みなさん、こんにちは!
四国ダムカードコンプリート記念カードのゲットを目指しているオレンジ7です。
2019年9月中旬に、コンプリート条件の対象である香川県内のダムを全て巡る事ができました。
全然投稿ペースが追いついていないのが現状ですが・・・。
その中でも今回は、1999年完成の新しい門入(もんにゅう)ダムと、近くでダムカレーを食べる事ができる前山ダムをご紹介します。
今回の記事のハイライトは、なんといってもダムカレーです。
私はダムカレーを生まれてはじめて食べたのですが、見ても食べても大満足のカレーでした☟
ダム巡りをしているからには、一度はダムカレーを食べるしかないでしょ!と勢いで注文した甲斐がありました。
詳細は前山ダムカレーコーナーにて!
香川県の門入(門入)ダムと、前山ダムをご紹介
門入ダム ~堤体表面が石積調の景観に配慮したダム~
住所(管理事務所) | 香川県さぬき市寒川町石田東甲2563-7 |
電話番号 | 0879-43-0995 |
ダムカード配布時間帯 | 9:00~17:00(土日祝含む) |
堤高・堤頂長 | 47.3m・202.5m |
総貯水容量 | 290万㎥ |
公式ホームページ(香川県公式ホームページ内) | https://www.pref.kagawa.lg.jp/content/etc/subsite/kagawa_dam/tousan/05monnyu.shtml |
訪問日 | 2019年9月中旬、11時頃 |
門入ダムは、津田川総合開発事業の一環として津田川の支流「栴檀川」に建設されています。
元々津田川は幾度となく大雨による河川氾濫が発生していた事から、昭和38年に大川ダムが完成しています☟
しかし大川ダムが完成したあとでも、台風による洪水や渇水による水不足などの問題が発生していました。
これらの災害をくいとめようと、津田川総合開発事業が進められました。
門入ダムはこのような経緯で建設されたのです。
この門入ダムの一番の特徴は、総合開発事業という名にふさわしい、さまざまな施設もダムと一緒に開発建設されている事でしょう☟
香川県公式ホームページの中の、門入ダムの紹介ページからの抜粋です☟
ちなみに上記の施設以外でも、「テニスやゲートボール施設 すぱーくさんがわ」やカメリア温泉など、まさに一大レジャー施設と言ってもいいぐらいの充実さです。
私はダム巡りがメインでしたのでこれらの施設には行きませんでしたが、まさに老若男女問わず楽しむ事ができる(かもしれない)。それが門入ダムなのです!
そんな門入ダムにさっそく向かってみましょう☟
門入ダムの下流には、さっそく綺麗な公園が整備されていました。
ちなみにこの門入ダムは、ゲートが無い自然調節ダムとなっています。
自然に洪水吐きから放流する仕組みが自然調節ダムの特徴で、放流量は洪水吐き(穴)の大きさとダムの水位によって決まります。
自然調節ダムの放流動画はこちら☟
愛媛県西条市の志河川ダムの放流風景です。
このダムは農業用のダムですが、ゲートが無いダムの場合洪水調整というよりも水不足対策(利水)が主な目的なんでしょうね。
ダム公園から登り坂を進むと、開発事業で掲げられていたモニュメント群の登場です☟
なにかの遺跡群かと思うような光景ですね。
町設置のダム完成記念モニュメント「風の門」だそうです。
柱は12本あって、1年12カ月の移り行く季節を表現しています。
モニュメントの近くに行こうとしたのですが、あまりにも雑草だらけで断念・・・。
展望公園になっているだけに、大変残念です。
とりあえずダム本体を渡ってみる事にします☟
1999年に完成した新しいダムなのでとても綺麗ですね。
香川県のダム巡りをしていると、特に完成年度が古いダムだと堤頂長部分が通行止めになっている事が何回かありました☟
五名(ごみょう)ダム行った時の様子ですが、車両進入禁止でした。
ダムを渡れないと個人的に消化不良状態になってしまいますが、そこはダム巡りをしていると覚悟しなければなりません。
