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青春ブタ野郎、全原作小説1~12巻のネタバレ見どころセリフクライマックスまとめ【アニメ映画】

青春ブタ野郎

青春ブタ野郎シリーズは鴨志田一著書の小説で、コミックやアニメ、映画化されている人気作品。
アニメは原作小説版の5話まで放送、2019年に公開された映画版では6~7話が題材でした。
そして原作8話(青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない)が2023年6月に映画として公開が決まりました。

青春ブタ野郎の原作小説は2023年時点で12巻まで発行されていて、現在も連載中です。
※最新の13巻「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」は2023年7月7日発売予定

この作品には各巻ごとに中心とされる主人公が存在します。
基本的なストーリーは高校2年生でさまざまな思春期症候群に立ち向かう「梓川咲太」と、その彼女で国民的女優の高校3年生「桜島麻衣」この2人で展開されますが、それ以外にも思春期症候群を発症する主人公が各巻ごとに居るのです。

このブログでは各巻(小説版)ごとのネタバレと見どころポイント、印象に残るセリフ、そして梓川咲太と桜島麻衣の関係(交際の進展)などを分かりやすくまとめています。
アニメや映画劇場版では知ることができない細かな人物描写やセリフをお楽しみ下さい。

※目次以降ネタバレを展開していきますのでご注意下さい。


各巻のネタバレと見どころ、セリフまとめ

1巻:青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 『青春ブタ野郎』シリーズ (電撃文庫)

【主人公】桜島麻衣
(同じ高校に通う1年上の先輩、国民的女優で現在活動休止中)
【主人公が発症する思春期症候群】
他人から見えなくなる、認識されなくなる
【ネタバレ】
梓川咲太は図書館で野生のバニーガールに出会った。そのバニーガールは同じ高校に通う1年上の先輩、桜島麻衣だった。
最初は梓川咲太が声をかけてもそっけない彼女だったが、徐々に話をする関係に。
桜島麻衣は自分の存在が消える思春期症候群に悩まされて、次第にその範囲が広くなっていた。
買い物も出来ない事態になり、途方にくれた桜島麻衣は梓川咲太を頼ることに。

マネージャーで自分の母親でさえも桜島麻衣のことを忘れてしまう事態にまで悪化、そして梓川咲太も彼女の存在を忘れてしまう。
しかし学校での定期考査中に桜島麻衣のことを思い出し、学校にまん延している空気を変えるべく、校庭のど真ん中で告白する。


1ヶ月後改めて告白した梓川咲太は桜島麻衣からOKをもらうが、翌日になると前日に戻っていた。
新たな思春期症候群がはじまる、、。

【クライマックス】
存在が消えてしまった桜島麻衣のことを思い出し、校庭の中心で梓川咲太が愛を叫ぶシーン
【印象的なセリフ】
梓川咲太「(校庭の中心にて)桜島麻衣先輩のことが好きだ!」
梓川咲太「要するにさあ!麻衣さん、大好きだあああー!」
桜島麻衣「そんな大きな声で言わなくても聞こえてる」
桜島麻衣「絶対に忘れないって言ったじゃない!」
梓川咲太「(桜島麻衣と教室で昼食を食べている途中)好きです。付き合ってください」
桜島麻衣「なんか、ときめかない」
桜島麻衣「…ダメとは言ってない」
梓川咲太「じゃあ、いいの?」
桜島麻衣「それは、その…」
梓川咲太「いいの?」
桜島麻衣「(消えそうな声で)…うん、いいよ」
【梓川咲太と桜島麻衣の関係】
・校庭で存在を取り戻した桜島麻衣に告白
・1ヶ月後再度告白、OKをもらう
・恋人同士として交際スタート

2巻:青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない

青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない 『青春ブタ野郎』シリーズ (電撃文庫)

【主人公】古賀朋絵
(同じ高校に通う1年下の後輩、1巻である事情から顔見知りになっている)
【主人公が発症する思春期症候群】
1日が翌日にならず永遠にループする
【ネタバレ】
梓川咲太が桜島麻衣に告白してOKをもらったのもむなしく、翌日にはその前日に戻ってしまう。
その原因は思春期症候群で、1年下の後輩古賀朋絵が発端だった。

