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【五等分の花嫁二乃評】完璧すぎたお嬢様、初動の遅さが致命的だった五つ子思いの姉【ネタバレ】

五等分の花嫁

五等分の花嫁に登場する五つ子に対する個人的な思いを実際の画像で紹介していく5回シリーズ。
第2回目は次女の二乃です☟
ラブコメにおける典型的なお嬢様キャラの二乃ですが、料理がとても上手で姉妹思いの頼れるお姉さん的な一面も。
実はそんな完璧さが仇となってしまった一面もあるのです。

そしてツンデレクールデレのお嬢様キャラ特有の初動の遅さが、結果的に致命傷になってしまいました。

風太郎とのドタバタ劇から、その後の違った展開はあり得たのか探ってみたいと思います。

目次以降ネタバレを展開していきますのでご注意下さい。
※画像は著作権で投稿OKなものを使用しています


姉妹思いでゲートキーパー的な役割を担った二乃

完璧すぎるお嬢様ゆえの欠点がある?

風太郎と二乃がはじめて出会ったのが、誤解を解く為に路上で五月を追いかけていた時でした☟
この時の二乃はまだ髪が長かったんですね。
そして「お前らじゃ話にならない」と風太郎が無視しようとしたら、、☟
このあと風太郎は五つ子全員と対面して家の中に入らせてもらえますが、最後まで抵抗したのが二乃でした☟
風太郎と二乃はお互いにとって全く良いイメージが無い出会いからはじまりました。
物語中盤までは露骨に風太郎を遠ざけようとする二乃でしたが、それ以降は自分の思いを素直にぶつけてきます☟
五つ子における二乃の役割は、外部から侵入してくる異物を排除すること。
中野家の平穏平和を守る為、少しでもリスクのあるものは早い段階で取り除いておかなければなりません☟

この点が二乃がラブコメにおけるお嬢様と大きく異なる点です。
通常このようなキャラは自分勝手で我儘で人の言う事を聞かないタイプが多い(失礼!)のですが、二乃は自分の為というより他の姉妹のことを優先してるんですね。

自分ファーストではなく五つ子ファーストで動く、これが二乃の基本スタイルです。

なので最初は中野家への侵入を許さないゲートキーパー的な役割なのですが、風太郎が五つ子の味方だと分かると徐々に受け入れるようになり、中盤以降は好き好きアピールが展開されていきます☟

・自分から相手に告白する
・料理が上手で自分よりも姉妹を優先
・五つ子の中でも父親と良好な関係を築いている

やっぱり他のお嬢様とはかなり違いを感じてしまうのです。
そもそも家族の食事を作り続けているラブコメのお嬢様なんてほとんどいませんよね~☟
ただこのなんでもこなせる完璧さが仇となってしまった点がひとつだけあります。
それは恋愛においてです。
クールで容姿端麗、他を寄せ付けない雰囲気を醸し出すお嬢様キャラは、通常早い段階で主人公(五等分の花嫁においては風太郎)が少なからず気になっている、惹かれているケースが多いのです。
ただ二乃の場合、五つ子の次女ということで外見だけで他の姉妹と見分けがつかないことも(左から2番目が二乃?)☟

五つ子ゆえにその個性が埋もれてしまった面があります。
そして常に他の姉妹の事を大切に思って行動している為に、風太郎に対しても当初は相当キツク当たってしまいました。
中盤以降はデレデレモードになりますが、相手を好きになるまでの時間に相当要してしまったことも結果的に恋愛が成就しなかった遠因になったと言えるでしょう☟
仮に二乃がもう少し自分を優先して行動していた場合、自分の気持ちにだいぶ早い段階で気づいたかもしれません。
そうなると風太郎にも早く告白できますからね。

恋愛において早い者勝ちなのはセオリー、まして五つ子の中で奪い合うというケースではなおさら風太郎に誰よりも早くアピールしておく必要があるのです☟
五つ子思いの完璧なお嬢様二乃でしたが、初動の遅さが最後まで響いてしまった形になりました。


五つ子の呪いが結果的に二乃を苦しめた?

