みなさん、こんにちは!
四国ダムカードコンプリート記念カードのゲットを目指しているオレンジ7です。
今回からいよいよ愛媛県外のダム巡りがはじまります。
まず四国コンプリート記念カードのゲットに向けての難関条件、平日のみダムカードがゲットできるダムを1日で巡る事です。
その内の一つが高知県の和食(わじき)ダムです。
和食ダムは現在建設中であり、ダムカードはダム工事現場から少し離れた建設事務所で受け取る必要があります。
まず朝一で和食ダム建設事務所に行って、その後もう一つの平日限定ダムカードである香川県の椛川ダムに向かう工程を計画しました。
今回のダム巡りは台風翌日の事でしたので、道路状況によってはダムまで行くことが出来ない事も予想されました☟
しかし平日限定ダムカードをゲットするには、私の都合上この日しか空いていなかったのです。
無事ダム巡りが出来るかどうか、ぜひ最後までお付き合い下さいませ。
台風翌日に高知県の2つのダムに行ってみた
平日限定ダムカードの為に、和食(わじき)ダム管理事務所へ行く
住所 | 高知県安芸郡芸西村馬ノ上1298−1 |
電話番号(管理事務所) | 0887-33-3307 |
ダムカード配布時間帯 | 8:30~17:15(土日祝は不可) |
オススメのアクセス | R55→r216 |
堤高・堤頂長 | 51.0m・131.5m |
総貯水容量 | 73万㎥ |
公式ホームページ(和食ダム建設事務所) | https://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/wajikidam/ |
訪問日 | 2019年8月16日、9:00頃 |
和食ダムは高知県の太平洋に面した芸西村に建設中のダムです。
芸西村はナスやピーマンなどをはじめとする園芸農業が盛んで、高知県内でトップクラスの生産量です。
ゴルフ好きの方であれば「Kochi黒潮カントリークラブ」をご存じだと思いますが、このゴルフ場があるのも芸西村になります。
その芸西村を流れている2級河川「和食川」は、本川流路延長は約6 ㎞程でしかなく、この地域では度々渇水に悩まされています。
また和食川は急こう配になっており、周辺地域では水害による被害も深刻になっています。
このような状況下で建設されているのが和食ダムです☟
和食ダム建設事務所でダムカードと一緒にパンフレットも頂きました。
それによると、和食ダムは当初平成28年度に完成予定でしたが、斜面の岩盤内に割れ目が広がっていて追加の対策工事が必要となっている状況です。
その結果、完成予定が6年遅れの2024年度になり、総事業費も31億円増加して159億円になる見込みだそうです。
ダムの安全性を確実なものとする為に、工期の延期や追加費用が発生してしまうのは公共事業の宿命ですね。
和食ダム建設事務所のホームページでは、ダム工事の進捗状況やダムの概要などを、分かりやすく説明しています。
最初にもご紹介しましたが、和食ダムカードは平日のみ建設事務所で受け取る事ができます。
私が和食ダムに行く予定日が8月のお盆期間中だったので、もしかしたら建設事務所も夏休みの可能性もあったのです。
電話で前もって和食ダム建設事務所に問い合わせてみると、特に休みの日などは無いとの事でした。
平日限定で受け取る事が出来るダムカード巡りの場合、前もって事務所に確認しておく事をオススメします。
せっかく仕事の休みをもらって行ったのに事務所が閉まっていた!なんて残念な結果にならない為にも!
さてそんな和食ダム建設事務所に行ってみました☟
県道216号から少し入った所に駐車場があって、そこから少し歩いた所に事務所があります。
最初写真の建物が事務所なのかとびっくりしてしまいましたが・・・。
事務所に入ってダムカードを欲しい事を伝えると、すぐに持ってきて頂きました☟
念願の平日限定ダムカードゲットです。
パンフレットも頂いて私が帰ろうとすると、ダムの場所まで丁寧に教えて頂きました。
駐車場から工事中の和食ダムがかすかに見えるんですね。
時間に余裕があれば建設中の和食ダムを見学したかったのですが、この後香川県のダム巡りも控えていたので時間的に断念・・・。
ダム巡りをしているとカードを集めるだけになってしまいがちですが、やはり時間には余裕をもって周りの風景やダムの写真を撮れば良かったなと後日思いました。
今後高知県の観光名所に行く機会があれば、再度建設中の和食ダムに行ってみたいと思います。
永瀬ダム ~高知の奥座敷に佇むダム~
住所(管理事務所) | 高知県香美市香北町永瀬1328−1 |
電話番号 | 0887-58-2046 |
ダムカード配布時間帯 | 8:30~17:15(土日祝含む) |
オススメのアクセス | R195→r220 |
堤高・堤頂長 | 87.0m・207.0m |
総貯水容量 | 5880万㎥ |
訪問日 | 2019年8月16日、11:00頃 |
永瀬ダムがある一級河川「物部川」は勾配が急な典型的な暴れ川で、戦前までは周辺地域で度々洪水による被害が多発していました。
また渇水による影響も深刻で、関係地域の住民は早くから物部川の洪水防御とかんがい用水の確保を熱望していました。