クラスメイトとの交友関係を守る為に梓川咲太と1ヶ月だけ偽カップルを演じることになったが、次第に古賀朋絵の心に恋愛感情が芽生えてしまう。
1学期の終業式後、思春期症候群を4回繰り返した結果、江の島で梓川咲太に自分の想いを伝えて振られる。
そして梓川咲太は桜島麻衣に告白する当日まで巻き戻されて、再度告白(3回目)。OKをもらう。


後日、道端で子猫を見つめる少女に出会う。
その少女の名前は牧之原翔子、2年前海岸で梓川咲太が出会った初恋の高校生と同じ名前だった。

【クライマックス】
古賀朋絵が自分の気持ちと想いを江の島弁天橋の真ん中で叫ぶシーン
【印象的なセリフ】
・梓川咲太「もう自分に嘘をつくのはやめろ」
・梓川咲太「だからさ、もう我慢しなくていいんだ」
・古賀朋絵「先輩のバカ!バカ!嫌い、大嫌い!でも…」
・古賀朋絵「あたしは、先輩が好き、、大好きぃーーー!」
・梓川咲太「麻衣さん」「好きです。付き合って下さい(3回目)」
・桜島麻衣「なんか、ときめかない」
・梓川咲太「そっか…失恋か。じゃあ、新しい恋を探すしかないな」
・桜島麻衣「ちょっ…」「だ、だめとは言ってない…なに、諦めようとしてるのよ!」
・梓川咲太「なら、いいの?」
・桜島麻衣「(消えそうな声で)いいよ

【梓川咲太と桜島麻衣の関係】
・冒頭で桜島麻衣に告白、OKをもらうが古賀朋絵の思春期症候群により告白がなかったことに
・教室で転びそうになった古賀朋絵を受け止めているとこを桜島麻衣に見られる
・途中では古賀朋絵と偽カップルになるので桜島麻衣とは平行線
・最後に冒頭の告白日に戻る、再度桜島麻衣に告白してOKをもらう。
・咲太が麻衣から頬にキスされる。

3巻:青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない

青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない (電撃文庫)

【主人公】双葉理央
(同じ学校に通う同級生、梓川咲太の数少ない友人の一人)
【主人公が発症する思春期症候群】
双葉理央が二人になる
【ネタバレ】
同級生で友人の双葉理央が二人いることが判明。外見もしゃべり方もそっくりだった。
双葉理央は梓川咲太の友人の国見佑真のことが好きだが、彼には彼女が居て、その想いを伝えられずにいた。
いずれ一人になってしまうのではないかという不安から、理性とは真逆のSNSに自撮り画像をあげる行為を続けた結果、かまってほしい気持ちと自分を許せない気持ちが絡み合い、二人に分裂してしまった。
ある深夜に梓川咲太から突然双葉理央がピンチだと聞かされた国見佑真は、すぐ駆けつける。
自分は孤独ではないと知った双葉理央は、3人で海岸で花火をして過ごす。
もう一人の双葉理央は海岸の花火の写真を見て、自分も同じ気持ちだと伝えて思春期症候群は終わる。


後日マンション前で桜島麻衣に声を掛けるが、いつもの反応が無い。
「お姉ちゃん」と口にした桜島麻衣を前に、梓川咲太はとまどうしかなかった。

【クライマックス】
梓川咲太が深夜に国見佑真に連絡、双葉理央と3人で海岸で花火をするシーン
【印象的なセリフ】
・双葉理央「こんな風に徹夜するのはじめて。私なにやってんだろ」
・梓川咲太「そりゃバカなことだろうな」
・国見佑真「確かにバカなことしてんな!」
【梓川咲太と桜島麻衣の関係】
・梓川咲太の家で泊まっていた桜島麻衣と初キスを試みるが、おでこが当たって失敗。未遂に終わる。
・後日桜島麻衣のマンション前で恋人になってはじめて唇を交わす
・その後所属事務所からのデート禁止令により一時的に交際中断

4巻:青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない

青春ブタ野郎はシスコンアイドルの夢を見ない (電撃文庫)

