私は2016年に新築一戸建てを土地と共に購入しました。
家を買う時にみなさんが一番気になるのはやっぱりお金ですよね。
このブログでは、家づくりに関して各項目毎に工務店から初めに提案された見積金額をご紹介します。
私が家づくりを依頼した工務店はかなり細かい見積書を出してくれた良心的なお店でしたが、ざっくりとした見積書しか出さない所も多いようです。
しかしこの見積金額からほとんどの場合、実際にかかるお金は高くなると思っていて下さい。
なぜなら当初の見積金額は、仕様が最低限の金額しか記載されていないからです。
どの部分でお金が余分に必要になるのかもご紹介していますので、みなさんぜひ参考にしてみて下さいね。
夢のマイホームを手に入れる為にはこれぐらいお金がかかる!
建築工事費
①建築工事費総合計:¥20,520,000
建築予定金額 | ¥18,700,000 |
追加変更 | ¥ 300,000 |
合計 | ¥19,000,000 |
消費税(8%) | ¥ 1,520,000 |
小計 | ¥20,520,000 |
キャンペーン |
建築工事費とは家本体にかかるお金の事です。
キッチンやお風呂場、フローリング、玄関、壁クロス等々、まさに自分好みの家にする為のメインとなる項目ですね。
ただこの建築工事費金額は、家づくりを進めるうちにどんどん金額は高くなるものと思って下さい。
この見積金額に記載された金額は最低限の金額なのです。
キッチンやお風呂場、トイレなどメーカーや仕様をグレードアップするとどんどん高くなってしまうのです。
ちなみに私が家づくりに関してこだわった部分の一つに玄関があります☟
せっかくのマイホームなんだから、家の入口である玄関ドアにはこだわりたい!という私の欲望(笑)をかなえるために最終決定したものが写真の「YKK ap ヴェナート」です。
車の鍵のようにキーレスシステムで、ボタンを押すだけで鍵を開閉できる玄関です。
さらに縦長の網戸が着いていますので、玄関ドアを閉めたまま空気の入れ替えができます。
玄関は靴などの嫌な臭いがどうしてもこもりがちなので、「キーレスシステム・明るい窓付き・換気が出来る」この3点を満たす玄関ドアを導入しました。
家づくりに関しては膨大なカタログをどんどん見ている内に、どうしてもグレードアップしてしまうのです。
ただアレもコレもいい!なんてどんどん仕様を上げていくととんでもない金額がかかってしまうので、こだわる部分にはこだわる!こだわらない部分は工務店仕様で!という風にメリハリを付ける事もポイントなのです。
我が家の場合、2階部分に関しては出来る限り費用を抑えた家づくりをしました。
1階部分は普段生活するリビングやお客さんも来るという事もあって、快適で満足する空間にしたかったのです。
反対に2階は寝室と子供部屋ぐらいですので、普通の仕様でいいかなと特に大きなこだわりはなかったのです。
これは人それぞれ価値観や考え方がさまざまでしょうから、家族や家づくりを依頼するお店や担当者の方とよ~く相談して進めていきましょう。
土地取得費
②土地取得費総合計:¥6,741,600
土地代金 | ¥6,536,600 |
仲介手数料 | |
売買契約書印紙代 | ¥5,000 |
登録免許税(抵当権設定、所有権移転) | ¥200,000 |
固定資産税額日割 | |
不動産取得税 | |
その他(謄本・読取図他) | |
床板設置費用 |
この項目は家を建てる土地に関する費用です。
この項目も人によって大きく違ってくる部分ですね。
私の購入した土地は坪単価10万円を切るのどかな場所でしたので、これぐらいの金額になっています。
場所によっては家本体の金額と同じくらいかそれ以上土地代にかかる事もあるでしょうから、本当に人それぞれなのです。
私が住んでいる地域は親から土地を提供されたり、親の住んでいる敷地内に家を建てるケースも多いようで、そういう場合土地代は0円になります。
なお私の場合、土地と家を購入したお店が一緒だったのですが、もし違っていた場合は仲介手数料が発生します。
仲介手数料 = (売買価格 × 3% + 6万円) + 消費税となります。
1000万円の土地を買う時に、家を買うお店以外で買った場合36万円+消費税の手数料がかかる事になります。
土地を販売している不動産会社から一緒に家を購入できればこの仲介手数料がまるまる必要ありませんので、お金が気になる方はそういう方法もあるんだと頭に入れておいて損はないと思いますよ。
別途工事費
③別途工事費総合計:¥1,131,840円
盛土・整地工事 | |
外構・造園工事 | ¥500,000 |
TVアンテナ工事(地デジ) | ¥ 48,000 |
照明器具設置工事 | ¥250,000 |
カーテン工事 | ¥250.000 |
空調工事 | |
浄化槽工事 | |
打ち抜き・ポンプ・砂取り器 | |
地盤改良工事 | |
太陽光発電システム | |
消費税 | ¥ 83,840 |
この項目は、家と土地そのもの以外にかかるお金の事です。
ここで注目するポイントは2つ!
