仁淀ブルーが見られるスポットは高知県内にいくつかありますが、滝つぼと深い蒼が特徴なのが「にこ淵」です☟
「仁淀ブルーって結局どこにありますか?」というお問合せをたくさんいただいております☎
Google mapで出てくる「仁淀ブルー観光協議会」はただの事務所なので、にこ淵、安居渓谷、中津渓谷などスポット名で検索を!
その各スポットについては下記サイトをご覧ください!https://t.co/VnpgRKYIvN— 仁淀ブルー観光協議会 (@niyodoblue1) April 30, 2022
時間帯を2回に分けて見に行った率直な感想をズバリ言いますと・・・
インスタやブログなどで透き通るような素晴らしい写真はいくらでも見る事ができるのですが、実際見に行くと拍子抜けする可能性も高いんですよ。
肉眼で実際に見た場合、私たちが想像している神秘的で感動的なシーンだとは限らないという事がにこ淵に行って分かりました。
このブログでは、わざわざ遠い秘境的な場所まで足を運んで仁淀ブルーを見に行こうとしているみなさんに、少しでも本物の仁淀ブルーを見る為のポイントやコツ、注意点などをご紹介したいと思います。
以前は駐車場が少なかったり足場がかなり悪かったようですが、私が行った時には駐車場が増設されていて「にこ淵」に行くまでの歩道も少し整備されていました。
その事も含めて、2019年9月に行った最新情報を現地からお伝えします!
仁淀ブルーを見る事が出来るスポットは高知県内に複数ありますが、今回は「にこ淵」に限定しております。
最期までぜひ見てもらって、最高の仁淀ブルーを実感して下さいね。
仁淀ブルーが更に綺麗に見られるようになっていたので、その最新情報も最後にご紹介します。
これを見れば「にこ淵」の全てが分かる・・・かも
にこ淵DATAと駐車場案内
住所 | 高知県吾川郡いの町清水上分1278 |
車でのアクセス方法 | 松山自動車道「西条IC」からR11→R194経由で50km、約1時間少し 高知自動車道「大豊IC」からR439→R194経由で47km、約1時間 |
駐車場 | 道路沿いに9か所有り |
訪問日 | 2019年中旬、9時と11時 |
「にこ淵」は四国のほぼど真ん中にあります。
最寄りの高速道路のICからは概ね1時間程度の距離にありますが、途中までの国道は片道1車線の運転しやすい道が続いています。
ついついスピードを出してしまいがちになりますが、ツーリングのバイクを見掛ける事も多いので、特にカーブでは注意が必要ですね。
国道194号から「にこ淵」へ行くには、ここを右に入っていきます☟(愛媛県から行く人は左に曲がります)
少し狭い道を通りますが、5分少々で「にこ淵」に着きますよ☟
そして駐車場なのですが、2019年9月の時点で9カ所整備されていました☟
「にこ淵入場口」に一番近い駐車場は50mぐらいの距離ですが、数台分のスペースしかありません☟
私が9時過ぎに行った時にはこの一番近い駐車場に停める事ができましたが、10時前の段階で一杯になっていました。
ある方のブログによると、5月や8月の連休中は朝から大混雑したとの情報。
平日や通常の土日でしたらそこまで混む事はないと思いますが、祝日を含む長期連休中に関しては予想以上に混む事を覚悟しておいた方が精神的にも良いかと思います。
私は当初、9時過ぎに行って誰もいない可能性の方が高いと思っていたら、県外ナンバーの車が予想以上にどんどん来てたんですよ。
「仁淀ブルー」恐るべし・・・!
「にこ淵入場口」から一番遠い駐車場は片道800mぐらい歩く距離ですが、森林浴気分で歩くのも気分爽快ですよ!
「仁淀ブルー」をちょこっとだけご紹介
仁淀川は愛媛県と高知県を流れる一級河川で、愛媛県では面河川と呼ばれています。
水源は西日本最高峰の石鎚山です。
「仁淀ブルー」という言葉がはじめて出たのは、ネイチャーカメラマンの高橋宣之氏によるものです。
仁淀川の支流「枝川川」の「にこ淵」の事を、この青こそ仁淀ブルーと絶賛しました。
また2012年にNHKスペシャル「仁淀川青の神秘」が放送されると、仁淀川の知名度は一気に上昇しました。
テレビや報道の効果は、ネットが普及した現代においてもまだまだ健在なんですね。
40m先まで見通す事ができる「仁淀ブルー」は、川の高低差によって常に川底を洗い清めている自然現象によって生まれています。
そこに太陽の光が差し込むタイミングや角度、空の青さも重なる事により、宝石のような輝きを放つのです。
見る時間帯や天候季節によってさまざまな姿が表れる、それが「仁淀ブルー」であり多くの人を魅了しているのですね。
仁淀ブルーを見る為に、3つの事前準備を完璧にしておく
「仁淀ブルー」は毎年8月中旬頃から1月中旬頃の期間で綺麗に見る事ができて、その時期以外ではブルーというよりはグリーンに近い色になります。
水中の藻類の発生状況によって「仁淀ブルー」を見る事が出来る時期が決まっているそうです。
元々水質が綺麗な仁淀川ですから、グリーンに輝く景色も素敵だとは思いますけどね。
「仁淀ブルー」が最も輝いているのが、晴れた日の太陽の光が差し込んでいる時間帯です。
では8月から1月までの晴れた日ならいつ行ってもいいんでしょうか?