【主人公】豊浜のどか
(桜島麻衣の母親違いの妹、アイドルグループ「スイートバレット」のメンバー)
【主人公が発症する思春期症候群】
姉の桜島麻衣と妹の豊浜のどかが入れ替わる
【ネタバレ】
桜島麻衣には母親違いの妹、豊浜のどかが居たが、ある日二人が入れ替わってしまう。
外見と中身が違う状態で当面生活することになったが、ある日お互いが嫌いだと喧嘩をしてしまう。
仲直りと元に戻るきっかけが見つからない中、外見が豊浜のどかでライブ活動している桜島麻衣の姿を豊浜のどかと梓川咲太は見る。
あまりの実力差に失望した豊浜のどかは自分を見失ってしまうが、梓川咲太は桜島麻衣が大切にしていたあるモノを見せる。
それは小さい頃から豊浜のどかからもらった多くの手紙だった。妹の豊浜のどかは、自分の気持ちをありのまま姉の桜島麻衣にぶつける。
そして目標としてきた姉や強く意識していた母親の存在から独立する決意をした瞬間、お互いの存在が元に戻る。


その後桜島麻衣と梓川咲太との関係がマスコミにバレるが、桜島麻衣が記者会見で公に認める。そんなある日、梓川咲太の自宅の郵便ポストに封筒が入っていた。
「明日七里ヶ浜の海で会えないかな 翔子さんより」

【クライマックス】
桜島麻衣が大切に保管していた黄色いお菓子の缶を豊浜のどかが開けるシーン
【印象的なセリフ】
・梓川咲太「麻衣さんは違うって言ったろ。お前に何かあったら絶対に悲しむ。二度と言わせるな」
・豊浜のどか「そんなの嘘だ!」
・梓川咲太「嘘じゃない」
・豊浜のどか「あたしは、本当の妹じゃない!」
・桜島麻衣「妹になってくれて、ありがと」
・桜島麻衣「たぶん咲太が思っているより、私咲太のこと好きよ」
【梓川咲太と桜島麻衣の関係】
・外見が豊浜のどかの桜島麻衣と自宅にて同居
・体に指一本触れさせないと言われていたので進展なし
・体が元に戻った後二人の関係がマスコミに露呈するが、桜島麻衣が記者会見で交際を公に認める発言
・鎌倉で放課後デートする

5巻:青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない

青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない (電撃文庫)

【主人公】梓川かえで
(梓川咲太の妹、思春期症候群により不登校)
【主人公が発症する思春期症候群】
梓川花楓としての記憶が無くなる
【ネタバレ】
梓川かえでは自分の不登校と引きこもりから抜け出る為、今年の目標を掲げる。
桜島麻衣や豊浜のどかの協力も得ながら一歩一歩目標に近づいて、ある日夜の学校を梓川咲太と共に登校、目標を達成する。しかしその翌日梓川かえでではなく、梓川花楓として目覚めていたのだった。
梓川かえでの記憶が全くない梓川花楓を目の当たりにし、喜びと同時に梓川かえではもう居ないという大きな喪失感に襲われる梓川咲太。
自宅への帰宅途中胸から出血して意識が朦朧とする中、目の前に初恋相手だった牧之原翔子が現れる。帰宅後泣き崩れる梓川咲太を優しく包み込む牧之原翔子。


数日間牧之原翔子と同居生活をおくっていたある日の深夜、出張先から戻った桜島麻衣が訪ねてくる。
そして今の状況を説明する長い夜がはじまるのだった。

【クライマックス】
梓川かえでから梓川花楓として目覚めた後、喪失感から泣き崩れる梓川咲太の前に牧之原翔子が現れるシーン
【印象的なセリフ】
・梓川かえで(お兄ちゃんの妹になれてかえでは幸せです。今も、今までも、これからも、大好きです!)
・梓川咲太「僕は泣いたらダメなんですよ!」
・牧之原翔子「はい、翔子さんです。わたしが来たから、もうだいじょうぶです」
・牧之原翔子「咲太君は、お兄ちゃんなんだから、全部受け止めてあげなさい」
【梓川咲太と桜島麻衣の関係】
・梓川かえでの目標を手助けする
・途中は大きな進展無し
・物語のさいご、梓川咲太の家に桜島麻衣が訪ねてくる。同居していた牧之原翔子との関係を問われて修羅場になる。

