最近はスマホアプリで簡単にWebサイトを利用できるようになりましたが、パソコンでインターネットを利用する時に必須なのがブラウザです。
2022年時点での日本におけるWebブラウザシェア(PCとモバイル合計)上位3種類は次のようになっています☟
Google Chrome | 50% ※シェア率 |
Apple Safari | 27% |
Microsoft Edge | 14% |
サイトを見ている時にサクサク操作できるブラウザが理想なのですが、最近は各企業や団体の広告がやたら増えてきたと思いませんか?
広告が多くなるとそれだけで読み込み時間がかかってしまい、更に通信も発生するので結果的に無駄なコストを払うことになります。
角川アスキー総合研究所によれば、スマホで何らかのコンテンツを視聴している時のデータのうち、約4割が広告だという調査結果があるようです。
つまりデータ通信量の半分近くが広告だということで、逆に広告を一切表示しなければ大幅な通信量の削減になる訳です。
実は広告を自動でブロックしてくれるブラウザがあることを最近知りました。
それがこの「Brave」です☟
Chromeよりも3倍高速でプライバシー保護やブックマーク機能など他のブラウザ同様、安全にサクサク利用できるのが特徴です。
今回この「Brave」の特徴と使い勝手をレビューすべく、実際にパソコンとスマホにインストールして利用してみました。
スマホの通信量削減や高速化に興味がある方はぜひ参考にしてくださいね。
自動で広告ブロックするブラウザ「Brave」の内容とレビュー
Braveの主な機能と特徴
Braveの公式ダウンロードサイトによると主な機能は次の通りです☟
ブラウザの通信速度 | Chromeと比較して3倍高速 |
オンラインでの追跡遮断 | 通常設定でWebサイトのトラッカーと広告を自動ブロック |
プライバシー保護 | プライベートウィンドやプライベート検索、VPN |
約1分で簡単変更 | ブックマークや拡張機能、保存済みのパスワード |
一般的な他社のブラウザで出来ることはほとんど利用できるようです。
それにプラスして広告を自動ブロックしてくれるので結果的にデータ通信の削減になります。
最近では動画型の広告も増えていますので、知らない間に通信量が増えてしまう原因にもなっているのです。
更にこのBraveは第三者機関の調査で最も高速なブラウザに選ばれたこともあります。
その機能は折り紙付きなのです。
なおBraveを開発したのはどこの国でどんな企業なのか気になる方は下記のサイトが参考になります☟
Brave(ブレイブ)って中国のブラウザ?使ってると情報を抜かれたりしない?とお考えではないでしょうか。そこで今回は、B…
実際にパソコンにインストールしてみた
では実際にパソコンにインストールしてBraveを利用してみました。
公式サイトからインストールします☟
会員登録などは一切必要なく無料でダウンロードできます。
その後ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストール、時間は1分程で終了します。
インストールしたらBraveのショートカットアイコンがデスクトップ上に作成されますので、それをクリックすればWebブラウザ「Brave」が立ち上がります☟
あとは通常通り検索したいワードを入力します。
試しに私個人のブログを検索してみましたが、通常だとこのように広告があちらこちらに設置されています☟
これがBraveだとこのように広告を自動ブロックしてくれます☟
ちなみにサイトにアクセスしてどれくらいの広告を自動ブロックしたかもすぐ分かるようになっています。
例えばYAHOOのトップページを表示させた場合、4つの広告を自動ブロックしたようです。
ライブドアのトップページは3つでした。
一部の広告は表示されていましたが、動画広告は一切無しでしたので、通信量は大幅に削減できているようですね。
実際にスマホにインストールしてみた
スマホ(Android)にもインストールして使い勝手を試してみました。
GooglePlayからインストールします☟
その後作成されたアイコンをタップしてブラウザを起動、あとは通常通り検索するだけです。
画面上にはブロックした広告数と節約できた通信量も表示されます☟
試しに2~3サイトブラウジングしたのですが、それだけで約978kbの通信量が削減できたようです。
いかに広告に通信を費やしているのかが分かりました。
表示速度や使い勝手も特に大きな問題はありませんでした。
特に格安SIMを利用している方は、スマホの通信量にかなり敏感になっていると思います。
1ヶ月Braveを利用するとかなりの通信量の節約になりそうですね。
Braveの通信速度を調べてみた
Webブラウザ「Brave」は、スマホとパソコン両方で問題なく利用できることが分かりましたが、気になるのは実際の通信速度ですよね。
いくら広告を自動ブロックしてくれてもサイトの表示が遅いと意味がありません。
なので実際の通信速度を調査してみました。
Googleで「スピードテスト」と検索して一番上に表示されているサイトでテストしてみました。
その結果はこちら☟
パソコン | 509Mbps ※下り速度 | 278.5Mbps ※上り速度 |
モバイル | 100.6Mbps | 106.9Mbps |
私の場合、パソコンはLANケーブルを直接パソコンに繋げている有線方式、モバイルはWi-Fiルーターを経由している無線方式です。
どちらとも速度的には全く問題なく、逆に通常と比較して少し速いぐらいでした。
ネットの通信速度は時間帯や曜日によってかなり変化するので参考程度にしかなりませんが、どちらにしても通常の使用には全く問題ないくらいの速度でした。
まとめ
・Webブラウザ「Brave」は他社と比較してもほぼ同等の性能機能やスピードがある
・特に設定しなくても広告を自動ブロック、通信量の大幅な節約が期待できる
・会員登録一切無しで無料で利用可能
第三者機関の調査でもその安全性と機能は認められていますので、安心して利用できます。
以上「広告を自動ブロックできるブラウザ「Brave」の特徴とスピードを試してみた」でした。