現地に行って分かった事は、「にこ淵」は山の木々に囲まれた奥深い所にあるという事です。
朝から快晴でも「にこ淵」には太陽からの光は全く届いていません。
11時前後になって、ようやく陽射しが入ってくるかなという状況です。
朝早い時間は観光客も少ないので、周りを気にせずゆっくり「仁淀ブルー」を見ようと思っていると、ちょっとがっかりするかもしれません。
ちなみに太陽の高度は季節によって変わりますので、例え同じ時間帯でも時期が違えば全く違う「仁淀ブルー」になる可能性があります。
道路から「にこ淵」までの距離はそこまで遠くはないのですが、急な下り坂がひたすら続いています。
特に山奥で陽射しが届きにくい場所なので、地面が濡れている箇所が多数あります。
女性の方は出来るだけサンダルやヒールは止めておいた方がいいです。
また草木が生い茂っていますので、虫や蚊は当たり前ですが、蜂やアブ・蛇・マムシが出る可能性も十分あります☟
「にこ淵」に行く途中の道でも、大きく注意喚起しています。
ちょっとめんどくさいと思いがちですが、長袖長ズボンと帽子の着用をオススメします。
下り坂で岩も多い道ですので、少し転んだだけでも大きな怪我になる可能性もありますからね。
9月中旬、9時過ぎに「にこ淵」に行ってみた
3つの事前準備を完璧にした私は、まず下見もかねて9時過ぎに「にこ淵」に向かう事にしました。
この日は朝から雲一つない快晴!
もしかしたら午前中から最高の仁淀ブルーが見られるかも・・・と期待感はどんどん高まっていました。
そんな期待を胸に「にこ淵入場口」を通過すると、いきなり急な下り坂の登場です☟
この辺りは陽射しがなかなか当たらないので、朝露で地面が結構濡れていました。
私は登山靴を履いて万全の装備で行ったのですが、それでも途中で滑りそうになりましたよ。
手すりがないので、すごくバランスを崩しやすいのです。
更に先に進むと、石鎚山ばりの鎖場の登場です!☟
この鎖場は大変狭く、人がすれ違うのは無理な状況でした。
なので基本的に登りの人(帰る人)を優先して通行しましょう。
ここも大変滑りやすく危険な場所で、更に混雑するポイントでもあります。
私が行った当日にみなさんが履いている靴を見てみると、男性で下駄を履いた人が居ました。
若い女性だと、ヒールやサンダルの方も結構居ましたね。
かなり歩きにくそうでしたし、実際滑って危ないシーンも何回か見かけています。
手すりがないので、一度バランスを崩して滑ってしまうと大けがにつながる可能性が高いです。
最初にもご紹介しましたが、滑りにくい靴を履いて行く事を強くオススメします。
そんな鎖場を通過すると、最近設置された真新しい階段が見えてきました☟
ここまでくると一安心ですね。
この階段の先にいよいよ「仁淀ブルー」が待っています。
写真の真正面部分の階段からも「にこ淵」全体を眺める事が出来るのですが・・・☟
ん???思ったより透きとおっていないんじゃ・・・。
この時点で少し不安感が出ていましたが、とにかく階段を降りて近くで眺めてみます☟
あの宝石のように透きとおっていて光輝いている「仁淀ブルー」とは、結構違っていました。
あまりにも私の期待感が高すぎた為なのか、ちょっとがっかりしてしまいましたね。
ちなみに写真の色合いと実際の見た目を出来るだけ近いように今回はご紹介しています。
それでも朝早くからみなさん写真を撮ったりしていましたよ☟
まあ普段見る事の出来ない素敵な光景なのは間違いないのですが・・・。
結論から言うと本当の「仁淀ブルー」を見る為には、太陽の陽射しが差し込む事が大前提なようです☟
太陽が出ていない曇り空の時には、本当の仁淀ブルーを見る事が出来る可能性は0%です。
そして快晴の時でも、太陽の陽射しが「にこ淵」まで届く時間帯でないと「仁淀ブルー」を拝むことはできません☟
「にこ淵入場口」近くの道路から下を見ても、太陽の陽射しが山の斜面下側まで届いていないのが分かります。
この太陽の陽射しが届く時間帯まで、気長に待つしかなさそうですね・・・。
ちなみにインスタやブログなどで「にこ淵」の仁淀ブルーを見る事ができますが、先ほどの9時過ぎの太陽の陽射しが届いていない場合でも、このような写真を撮ることはできます☟
私はミラーレスカメラを持参して撮影しましたが、設定次第で明るく光輝いていそうな写真を撮る事はできます。
そんな写真と実際肉眼で見た「にこ淵の仁淀ブルー」のギャップがなんとも・・・。
もちろん「にこ淵」になんの罪はないのですが、写真の加工技術やレタッチが一般的になったからこそ気を付けなければならない事かもしれません。
私の場合はレタッチすら行っていませんが、やっぱりはるばる遠くから仁淀ブルーを見にいったからには、実際の自分の目で見たいですよね!