6巻:青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない 『青春ブタ野郎』シリーズ (電撃文庫)

【主人公】牧之原翔子(大学生)
(梓川咲太が落ち込んでいた時に出会った初恋の人)
【主人公が発症する思春期症候群】
大学生の牧之原翔子と中学生の牧之原翔子が同時に存在する
【ネタバレ】
梓川咲太の家で同居生活をおくっている牧之原翔子。
桜島麻衣から私も同居するとの提案があったが、何も問題ないときっぱり断る牧之原翔子。
中学生で入院生活をおくっている牧之原翔子は大人になった牧之原翔子のことを全く知らず、梓川咲太も引き続きお見舞いに行く。
ある日牧之原翔子の提案で結婚式場の見学に行った梓川咲太は、花嫁衣裳の牧之原翔子の胸に手術跡があるのを見る。未来で心臓移植が無事成功することを知り安堵する。
しかし後日梓川咲太の胸の傷から再度出血、牧之原翔子の胸には梓川咲太の心臓があるのだと真実を知る。
未来である12月24日に梓川咲太が事故にあい亡くなってしまうことを聞かされた桜島麻衣と梓川咲太。
桜島麻衣から私との未来を選んでほしいと懇願される梓川咲太。
しかし梓川咲太が事故にあわなければ牧之原翔子は心臓移植を受けられなくなる。
桜島麻衣との未来を選びたい、でも牧之原翔子の命も救いたい、どうすべきか激しく葛藤する梓川咲太だったが、次第にどうすべきか答えが見えてくる。
そして12月24日、江の島の弁天橋入り口に向かう途中、大雪でスリップした車が梓川咲太に突っ込んでくる。
その瞬間「咲太!」と聞き覚えのある声を聞いた直後、梓川咲太は突き飛ばされた。
気が付くと事故をおこした車と、その脇に誰かが倒れてる。
それはここに居ないはずの桜島麻衣の姿だった。
【クライマックス】
12月24日、梓川咲太が車に衝突する瞬間桜島麻衣が彼を突き飛ばし犠牲になったシーン
【印象的なセリフ】
・梓川咲太「麻衣さん、誕生日おめでとう」
・桜島麻衣「ばーか、言うのが遅いのよ」
・梓川咲太「翔子さんの胸には、僕の心臓があるんですね」
・牧之原翔子「わたしは、咲太君に未来をもらったんです」
・桜島麻衣「だから、咲太には私との未来を選んでほしい。それが私からのお願い」
・桜島麻衣「咲太が生きててくれるなら、嫌われてもいい!」「「嫌われたくないよぉ…」
・梓川咲太「(牧之原翔子に向かって)ごめん…麻衣さんとずっと一緒にいたい…ずっと、この先も…」
・牧之原翔子「咲太君はよくがんばりました」
【梓川咲太と桜島麻衣の関係】
・桜島麻衣が梓川咲太の家で同居しようと提案するが、牧之原翔子にやんわりと拒否される
・梓川咲太が桜島麻衣の誕生日を豊浜のどかから聞かされ、新幹線で金沢に。日が変わるギリギリでおめでとうを伝える。
・牧之原翔子から12月24日に梓川咲太が事故で亡くなることを二人で聞く、迷ってる梓川咲太に対して私との未来を選んでほしいと桜島麻衣が伝える。
・桜島麻衣が梓川咲太を連れ出し遠くに行こうとする、駅のホームで激しい言い合い後号泣される。
・12月24日、梓川咲太を突き飛ばして桜島麻衣が犠牲になる

7巻:青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない

青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない 『青春ブタ野郎』シリーズ (電撃文庫)

