最近雪が積もっている雪山登山にすっかりはまっているオレンジ7です。
登山やハイキングの一番の楽しみと言えば、山の頂上で食べるお昼ごはんですよね。
晴れた日に周りの景色を見ながら食べるご飯は格別なのですが、実は冬山とそれ以外の時期では食事事情が全く異なってしまうのです。
そして雪が降るような山に登山やハイキングに行った時には、ゆっくりお弁当やおにぎりを楽しむ余裕はほぼ無いと言っても過言でないのです。
その切実な理由と、冬山登山やハイキングでも美味しく食べられるモノをご紹介します。
ポイントは3つです☟
①冬山は氷点下になっている事が多く、更に雪が積もっている場合座って食事を楽しむ事は一切できない
②お弁当やおにぎりはガチガチに固まって冷たくなっている!冬山で冷たい食事はNG
③ゆっくり歩きながら食べる事ができる個包装のお菓子がベスト!
冬山ではゆっくり食事を楽しむどころではない、その理由とは?
雪山では座って食事する事はまず無理!
気温が氷点下になるのが当たり前の冬山では、雪をかき分けながら前に進むのも珍しくありません。
ただでさえ狭い登山道が、雪が積もるとこのように一人がやっと通れるくらいの道幅になってしまうのです☟
途中で座るスペースなどありませんし、雪の上に座る訳にもいかないのです。
更にやっかいなのが、冬山登山やハイキングでは歩いている時には汗をかいて暑いぐらいなのですが、途中で立ち止まるとどんどん体が冷えてしまいます。
風が吹いている事も多く、常に歩いていないといけない状態に追い込まれてしまうのです。
冬山の登り方は、それ以外の時期の登り方とは全く違うものだと思っていた方がいいですよ。
このような状態が登り始めから終わりまでず~と続きます。
なので冬山を登る時には、歩きながら食べたり飲んだりするのです。
冬山では冷たい食事は絶対NG!
雪が積もらない山だったら、少しぐらい食事できる余裕はあるんじゃないの?と思っている方も居ると思います。
確かに雪が積もっていなければ座る事はできるでしょうが、ただでさえ気温が低い状態です。
気温が低い状態でお弁当やおにぎりをザックに入れておくと、相当冷たくなっているんですよ。
冬山での食事で冷たいものは出来るだけ避けて下さい。
ただでさえ冷えてしまう身体が、食事によって更に冷えてしまうリスクがあります。
お弁当やおにぎりといったご飯類は、一度冷たくなってしまうとかなり固くなってしまい、食べた瞬間から身体があっという間に冷たくなってしまうのです。
ごはん類同様、餅も避けた方がいいでしょう。
冷えるとカチカチに固まってしまうチョコレートやキャラメルなどもおススメしません。
身体が冷たくなってしまうと本当に山に登るのがしんどくなってしまいますので、出来るだけ食事は暖かいもの、もしくは常温のものがいいのです。
ゆっくり歩きながら食べる事ができるモノもある!
座る事も出来ず、弁当やおにぎりがダメなら何を食べればいいのでしょうか。
私がおススメしたいのはパン類で、しかも「あんこ」が入っているものです☟
冬山での食事は基本的にゆっくりでも歩きながら食べる事が基本ですので、一番良いのが手袋をしたままでも口に入れられる事が出来る食べ物です。
個包装されていて、ある程度腹持ちが良い「あんこ」が入っているものがおススメですよ。
具体的にはあんぱんやもみじ饅頭、あんドーナツなどです。
あんこだけだと冷えて固まってしまいますが、あんこの周りにパンなどがあると柔らかく食べる事ができますよ。
あんこが苦手な方はパン単品でもいいかと思います。
ハチミツや砂糖をからめて焼き上げた「フルグラ」もおススメですよ☟
冬山登山ではそれ以外の時期と違って汗をあまりかかないイメージですが、運動エネルギーは相当消費していて、本人が気づかない内に汗もそれなりにかいています。
例えお腹が減っていなくて喉が渇いていなくても、意識して飲んだり食べたりする必要があるのです。
そうしないと頂上付近でエネルギー切れでバテバテになってしまうのです。
冬山の頂上は風が吹き荒れる最も過酷な環境ですから、そこを踏破するには体力に余力を残しておく必要がありますからね。
冬山の食事事情をご紹介しましたが、座って食べる事も好きなものを食べる事もできない登山なんて何が楽しいの?とあきれ顔でブログを見てくれた方も多いでしょう(笑)。
数年前まで私もそうでしたが、冬山にはそこでしか見る事の出来ない幻想的な白銀の世界が待っています☟
写真で見るより現地の実物はもっとすごいですよ!
この2つの写真共、登山口からは20~30分程度で行く事ができます。
冬山ですのでそれなりの服装や準備が必要ですが、日常ではまず見る事ができない風景です。
ぜひみなさんも参考にして下さいね。
以上「冬に登山やハイキングする時に弁当やおにぎりが不適当な深刻な理由とは?【おススメのスイーツお菓子はコレ!】」でした。