まず外構・造園工事です。
これは土地の広さでも全然違ってくるのですが、それなりの庭を整備しようとなるととても50万円では足りません。
隣との境界にブロック塀を設置して、駐車場をコンクリート舗装して、庭に数本植樹する・・これだけでも一般的に50万円ぐらいします。
マイホームを購入した時に庭は自分たちで整備しよう!という方も居ると思いますが、庭いじりが趣味などよほど好きな方や土木技術がある方以外の整備は結構大変になると思いますよ。
ちなみに我が家は自分達で探した造園会社に整備を依頼しました。
家と土地を購入した不動産会社でも造園会社を紹介されたのですが、そこから提案されたレイアウトが少しイマイチだったからです。
専門の造園会社に依頼した結果、見積金額の50万円を大きく上回っています(汗)。
あともう一つのポイントは地盤改良工事です。
これは土地を購入した時に、その土地が家を建てる場所にふさわしい場所なのかを調査してもらい、土地が軟弱だった場合補強工事が必要になる場合の工事費です。
私の場合は土地がしっかりしていましたのでこの費用は不要でしたが、昔田んぼだった土地などを購入する時には、何らかの改良工事が必要になる可能性があります。
土地の内部がどうなっているのかは実際調査してみないと分かりませんので、実際に私が土地を買った時には固い土地でありますようにと祈るような気持ちでした。
地盤改良工事にかかる費用は数十万から百万円を超える場合などとさまざまなので、土地を購入する時にはこういう費用もかかる可能性があるということを頭に入れておきましょう。
建築経費
④建築経費総合計:¥1,257,120
設計、管理、外観コーディネート料 | ¥714,000 |
地耐力調査分析保証費用 | ¥100,000 |
瑕疵担保保険申請手数料 | ¥150,000 |
構造設計検査料 | |
確認申請図書費用 | ¥150,000 |
フラット35申請費 | ¥ 50,000 |
上記消費税 | ¥ 93,120 |
ここでは家づくりに関しての保証関係の経費が挙げられています。
先ほどご紹介した土地の固さを調べる調査費や、保険に関する申請料などです。
この項目の経費に関しては大幅に変わることはないと思いますが、家づくりの時には経費だけでも100万円を超えてしまうのです(汗)。
ちなみに我が家は住宅ローンは地方銀行を利用しましたが、フラット35の場合は申請するだけでもお金がかかります。
申請する年度や内容によって手数料は変わってきますので、実際に利用される方は注意して下さいね。
その他諸費用
⑤諸費用総合計¥616,420
請負契約印紙代 | ¥ 10,000 |
フラット35諸費用 | ¥230,000 |
住宅ローン諸費用 | ¥31,500 |
つなぎ融資金利他 | ¥150,000 |
抵当権設定費用 | ¥180,000 |
建物表示登記・保存登記費用 | ¥160,000 |
浄化槽申請費用 | ¥100,000 |
水道加入金 | ¥ 47,920 |
火災保険料 | ¥150,000 |
浄化槽補助金 | △¥443,000 |
最後の項目は、その他の経費や諸費用などです。
住宅ローンを利用する時に必要なお金や、不動産登記、火災保険などです。
住宅ローンを利用するだけで数十万円もの費用が必要になるのです(汗)。
現金一括で購入できればこういう経費は一切不要になるのですが、なかなか現実には難しいのです。
また建物の登記に関するお金も必要になってきます。
法務局に行って登記するのですが、ネットで検索した所この登記を自分たちでやる人も居るようですね。
ただ家を買う時って、自分たちでやることが他にも膨大に出てくるんですよ。
引っ越し準備は当然の事で、何を新しく買うか、どこに何をおくか、業者との打ち合わせ等々。
登記が専門職の司法書士の方が家や土地を買う場合は当然自分で出来るんでしょうが、私のような素人では文書の書き間違えや揃える書類も膨大でしょうからやめておきました。
予算総額は3000万円オーバー!
そして今までの総合計を全て足すと…
ざっくりとした見積だけでも3000万円オーバーです。
実際には業者と打ち合わせをしていくにつれてお金が余分にかかる事が多いですから、これよりも数百万円余計にかかると思っておいて下さい。
この金額が高いのか安いのかは人それぞれでしょう。
ただ大切な事は、家を買うにしろ買わないにしろ、家族で将来の事を楽しく真剣に考える良いきっかけになるのは間違いないです。
家づくりに関してはお金の事がなかなか見えにくいのが現状なのですが、少しでもみなさんの参考になればと思います。
今後も家づくりに関してのブログをどんどんアップしていきますので、お楽しみに!
以上、「【新築一戸建て】諸費用だけで数百万円!?土地と家で総額いくらかかるのか?工務店から提示された見積金額をご紹介」でした。