【主人公】牧之原翔子(小学生)
(2巻終わりに出会った、心臓病で通院していたが容体が悪くなり入院中)
【主人公が発症する思春期症候群】
牧之原翔子が同時に存在する(大学生と中学生)
【ネタバレ】
桜島麻衣が事故により帰らぬ人となり、悲壮にくれる梓川咲太。
数日後海岸で桜島麻衣の心臓を移植した牧之原翔子(梓川翔子)と出会う。
「もう諦めて幸せになってください」と言われ、過去に戻り桜島麻衣を助けることを決意する。
仕事していたテレビ局の楽屋に行って再会、桜島麻衣は目の前にいる梓川咲太が未来から来たんだと瞬時に見抜く。
自宅で待っていて欲しいと説得した梓川咲太は、事故現場に行って車にぶつかりそうになった梓川咲太に着ぐるみのままぶつかり突き飛ばし事故を回避する。
未来を変えてしまった結果ドナーが居なくなり心臓移植が受けられなくなった牧之原翔子(小学生)は危篤状態になる。
見舞いに行った梓川咲太、桜島麻衣、双葉理央の3人は、牧之原翔子の宿題ページに新たな書き込みがあるのを見る。
桜島麻衣から「宿題を終わらせて褒めてあげて」と声を掛けられ、梓川咲太は大きな花マルを描く。
その後桜島麻衣が出演した映画の反響で心臓ドナー移植を受けられて元気になった牧之原翔子だが、梓川咲太らの記憶から居なくなってしまう。
ある日梓川咲太と桜島麻衣が海岸を歩いていた時に、一組の家族をみかける。
中学生ぐらいの女の子を見て何かを思い出そうとする梓川咲太。
帰ろうとした瞬間今までの出来事が蘇り声をかける。
「牧之原さん!」
驚いた少女は溢れ出た涙でこう返事した。
「はい、咲太さん!」
【クライマックス】
海岸で元気に家族と遊ぶ中学生の牧之原翔子を見て過去を思い出し、梓川咲太が声をかけるシーン
【印象的なセリフ】
・梓川咲太「なんでも…なんでもするから、だから!麻衣さんを返してくれ!」
・牧之原翔子「咲太君はね」「大好きな人を、幸せにしに行くんですよ」
・牧之原翔子「咲太君が幸せになるまで、私はどんな未来からでも、何度だって咲太君を助けにきますよ」
・桜島麻衣「私は、ちゃんと咲太を守れたんだ」「私はやっと咲太の力になれたんだ」
・桜島麻衣「ふたりで幸せになるの。私と咲太のふたりで」
・梓川咲太「ただいま、麻衣さん」
・桜島麻衣「おかえりなさい、咲太」
・牧之原翔子(ありがとう)(がんばったね)(大好きを大切にして生きていく)
・梓川咲太「(海岸で遊ぶ女の子に向かって)牧之原さん!」
・牧之原翔子「はい、咲太さん!」
【梓川咲太と桜島麻衣の関係】
・事故により恋人の桜島麻衣が亡くなり悲壮にくれる梓川咲太
・海岸で出会った牧之原翔子(梓川翔子)の案内で、過去に戻って桜島麻衣と生きていく決心をする
・テレビ局の楽屋に行って桜島麻衣を説得、自宅で待っていて欲しいと伝える
・事故を回避した梓川咲太は桜島麻衣の元に帰る

8巻:青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない

青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない 『青春ブタ野郎』シリーズ (電撃文庫)

【主人公】梓川花楓
(梓川咲太の妹で過去の記憶を思い出し中学校に通学する3年生、受験生)
【主人公が発症する思春期症候群】
梓川かえでの記憶が無いことによる葛藤、体調不良
【ネタバレ】
梓川花楓は少しずつ学校に通いはじめ、高校は兄と一緒の峰ヶ原高校に行きたいと告げる。
今の学力では合格することはかなり厳しい状況だが、桜島麻衣の協力により受験勉強に励むことに。
梓川咲太はカウンセラーの紹介で通信制の高校の説明会に行き、パンフレットを貰っておく。
そして峰ヶ原高校の受験当日、午前中はそつなくこなせた梓川花楓だったが、午後になり体調不良で受験できなくなってしまった。
保健室で休んでいた梓川花楓は、以前の「かえで」の願いを叶えようと必死に頑張っていた。
周りが梓川花楓よりも「梓川かえで」のことを想い出していると自己嫌悪するが、無理に峰ヶ原高校に行く必要はないと梓川咲太は告げる。
そして通信制高校に通って卒業したアイドルグループ「広川卯月」を豊浜のどかから紹介してもらい、梓川花楓は海岸で会話する。
結果的に峰ヶ原高校には合格したが、高校は自分で決めたいと決心する


