2020年春、あの平成の大ヒットドラマ「半沢直樹」の続編がいよいよ放送されます。
「やられたらやり返す!倍返しだ!!」の名セリフで有名になったアレです。
以前放送されたテレビドラマでは、半沢は中野渡頭取から東京セントラル証券への出向を命じられたシーンで終わりました。
そこから半沢直樹3の「ロスジェネの逆襲」に続いていくのです。
目次【半沢直樹続編】ロスジェネの逆襲あらすじとネタバレ【半沢の運命やいかに!】
2020年春、あの平成の大ヒットドラマ「半沢直樹」の続編がいよいよ放送されます。 「 やられたらやり返す!倍返しだ!! 」の名セリフで有名になったアレです。 ドラマ内で半沢は、中野渡頭取から東京中央銀行の子会社である東京セントラル証券への出向を命じられた場面で終了しました。 その続編である「ロスジェネの逆襲」と更にその続編である「銀翼のイカロス」が既に出版されています。 今回は、 …
その「ロスジェネの逆襲」の続きが、今回ご紹介する「銀翼のイカロス」です。
ある架空の航空会社を舞台にした「銀翼のイカロス」のあらすじとネタバレを今回ご紹介します。
本当のネタバレはさいごに書いてみましたので、自分で結末を知りたい方はぜひ原作を読んでみて下さいね。
ちなみに原作タイトルにあるイカロスとは、Wikipediaによるとギリシア神話に登場する人物の1人で、蝋で固めた翼によって自由自在に飛翔する能力を得るが、太陽に接近し過ぎたことで蝋が溶けて翼がなくなり、墜落して死んでしまいます。
イカロスの物語は人間の傲慢さやテクノロジーを批判する神話として有名ですが、原作を読み終わったあとだと「なるほどな~」とみなさん思われるはずですよ。
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半沢直樹4「銀翼のイカロス」あらすじとネタバレ
今回のストーリーは、東京中央銀行が取引先の航空会社への金融支援に関して、外部機関から債務カットの提案を受ける事からはじまります。
主要メンバーは半沢の他に同期の渡真利や近藤、半沢の数少ない理解者の一人である上司の内藤も登場しますよ。
中野渡頭取も健在です。
そして皆さんご期待の、テレビドラマ版半沢直樹でオネエ言葉と強烈なキャラクターで、半沢の前に幾度となく立ちはだかった金融庁検査官「黒崎駿一」が登場します。
しかし今回の黒崎は以前とは少し違っていて、何もかもダメ出しするという訳ではなさそうですよ。
今回ストーリーの最初から半沢が居る東京中央銀行に刃を向けてくるのが、弁護士の「乃原正太」です。
その乃原と共に、政治家で国土交通大臣の白井亜希子がいろいろ銀行に対して注文を付けてくるというのが序盤の流れです。
ただ、この「銀翼のイカロス」を読み終わった私の個人的な感想は・・・
って事です。
今までなら半沢の敵は主に銀行の上司でしたが、今回激しく対立する弁護士の「乃原」や「白井」はあくまでも引き立て役なのです。
金融庁検査官の「黒崎」も同様で、銀行の過去の黒歴史を暴く引き金役という訳です。
銀翼のイカロス、主なストーリー(ネタバレちょっと有り)
東京中央銀行が帝国航空に貸し付けていた債権に対して、選挙で大勝した進政党の国土交通大臣「白井亜希子」は、自ら立ち上げた帝国航空再生タスクフォースのリーダー「野原」を通して、7割の債権カットを一方的に要求してきます。
債権カットと帝国航空再建案両方共話にならないと見た半沢は、他の銀行と協力してなんとか回避しようと動きます。
ですが銀行内の紀本常務が猛烈に反対しており、半沢の稟議もなかなか通りません。
そんな中、金融庁が東京中央銀行に帝国航空の与信判断について異例のヒアリングに入るという情報が入ります。
しかもその担当検査官が「黒崎」だというのです。
金融庁の所見次第では、半沢が今回の帝国航空の担当から外される可能性も出てくるのです。
このピンチを半沢は乗り切る事ができるでしょうか。

黒崎「おかげで私たち金融庁が~途中略~とっても迷惑しているのよねえ」
黒崎「どうなの!」
半沢「申し訳、ございませんでした」
勝ち誇った笑みを浮かべながら・・・
黒崎「そうよねえ。でも、あなたがここで謝っただけでは、問題は解決しないのよ」じゃあなんのために謝罪させたんだと言いたいところだ(半沢)
黒崎「全体的に与信の裏付けが甘い!反省なさい!謝罪は?」
半沢「申し訳ありませんでした。当行の調査に一部不備があったようです。お詫びいたします」
黒崎「最初からそうやって謝っていればいいのよ」
黒崎はあごを突き出して喜悦の表情を見せた。
銀翼のイカロス、主なストーリー(ネタバレ有り)
金融庁のヒアリングをなんとか乗り切った半沢ですが、その最中には審査部次長曽根崎の書類捏造疑惑も発覚します。
後日業務改善命令を受けた東京中央銀行は、帝国航空に対して債権の7割カット案を受け入れるのか最終判断を迫られます。
半沢渾身の稟議を内藤は役員会で説明しますが、常務の紀本が自身の進退をかけて債権7割カット案を受け入れるべきだと主張します。
そこまで紀本がこだわる理由は、合併前の旧東京第一銀行が行ったさまざまな不正融資ともゆうべき黒歴史を、あの乃原に知られているからです。
乃原もそのことを頭取である中野渡に暴露して、債権カット案を飲むよう揺さぶりをかけてきたのです。
記者会見の場で盛大に世間にアピールしようと、乃原と白井は中野渡を招待して頭取自ら発表するよう突き付けてきました。
いよいよ記者会見当日・・・、しかしそこに現れたのは半沢でした。
半沢は、帝国航空に対する債権7割カット案をはっきり拒絶しました。
そして乃原が暴露する前に、過去旧東京第一銀行が政治家の箕部と癒着して融資した黒歴史を自ら発表したのです。
過去の黒歴史が公になってしまった以上、誰かが責任をとらなければなりません。
中野渡は半沢を執務室に呼んで、今回の苦労をねぎらいます。
そして自ら頭取を辞任する決意を述べます。

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