毎日暑い日が続いてうんざりしているあなた!
愛媛県東温市の山奥にある上林森林公園には、世にも不思議な天然の冷たい風が出てくるクールスポットがあるのです。
その名も「風穴」☟
岩のあちらこちらの隙間からクーラーのように涼しい風が出ていて、周辺は夏でもひんやりするぐらいの気温だそうで。
下界は猛暑日が続いている8月中旬に、本当に涼しいのか疑り深い私はさっそく現地に取材に行ってみました(笑)。
風穴、ポイントは3つです!
①猛暑日が続く真夏の朝9時、風穴周辺は25℃前後だった。涼しいが思ったより気温は高い
②涼しい風は岩の隙間など、あちらこちらから出てくる。毎回同じ場所でなく、いろんな場所から冷気が出てくる感じ
③風穴に行くまでにかなり狭くて暗い山道を通るので、車の運転に要注意。途中には流しそうめんのお店もあるが2020年夏は営業中止
愛媛の避暑地?上林森林公園の風穴はどこまで涼しいのか行ってみた
上林森林公園(風穴)に行くまでのルート
風穴がある上林森林公園に行くには、県道209号線を通ります。
県道自体は片道1車線の運転しやすい道路ですが、途中で風穴方面に右折します☟
右折したとたんに山道に突入します!
前方の見通しがかなり悪いのと、所々落石もあるので、十分運転に注意して下さいね☟
しばらく進むとまた右折ポイントがあります。
看板が小さいので見落とさないように注意しましょう☟
しばらく進むと広い広場のような場所に突き当たるので、ここに駐車しましょう☟
トイレも設置されていますので、出発前にどうぞ。
風穴はどれくらい涼しいのか実測してみた
風穴は駐車場をまっすぐ進んだ左にある階段を登っていきます☟
ちなみにこの時点でかなり標高自体が高いので、気温が26℃くらいでした。
朝の9時とはいえ、下界の温度は車の温度計で30℃だったと思います。
ちょっと暑いぐらいですが、山の緑がとても気持ち良いですよ。
数分歩くと皿ヶ嶺の登山口に着きます☟
お皿のように平らな湿原の様子から皿ヶ嶺と呼ばれているそうですが、この写真から20分ほどで行けるようですよ。
竜神平の湿原散策では珍しい湿原植物や花の観賞を楽しめますので、夏のハイキングコースに最適です。
そして風穴は階段のすぐ右側にあります☟
柵で囲まれた中では、ヒマラヤ産のケシが栽培されています。
夏に青い花をつけるそうで、私が行ったときには開花時期が過ぎていたこともあって花は咲いていませんでした(開花時期は6月中旬~7月下旬)☟
「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれている品種で、高山帯が原産地のため暑さには極端に弱く、日本の多くの地域では夏が越せず栽培は格段に難しいとされる品種のようです。
しかし日本でも北海道や東北などの山岳地帯においては比較的栽培し易いとされ、こちらでも風穴特有の冷気を利用して栽培が可能のようです。
ちなみに風穴特有の冷たい冷気はどこから出ているかというと、周辺にある岩場の隙間から出てきているのです☟
しかも同じ岩場の隙間から冷気がず~と出てくる訳ではなく、不定期で冷気が出てきていました。
クーラーのように冷たい風に当たりっぱなしという事はできないようです(笑)。
さて肝心の気温ですが、こちらで計測します!☟
風穴近くに置いた時点で25.3℃とかなり涼しかったです。
さて3分くらい放置してみましょう。
う~ん、そんなに気温は下がりませんでした。
この風穴は特定の箇所から冷気がぼーぼー出ている訳ではなく、周辺の岩の隙間からじわっと冷気が出てくるイメージです。
なので冷気に直接当たると結構涼しいのですが、それ以外の場所はそこまで涼しくはならないのです。
とは言っても下界が30℃近い暑さですから、それに比べれば十分涼しいのには間違いありません。
あまり広い場所ではありませんが、森林浴がてらに風穴に涼みに来るのも良いかと思います。
以上、「【猛暑でもひんやり】愛媛県のクールスポット、東温市上林森林公園の風穴はどこまで涼しいのか行ってみた【流しそうめん】でした。