桜島麻衣の卒業式の日、海岸で待ち合わせていた梓川咲太だったが、ランドセルを背負った小さな女の子に会う。
その姿は子役として活躍していた桜島麻衣にそっくりだった。

【クライマックス】
午後の試験ができなかった峰ヶ原高校に合格するが、自分で行きたい学校を決めたいと伝えるシーン
【印象的なセリフ】
・梓川花楓「私…やっぱり、お兄ちゃんが通ってる高校に行きたい」
・梓川花楓「私もがんばるから」
・梓川咲太「それこそ、気にするなって言うのは無理だよな」
・梓川花楓「お兄ちゃんだって、もうひとりの私の方がよかったんでしょ…?」
・梓川咲太「っ!」
・梓川咲太「でもさ、花楓。あのとき泣いた分と同じだけ、僕はうれしかったんだよ。ほんとにうれしかったんだ」
【梓川咲太と桜島麻衣の関係】
・三学期になり再び二人で学校に通い始める。
・途中、梓川花楓が受験勉強を桜島麻衣に教えてもらう。
・帰宅後着替えていた梓川咲太の部屋に桜島麻衣が入ってくる。上半身裸の梓川咲太の傷があった場所を桜島麻衣が触っている姿を梓川花楓に見られる。

9巻:青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない

青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない 『青春ブタ野郎』シリーズ (電撃文庫)

【主人公】梓川咲太
(スマホをもっていない、桜島麻衣と同じ大学を目指す受験生)
【主人公が発症する思春期症候群】
別の世界の梓川咲太になる。他人から見えなくなる、認識されなくなる
【ネタバレ】
梓川咲太と梓川花楓は、父の元で療養中の母親と2年ぶりに対面する。
久々4人揃って会話をするが、翌日自分が誰からも認識されていない事態になる。
古賀朋絵や双葉理央に会ってもその状態は変わらず、その原因は梓川咲太が母親の存在を考えないよう生活していたことが原因であることに気付く。そして昨日その母親は梓川咲太の存在を認識していなかったのだと思い出す。
その後桜島麻衣そっくりの少女の案内で別世界に案内される。
そこは全ての問題が解決して4人家族で仲良く過ごしている世界だった。
何不自由無く居心地の良い世界のはずだが、母親のことは自分でなんとかする決意を決めて元の世界に戻る。
誰からも認識されない状態はそのままだったが、一人学校で過ごして思い出の校庭に居るところで桜島麻衣が近寄り抱きしめる。
その後母親に会いに行き、自分の想いを伝えた後母親から声をかけられて存在を取り戻す。


高校を卒業後桜島麻衣と同じ大学に通うことになった梓川咲太に声をかけてきた人物が居た。
それは中学校の同級生、赤城郁美だった。

【クライマックス】
存在が消えてしまった梓川咲太が母親に向かって感謝の言葉をかけるシーン
【印象的なセリフ】
・梓川咲太「(母親から認識されていなかった事実に気付いて)…そういうことか」「…だけどしょうがないだろ」
・双葉理央「状況から判断するに、梓川は逃げ出してきたんでしょ?居心地のいい可能性の世界に」
・梓川咲太「麻衣さんも、古賀も、双葉も、豊浜も、かえでと花楓も、牧之原さんと翔子さんも…みんな、自分で乗り越えたんだ」
・梓川咲太「母さんのことは、自分でなんとかするよ」
・桜島麻衣「(校庭で梓川咲太を見つけて)咲太」
・梓川咲太「なに?」
・桜島麻衣「…いつか、ふたりで家族になろう」
・梓川咲太「(母親に対して)それなのに、今さら…」「なんで、今さら」
・桜島麻衣「そういうのをね、大人になったって言うのよ」
・梓川咲太「(母親に向かって)母さんも、がんばったんだ…」「母さん、ありがとう」「ありがとう」
【梓川咲太と桜島麻衣の関係】
・卒業した桜島麻衣が母親を梓川咲太に紹介する。
・梓川咲太の部屋でスタッフにもらった藤沢市の婚姻届けに二人でサイン(名前欄だけ)。桜島麻衣がお守りとして持っておくことに。
・そのまま二人はキスしようとするが、電話がかかってきてお流れになる。
・存在と姿が見えなくなった梓川咲太のことを桜島麻衣が見つけて校庭で抱き合う
・母親に対する想いを吐いて号泣する梓川咲太を桜島麻衣が抱きしめる