そういう訳で、一旦車に戻った私はしばらく待機する事にしました。
11時過ぎになって、再度「にこ淵」へ行ってみる
車で1時間半程待機した私は、11時過ぎに再度「にこ淵」に行く事にしました。
この時間帯になると、朝より観光客は確実に増えていました。
さて太陽の陽射しは「にこ淵」まで届いているでしょうか・・・☟
おお!バッチリ山の下側まで太陽の陽射しが届いているようですね。
これは期待できるんじゃないですか!
約2時間待った甲斐があったと、朝より更にテンションと期待感が高まってしまいました。
さあ、再度「にこ淵」へ向かってみましょう☟
ん~、朝よりは陽射しは入り込んでいますが、全体がブルー色には輝やいてはいませんね。
現在の時刻は11時過ぎ、あと1時間で正午ですのでもう少し待ってみましょう☟
まだら模様気味の「仁淀ブルー」も神秘的ですね。
なにか上から神々しいものが舞い降りてくるような雰囲気です。
スポットライトを浴びた舞台のような光景とも言えます。
ちなみに写真を見るとすごく静かで落ち着いた雰囲気が伝わってきそうですが、実際は大混雑しております☟
ただ長時間居座る人はほとんど居なかったので、前方で待っていると最前列特等席で写真を撮る事はできます。
結局正午前まで粘ってみましたが、滝壺全体がブルー色に輝く光景を見る事は出来ませんでした。
さすがにこれ以上頑張る気力も残っていなかったので、現地からの私のリポートは以上になります。
正午ちょっと前に撮影した「にこ淵の仁淀ブルー」です☟
今回は「にこ淵」全体が輝く本当の仁淀ブルーを見る事はできませんでしたが、個人的に大変悔しい思いをしているんです。
なので、今後時期や時間帯をずらして本当の仁淀ブルーを見る事が出来るタイミングをぜひ見つけたいと思います。
2022年3月に再度行ったら本当の仁淀ブルーが見れた!
2022年4月に再度にこ淵に行ってきました。
この日は朝からUFOラインにドライブ&登山に行ったので、その帰りに仁淀ブルーに立ち寄ってみました。
本来仁淀ブルーが綺麗に見られる時期は8月中旬頃から1月中旬みたいなのですが、時期外れの4月にはどんな感じになっているか期待しながら行ってみました。
4月の土曜日の13時頃行ってみましたが、一番近くの砂利駐車場は8割ぐらいが埋まっていました。
ただ以前なら満車は当たり前でしたので、車の量はかなり少なくなっています。
そして駐車場から歩いて向かったのですが、その時に気付いたことがあります☟
以前ならこの周辺は樹木が生い茂っていて少し暗い感じでしたが、この日はかなり明るかったんですよ。
どうやら大規模な樹木の間伐を実施したみたいで、木々の間隔がかなり広くなっていました。
その結果、にこ淵がある下の方まで日差しが沢山差し込むようになっていたのです。
道路から直接にこ淵を見られる事態に少し驚いてしまいましたが、とにかく先へ向かってみましょう。
整備された長い階段を下りていきます。
この場所も以前ならすれ違うのにやっとの狭い道でしたが、かなり歩きやすくなっています☟
ただ階段と言っても一段自体が高めになっているので、特に女性の方はヒールだと危険です。
一応手すりもありますが、歩きやすいスニーカーなどがおススメです。
そして階段の先にあるにこ淵に到着!
以前なら木々が生い茂っていて太陽の光がまだらにしか差し込んでいませんでしたが、この日は滝つぼ全体に日差しが当たっていました。
なのでにこ淵全体が青く輝いていましたよ。
ちなみに13時頃の観光客の人数は15人ぐらい。
2019年に行った時には30人以上は居たと思いますし、最後の階段部分が行列になるほど密集していました。
念の為2019年と2022年の写真で比較するとその差が良く分かると思います☟
同じ場所とは思えないぐらいの差ですが、2019年よりも仁淀ブルーはかなり綺麗に見られますよ。
この日は階段で行列になる事も一切なく、密になることもありませんでした。
太陽の光が差し込んでいるおかげで仁淀ブルーが綺麗に見れる8月~1月以外でも綺麗な青色が堪能できました。
というか、以前私が来た9月より格段に綺麗になっていると思いますよ。
仁淀ブルースポットのにこ淵に2019年までに行った事がある人は、ぜひまた行ってみてくださいね。
更に綺麗になった深い澄みきった青色を堪能できるはずです。