度の関係グラフ

 

宅建合格へのやる気と理解度

この表は、当時の宅建勉強総時間(500時間)に対するやる気度と理解度の関係グラフです。

個人的な認識を元に作成したグラフですのでご了承下さい。

勉強時間は比例して増えていますが、やる気度に関しては下降したり急上昇したりと安定していません

理解度に関しては、勉強期間前半の伸び率と後半の伸び率に明らかに差があります

そしてこのグラフの上昇と下降の意味を知る事が、勉強を継続させる上で重要なポイントになります。


やる気度と理解度の関係を調べてみる

勉強開始~50時間まで(第1の壁)

勉強開始から50時間

勉強をスタートさせてから50時間ぐらいというと、約1ヶ月前後だと思います。

この期間は勉強する習慣がそもそも定着していませんし、勉強内容も分からない事だらけです。

ただし勉強をやるぞ!と決めた事によるやる気だけはそこそこ維持できている状態でもあります。

よって勉強の理解は全然進んでいませんが、やる気や勢いによってなんとか勉強できている状態になります。

 

この勉強をスタートさせる事自体が第1の壁なのです。

実際何かをはじめようと思っても、何も行動しなかったり実行に移さなかった例はいくらでもあります。

実際に勉強を決意してテキストやスマホのアプリを用意するなどして、1時間でも勉強できたらそれは第1の壁を突破した瞬間です!

そこからは第1の壁を突破した人だけが分かる道が広がっています。


勉強開始50時間~100時間(第2の壁)

勉強開始から50~100時間

宅建合格への勉強期間において、最大の難所がこの期間になります。

第2の壁です!

実際に勉強時間が100時間ぐらいまでは、宅建試験の用語に慣れる必要がありますので理解度はあまり進みません。

特に権利関係の勉強は、知れば知る程奥が深くてますます理解が進まない事も多いのです。

この勉強期間100時間までは無理に権利関係の勉強ではなくて、宅建業法の勉強法が遥かに勉強自体は進みやすいと思います。

ただし専門用語や意味をどんどん覚える必要はあります。

勉強はなんとかしているけど理解が進まない・・・

やる気は下がる一方です

やる気が下がる

宅建勉強時間100時間までが、勉強を継続する事が一番難しい期間なのです

ここを乗り切るか乗り切れないかは本当に大きい意味があります。

勉強だけでなく、運動・趣味・人間関係等々

あらゆる物事に対して努力と結果が結びついていない時に、それでも諦めずに進む事ができるかどうか・・・

 

ここを乗り切る事ができた人は、大きな大きな経験を得る事ができます。

その経験は今の状況が苦しい場合でも、先を見て長期的に行動できるようになります。

その結果、どんな事に対しても諦めずに前向きに努力する事ができるようになるのです。


勉強時間100時間~250時間(黄金期間)

勉強開始から100~250時間

勉強の第2の壁を乗り越えたあなたには、素敵なご褒美が待っています。

ここからしばらくの期間は勉強に対するやる気も理解度も一気に急上昇していきます。

勉強の習慣が定着した事や、今まで分からなかった事がどんどん理解できるようになっていく実感。

スポーツで「ランナーズハイ」と呼ばれている陶酔感や高揚感です。

勉強をしていて一番楽しい期間ですね

ネットで「中2病」という言葉がありますが、私はこの勉強期間に関しては大いに「中2病」になって欲しいと思います。

・俺ってすげえええ!!

・私もやればできるんだ! 中2病

自分に自信をもって勉強を進める事は、自己肯定感の向上に繋がって全ての物事に対して前向きに捉える事ができるのです。

 

資格勉強を1年間継続したら自己肯定感が上昇して人生観が変わった!

学校・職場・家庭などで上手くいかない時が続いた時、それを乗り越えられる人とひどく落ち込んでしまう人との差はどこからくるのでしょうか? 私は2018年に合計4つの資格試験に合格しました。全て初試験で独学一発合格です。 勤務先の会社から取得を命じられた訳でもなく転職の可能性も当面はないのですが、それでも1年間資格勉強を継続して確かに変わったと実感できる事があります。 …


今までの苦労が報われる至福な期間を、ぜひあなたも堪能して下さい。


勉強時間250時間~資格試験直前まで(第3の壁)

勉強開始から250時間~試験直前まで

 

宅建の勉強時間が250時間を超えてくると、理解度自体は試験の合否ラインぐらいに到達するぐらいになります。

この時点で試験範囲の一通りの勉強はできた事になるのですが、ここから更に試験合格を手繰り寄せる為に勉強の継続が必要になります。

ただしここからの宅建勉強は、一度学習した事の復習だったり間違えた問題を理解する学習を繰り返します。

新しい事をどんどん覚えていく期間と違って、新鮮味が無く刺激も無い学習期間となります

よってやる気はそこまで上昇せず、勉強時間の割には理解度の上乗せも少ない期間なのです。

ここで安心して勉強の継続が途絶えてしまったり、数日間勉強しない日が続いたりしてしまうと危険信号です。

私はこの期間でもブログで紹介している通り予想問題集を週1ペースでこなす事により、やる気の維持をなんとか保っていました。

また動画を見て復習するなど、今までとは少し違う勉強方法を試してみたりもしました。

 

この期間で勉強を継続していないと、逆に理解度が下がってしまう可能性が高いのです。

試験日まで気を抜かないよう、勉強を継続していきましょう

 


まとめ

第1の壁(宅建勉強スタート~勉強時間50時間)テキストや問題集、スマホアプリなどで勉強を少しでもスタートさせた瞬間、第1の壁突破となる

勉強時間が50時間ぐらいまでは、やる気だけで勉強が出来ている状態

理解度はほとんど無い

勉強開始50時間~100時間(第2の壁)やる気が下がり、理解度もあまり上がらない第2の壁

資格勉強や運動、趣味などに共通する最大の難関

継続する習慣もまだ定着していないので、挫折する可能性も高い期間

勉強時間100時間~250時間(黄金期間)やる気も理解度も急上昇する、一番楽しい期間

勉強する習慣が定着して、分からなかった事が分かるようになる至福の時間

積極的に「中2病」になるべき時期

勉強時間250時間~資格試験直前まで(第3の壁)一通りの勉強を終えて、復習や間違った問題の見直し期間

やる気の上昇は見込めず、理解度の上乗せもあまり期待はできない

単調な勉強方法を続けていると、やる気が一気に下がって試験の合否に影響が出る

動画での勉強や環境を変えるなど、やる気の維持に努めて勉強を継続していく

宅建合格へのやる気と理解度
ぜひお気軽にどうぞ!