10巻:青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない

青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない (電撃文庫)

【主人公】広川卯月
(アイドルグループスイートバレットのセンターでリーダー、愛称「づっきー」)
【主人公が発症する思春期症候群】
回りの空気を過剰に読みすぎて今までの自分を見失う。一時的に声が出なくなる。
【ネタバレ】
梓川咲太はスイートバレットのリーダーでセンターの広川卯月がいつもと様子が違うことに気付く。そこには大学に入って周りの空気を読んだ結果、みんなから自分がどのように見られていたのか、笑われていたんだと分かってしまった広川卯月が居た。
広川卯月のソロデビューの噂が広がる中、今まで夢で目標だった武道館への想いが薄れつつあると梓川咲太に吐露する。
後日、東京お台場で行われたスイートバレットのライブ中、広川卯月の声が急に出なくなってしまう。
翌日のライブは広川卯月抜きでやることになったが、当日観客席でこっそりステージを眺める広川卯月の姿があった。
機材トラブルで設備が使えなくなっても懸命にライブする4人の姿を見て、梓川咲太から「今こそ空気を読めよ、づっきー」と背中をおされて広川卯月はステージに上がる。
その後広川卯月はソロデビューを決意するも、スイートバレットとしても活動を続けることを決断。
その翌日大学に退学を届けを出した広川卯月に対して、梓川咲太は声をかける。
そこには空気を読まない、いつもの広川卯月の笑顔があった。


退学した広川卯月を見送った梓川咲太の横に、突然ミニスカサンタの姿をした女性が現れた。
その女性の姿を周りの学生は全く見えていないようで、梓川咲太が声をかけると彼女はこう言った。
「わたしはね、霧島透子っていうの」

【クライマックス】
声が出なくなった「フリ」をしていた広川卯月が、ライブステージに上がるシーン
【印象的なセリフ】
・広川卯月「私も、みんなに笑われていたんだ」
・梓川咲太「他人の気持ちを知れば、自分の気持ちだって変わるんだよ」
・豊浜のどか「これ以上、卯月を不安にさせてらんない。今度はあたしたちが引っ張ってく」
・梓川咲太「今のままじゃ、武道館も無理だってわかってるよ」
・広川卯月「…じゃあ、なんで?」
・梓川咲太「今こそ空気を読めよ、づっきー」
・梓川咲太「卒業おめでとう」
・広川卯月「お兄さん、ばいばーい!」「ばいばーい!ばいばーい!」
【梓川咲太と桜島麻衣の関係】
・梓川咲太が合コンから帰宅後一緒に過ごす
・大学の学食で一緒になる
・途中は大きな進展なし
・スイートバレットのライブに、桜島麻衣が運転する車で二人で向かう

11巻:青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない

青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない 『青春ブタ野郎』シリーズ (電撃文庫)