五等分の花嫁に登場する中野姉妹はそれぞれの呪いにかかっていて、その後の行動に大きな影響を及ぼしていました。

一花長女の呪い
二乃五つ子の呪い
三玖無し
四葉初恋の呪い
五月母親の呪い

唯一例外なのが三女の三玖、当初は内向きで自分の気持ちを相手に伝えることができなかったのですが、後半になると一変。
風太郎にもクラスメイトにも自分の思いを素直に伝えられるようになって、リーダー的な存在になったのが印象深いです☟
精神的、人間的にも大きく飛躍したのが三玖だったのですが、そこまでしても風太郎と最後結ばれなかったので恋愛の難しさを感じざるを得ません、、。

そして五つ子の呪いにかかっていたのが二乃、自分の気持ち同様他の姉妹の事も常に気にかけている頼れるお姉さんな一面も☟

少し鋭い言い方をすれば、自分ファーストで行動しきれなかった二乃の完璧さが最後恋愛において足かせになってしまったかもしれません。
普段交流が無い父親と積極的に話をしていたのも二乃ですから、長女の一花同様次女としての責任を無意識に感じていたがゆえの行動も見られます。
母親が居ない中野家の五つ子が今までなんとかやってこれたのは、長女一花と次女二乃の献身的な努力の賜物でしょう。
しかしその行動が恋愛においては足かせになってしまい、一花は自分の思いを素直に伝えることができず、二乃は相手を信頼する為の時間に長くかかってしまいました。

自身の恋愛よりも姉妹の事を優先する、本当にすばらしくて信頼できる2人の姉です☟


 展開次第では風太郎と結ばれた可能性も??

物語の最後には三玖と2人で飲食店を切り盛りするようになった二乃でしたが、展開次第では風太郎と結ばれる可能性があったと思います。

唯一の可能性があるなら、風太郎が学園祭(日の出祭)の時に5人に対して誰も好きだと伝えなかったパターンです☟
風太郎はそもそも告白するか最後まで真剣に悩んでいました。
五つ子の中で四葉の事を気になっていたのは間違いないのでしょうが、それを告白していいものなのか、、。

告白した後の他の姉妹との関係も難しいですからね。
五つ子全員に思い入れがあるからこその究極の選択だったのです。

風太郎が高校時代誰も選ばない選択肢も当初ありましたが、結局一花に一蹴されてしまいます☟
下手な気遣いは全員を不幸にする、、
結局風太郎は四葉に告白するのですが、もしこの時誰も選ばない選択肢で物語が進めば延長戦に入ります。

そうなると持久戦、気力があって風太郎への思いが一番強い人が勝ちます。
そうなった場合、二乃と三玖と四葉の3人によるシスターズウォーが開始されます。☟

この場合でも四葉が有利っぽいですが、あとはどれだけ二乃が風太郎の事を好きでいられるかですね。
ただ風太郎と四葉が結婚する時でも二乃が感極まってしまう場面がありますので、好きという気持ちはおそらく揺るがないでしょう。

勢い的な意味では一番有利なのが二乃ですから、可能性はわずかですがあったと思いますよ。

なんでこのような性格の良すぎるお嬢様が報われないのか、個人的にすごく不思議です(笑)。

このように完璧で皆から愛されるお嬢様が報われないと聞いて、ある人を思い出します。
五等分の花嫁と同時期に連載されていた「かぐや様は告らせたい」に登場する四条眞妃というツンデレお嬢様☟

主人公である四宮かぐやの遠戚、四条家のお嬢様なのですが、気さくで人当たりの良いキャラ。
生徒会の石上君からは「ツンデレ先輩」の愛称で親しまれていますが、容姿もスペックも主人公の四宮かぐやとほぼ同等の完璧すぎるキャラです。

ただ良い人が恋愛において勝てるとは限らない、、。
結局好きだった人は親友の柏木渚と結ばれて、作中では四条眞妃が幾度となく落ち込む場面が繰り返されます。

中野二乃と四条眞妃、どちらとも恋愛の神様に振り向いてもらえなかったキャラですが、通常のラブコメなら主人公クラスでしょう。
恋愛においてタイミングというものがいかに大切だったか痛いほど思い知らされます。


まとめ

・料理が得意で父親とも親交がある姉妹思いのお姉さん

・姉妹の事を優先するあまり自分の気持ちに気付くのが遅れた

・初動の遅さが最後まで響いてしまった悲劇のお嬢様

五等分の花嫁に登場する五つ子の人気投票では、1位の三玖に次いで2位になることも多く、多くの人に人気がある二乃。
怒ったり泣いたり笑ったり、喜怒哀楽を素直に体現しているのがいいですよね。

私個人的には一番好きなキャラかもしれません(ボソッ)。
二乃はいつまでもお嬢様スタイルで貫いて欲しいです☟

以上「【五等分の花嫁二乃評】完璧すぎたお嬢様、初動の遅さが致命的だった五つ子思いの姉【ネタバレ】」でした。

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