門入ダムから下流を眺めてみましょう☟
こちらも香川県のダム巡りをして気付いたのですが、ダム下流の川幅が結構狭いんですよね。
これだけ狭いと大雨の時の緊急放流で川がすぐ氾濫してしまうんじゃないかと思うのですが、香川県は元々水不足が深刻な地域です。
この門入ダムも多目的ダムの分類ではありますが、大雨の緊急放流による機会がほぼないからこその自然調節式ゲートになったのでしょうね。
利水が主な目的でここまで開発事業をする必要があるのかという疑問は残るのですが・・・。
ダム湖は門入湖と呼ばれています☟
2019年の夏は大雨や台風などの影響もあって、四国地方は水不足になる事はありませんでした。
ダム湖が豊富な水を蓄えている光景も素敵ですよね。
さて門入ダムを渡り切った先に、またまたモニュメントの登場です!☟
この場所も門入ダム竣功を記念してつくられた公園で、竣功記念碑とモニュメント「門入」があります。
このモニュメントそのものが「門入」という文字を表しているみたいです。
空の青さとステンレスの輝きがとても良い感じです。
モニュメントを堪能したら、最期にダムカードをゲットしに行きましょう☟
この建物内には門入ダムの資料館も併設されています。
ダムが出来るまでの経緯や、写真やイラストなどさまざまな資料が展示されています。
この事務所兼資料館も新しくて綺麗な建物でしたよ。
2019年9月の時点ですが、今まで私が訪問したダムの中で一番周辺施設が充実していたのがこの門入ダムでした。
門入ダム巡りは以上なのですが、このエリアは最初にもご紹介した通り「門入の郷」として一大レジャー施設となっています。
キャンプ場などもあって、夏場は大人も子供も楽しめるエリアとなっています。
周辺はのどかな風景が広がる地域ですが、門入ダムを含むこの開発事業はかなりの時間と費用がかかっていますね。
最近はダムを含む公共事業に対する世間の目が厳しくなっていますから、地元の方にもメリットがあって経済効果も期待される事業でないと進めるのが難しい社会背景の結果といえると思います。
門入ダム自体には観光客の方は誰もいませんでしたが、ときどきでいいのでダムの事もみなさん忘れないで下さいね!
前山ダム ~遍路道から眺望できるダム~
住所(管理事務所) | 香川県さぬき市前山957−6 |
電話番号 | 0879-52-3450 |
ダムカード配布時間帯 | 9:00~17:00(土日祝含む) |
堤高・堤頂長 | 38.8m・181.5m |
総貯水容量 | 213万㎥ |
訪問日 | 2019年9月中旬、12時頃 |
前山ダムは、鴨部川総合開発事業の一環として昭和49年度完成しました。
ここでも出ました、総合開発事業!
前山ダムは洪水調節や上水道用水確保を目的として建設された多目的ダムですが、今回の総合開発事業の中身はダム湖畔の前山ダム公園・キャンプ場・道の駅ながお・前山おへんろ交流サロンです☟
この前山ダムは四国八十八箇所の長尾寺と大窪寺を結ぶ遍路道にあって、ダム湖畔の道沿いにミニ八十八ヶ所の地蔵が祭られています。
ちなみに大窪寺は四国霊場88番札所という、順打ちで四国遍路している方のクライマックスの場所なのです。
そんな遍路道のすぐ近くに前山ダムはあります☟
門入ダムから前山ダムに移動して見てみると、時代の流れを感じる事ができます。
門入ダムはまさに「見せるダム」でしたが、前山ダムは本来のダムとしての基本的な構造やデザインで建築されています☟
前山ダム湖の底には、旧前山小学校が眠っています。
現在の小学校はダムのすぐ近くに新しく新築されていて、屋上にプールが設置されています。
ダム散策で汗を流したあとは、前山ダムカードをゲットしに行きましょう☟
ダムに一番近い建物は旧管理事務所みたいで、現在は50m程先に進んだ所に新しい事務所があります☟
ダムカードを頂きにインターホンを押そうとしたら、気になるものを見つけました!☟
写真には写っていないのですが、右側に前山ダムカレーの写真があったんですよ。
これが噂のダムカレーってやつですね!