現代ではダム工事は無駄な公共事業として非難される事も多いのですが、永瀬ダムが無かった当時においてダム建設は切望されていたのです。
そんな永瀬ダムに台風翌日に行ってみました。
永瀬ダムがあるのは、高知県東部の国道195号を徳島方面に進んだ先にあります。
徳島県の県境から約26km程の距離に永瀬ダムがあり、山深い所に位置している事からとても降雨量が多い地域です。
実は私が永瀬ダムを訪問した前日の台風の大雨の影響で、四国の至る所の道路が通行止めになっていました。
永瀬ダム周辺でも県道217号線が通行止めになっているとの情報が・・・。
永瀬ダムに行く為には県道220号線を通りますので多分大丈夫だと思うのですが、念の為当日の午前中に道路交通情報センターに電話で問い合わせてみました。
問い合わせた結果は、県道217号は引き続き通行止めが続いているが、県道220号線は特に規制していないとの事。
その情報を得てから永瀬ダムに向かう事にしました。
台風や大雨の当日や翌日などにダムに行かれる方は、アクセス道路の規制がかかっていないか事前に確認される事をオススメします。
それと同時に道路への落石や倒木などによる危険もありますので、安全第一で運転して下さいね。
日本道路交通情報センターの公式ホームページのサイト内に、問い合わせ電話番号が掲載されています☟
永瀬ダムに向かうには国道195号線を通りますが、その途中に子供が大好きなキャラクターの博物館があります☟
みんな大好き!アンパンマンミュージアムです。
アンパンマンのミュージアムは、横浜や名古屋や神戸など国内の都市部にもありますが、作者のやなせたかしさんの育ったこの香美市にも立派なミュージアムがあります。
周辺は山と川が広がるのどかな田舎の風景ですが、夏休み期間中ということで駐車場はかなり混雑していました。
私は永瀬ダムに行く途中だったので、ミュージアムの庭を少し見学させて頂きました。
庭で目を引くのがこの2つのモニュメントです☟
主人公のアンパンマン像より遥かに大きい、ジャイアントだだんだん像がありました!
アンパンマンが大好きな小さな子供にとっては、大喜びするミュージアムだと思いますよ。
アンパンマンミュージアムをあとにして、更に山道を進んだ先に永瀬ダムがあります☟
県道220号線は特に規制はかかっていませんでした。
無事永瀬ダムに辿りつけたので、まずは一安心です。
先に管理事務所へ行ってダムカードをゲットしておきましょう☟
インターホンからダムカードを欲しい事を伝えると、すぐ持ってきて頂きました。
ダムの放流中だったので業務が忙しい時に少し申し訳ないかなと思ってしまいましたが、親切丁寧に対応して頂きありがとうございます。
無事ダムカードをゲットできたので、放流中の永瀬ダムを散策してみましょう☟
前日からの大雨で、永瀬ダム湖は川から流れてきた濁流で茶色一色でした。
ダム湖は奥物部湖と呼ばれていて、桜の名所であり釣りも楽しむ事ができます。
また毎年8月に開催される湖水祭は、永瀬ダムがある物部町の夏の風物詩となっています。
そういえば私が道路交通情報センターに電話で問い合わせた時に、祭りがあるので道路が混むかもしれない・・と聞いた記憶があります。
実は私が永瀬ダムに行った当日の夜に湖水祭が開催されたみたいですね。
ダム建設の際に犠牲になった方の慰霊と、水没した集落をしのんでの祭りだそうです。
地元の方にとって永瀬ダムは生活に密着したものなのですね。
私が訪問した当日の永瀬ダムは、クレストゲートから431.9㎥/sで放流中でした☟
ダムの真上からクレストゲートを覗いていますが、水しぶきがこっちまでかかってくるかの勢いでした。
その時の永瀬ダムの放流動画です☟
放流の勢いを感じて頂けましたでしょうか?
ダムからの放流量を微妙に調整して、河川の氾濫を食い止めつつ山からの水の流入量も把握していくというのが大雨時におけるダムの最大の仕事です。
このダムからの放流量で問題が発生してしまったのが、以前私が訪問した愛媛県の野村ダムになります☟
【ダムカード】474本の支流をもつ肱川のダム巡り【野村・鹿野川】
みなさん、こんにちは! 四国のダムカードコンプリート記念カードのゲットを目指しているオレンジ7です。 2019年の夏休み中に、愛媛県の南予地域にある4つのダムを巡ってきました。 今回は一級河川肱川にある2つのダム、野村ダムと鹿野川ダムを紹介します。 住所(管理事務所) 愛媛県西予市野村町野村8−153−1 電話番号 0894-72-1211 ダムカード配布時間帯 …
平成30年の7月に発生した西日本豪雨の際、野村ダムは山からの流入量をそのまま放流するという緊急措置を実施しました。
その結果ダム下流の肱川の水位が急激に上昇、広い地域で被害を受ける結果になりました。
この時の野村ダムの対応が非難されているのです。
ブログ内でその件についても少し触れていますので、ぜひ見て下さいね。
さて永瀬ダムの堤頂長を渡った先でダム全体を見る事ができます。
私が動画を撮影したのもここになります☟
ダムの放流を直接見る機会はなかなかないので、改めてその迫力に圧倒されてしまいました。
永瀬ダムは昭和32年(1957年)に完成したダムです。
完成して60年以上が経過していますが、今でも現役バリバリのダムです。
永瀬ダムは高知県の山奥で私たちの生活を支えてくれています。