ダムカレーの存在は以前から知っていたのですが、実際食べるとなるとダムから遠く離れていたり予約が必要だったりとなかなか食べる機会がありませんでした。
調べてみると、ほしごえの里というレストランは道の駅のすぐ近くにあるみたいですね。
前山ダムからほど近い道の駅に向かってみましょう
前山ダムカレーカードをゲットして、お腹もココロも満タンになる!
前山ダムから車で数分の距離に、道の駅「ながお」があります☟
規模的にはそこまで大きくはないのですが、遍路道の途中にありますのでお遍路さんの休憩所代わりの施設になっています。
施設内には地元の竹細工の工芸品やお菓子など、産直市場もあります。
そんな道の駅のすぐ横にレストラン「ほしごえの里」があります☟
このお店のオススメは、地元のブランド肉(夢豚)を使用した肉料理です☟
オリーブ夢豚は、前山にある指定農場で麦を中心に讃岐山脈の湧水で飼育された豚肉です。
そんな豚肉を使った料理を安く食べる事が出来るのが、このほしごえの里です。
実際メニュー表を見ても、ステーキ・トンカツ・ハンバーグ・しゃぶしゃぶといった料理が多かったです。
私はもちろんダムカレーにしか興味がありませんので、店員さんに恐る恐る聞いてみました。
「ダムカレーはありますか?」
「ありますよ。こちらになります」
実は最初に持ってきてもらったメニュー表にダムカレーが掲載されてなかったんですよ。
もしかしたら今は提供していなのかも・・少し不安になっていましたが、注文できるようです!☟
このダムカレーでもブランド豚を使用しているみたいですね。
サラダバーとスープ付きで1080円というのも、お財布に優しくていい感じです。
さっそく注文して、ダムカレーが来るまでサラダバーで腹ごしらえしていると、待望の前山ダムカレーの到着です☟
嬉しすぎるおまけ付きで、私のテンションはMAX状態になっていました(本当にマジです)
人生最初に食べるダムカレーでこれだけ幸せな気分を味わう事が出来るのも、ダム巡りをしているおかげですね。
ちなみにこの前山ダムカレーカードの裏面のこだわりも半端ないんですよ☟
型式が重力式コンクリートライスダム、総貯水容量が約250mLとダムカレーの仕様となっています。
こういう遊び心があるのもほっこりしますね。
前山ダムカードをじっくり拝んだあとは、前山ダムカレーを頂く事にしましょう☟
ダムカレーカードが刺さっている底にハンバーグがあるのですが、旧前山小学校を表しています。
ハンバーグがとても柔らかくてジューシーでした!
写真中央の小鉢がダムの堰で、食べ方マニュアルでは小鉢を外すと放流するとの説明でしたが、カレールーの粘度がかなり高くて全く放流しませんでした!
この前山ダムカレーのルーは、ハンバーグ作りの工程で出る水分のみを使って施行しているそうです。
慢性的な水不足に悩まされている香川県の実情に合った料理を提供している訳です。
それでカレールーが全く放流しなかったのですね。
「慢性的な水不足の割には、うどん作りの時に大量の水を使ってるじゃないか!」という声がどこからか聞こえてきそうですが、そんな細かい事は気にしないでおきましょう!
カレー自体はコクがあって少しスパイスが効いていますが、とても美味しかったですよ。
何より見ても楽しむ事が出来る前山ダムカレーですので、大満足の昼食をとることができました。
めでたく(?)ダムの貯水率は0%になってしまいました☟
ダムの近くで地元のブランド豚を使用したダムカレーを食べる事が出来る「前山ダム」。
私の一押しです!