【主人公】赤城郁実
(梓川咲太と中学時代同級生だった、二人の面識はほとんど無い)
【主人公が発症する思春期症候群】
別世界の赤城郁実と入れ替わる。予知能力があるかのごとく振る舞う。
【ネタバレ】
梓川咲太は中学生の同級生で同じ大学に通う赤城郁実から声をかけられる。
その後SNSで「#夢見る」で投稿された内容が現実になると噂になっていることを知るが、誰かが怪我をするような投稿があった時に赤城郁実が人助けをしている姿を目撃する。
その後赤城郁実からある勝負をもちかけられた梓川咲太は、中学校の卒業文集を実家で見た時に確信する。
それは目の前にいる赤城郁実が別の世界から来た赤城郁実ということ。
そして中学校の時に思春期症候群で苦しんでいた梓川咲太を救えなかったことをずっと後悔しているということを。
別の世界のもう一人の自分とコンタクトをとっていた赤城郁実は「同窓会で待ってる」と自分の体に書かれた文字を梓川咲太に見せて姿を消す。
梓川咲太が終わり間際の同窓会に行くと、当時のクラスメイトから姿が認識できない赤城郁実が座っていた。
声をかけると存在が認識され、急にその場に現れたような形になった赤城郁実をクラスメイトが見て驚く。
そして赤城郁美がその場にいるクラスメイトに対して、思春期症候群は実在したこと、ヤバかったのは梓川君ではなく私たちだったと名指しで非難。
同窓会をあとにした赤城郁実は、梓川咲太から普段通りの日常を積み重ねることで嫌な過去の記憶が薄まっていくと答える。


翌日梓川咲太と桜島麻衣が学食で一緒のところに赤城郁実がやってきた。
そこで別世界の梓川咲太から届いたメッセージを二人に見せる。
「霧島透子を探せ」「麻衣さんが危ない」

【クライマックス】
梓川咲太と赤城郁実が、同窓会に集まった中学時代の同級生に対して思春期症候群のことを語るシーン
【印象的なセリフ】
・桜島麻衣「じゃあ、咲太は、もう赤城郁実って子を許してるの?」
・梓川咲太「許すもなにも…」
・梓川咲太「中学の時、僕を助けられなかったことを、今も引き摺ってるのかと思って」
・赤城郁実「私は…!」
・(赤城郁実の中学校の卒業文集)三年次の私は、何もできませんでした。
・赤城郁実「梓川君の言う通り」「今日でよかった」
【梓川咲太と桜島麻衣の関係】
・ドライブデートで通学する
・自宅でお互いの中学生の頃の話をする
・赤城郁実について調べる為に二人で梓川咲太の実家に行き両親と話をする

12巻:青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない

青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない (電撃文庫)

【主人公】姫路紗良
(高校1年生で梓川咲太の塾の生徒、古賀朋絵の友人、梓川咲太のことを「咲太せんせ」と呼ぶ)
【主人公が発症する思春期症候群】
過去に体の一部が触れた相手の考えが分かるようになる千里眼能力
【ネタバレ】
赤城郁実から「霧島透子を探せ」「麻衣さんが危ない」というメッセージを見せられた梓川咲太は、霧島透子と何回か会うがその真相が分からないでいたが、霧島透子から直接桜島麻衣に危害を加えることはないだろうと推測する。
ある日、塾の生徒「姫路紗良」から相手の考えが分かる千里眼のような能力の思春期症候群を発症していることを伝えられる。
その能力で霧島透子の真の目的を探ろうと梓川咲太は姫路紗良に協力を求める。
そして12月24日、梓川咲太と姫路紗良の待ち合わせ場所に現れたのは桜島麻衣だった。
事態が呑み込めない二人を車に乗せて鎌倉に向かった桜島麻衣は、梓川咲太にお土産を買っておくよう伝えて姫路紗良と一緒にどこかへ向かってしまう。
梓川咲太の気を引こうと画策していた姫路紗良だったが、桜島麻衣の嘘偽りのない本心を知り、相手を好きになることがどういうことなのかの意味に気付き、その瞬間千里眼能力が使えなくなり思春期症候群が治る。
霧島透子の真相を探る手段が無くなって落ち込む姫路紗良に、梓川咲太が声をかける。


その後梓川咲太と桜島麻衣は箱根に宿泊するが、梓川咲太を含めほとんどの人が眠っている時に夢をみていた。
たった一人の人物を除いて…。

【クライマックス】
桜島麻衣と姫路紗良が二人で鎌倉を散策するシーン
【印象的なセリフ】
・梓川咲太「そう言えば、麻衣さん」「誕生日、おめでとう」
・桜島麻衣「咲太って」「いつも言うのが遅いわよね」
・梓川咲太「(姫路紗良との会話中)僕にとって一番幸せなのは…僕が一番好きになった人が、僕を一番好きになってくれることかな」
・美東美織「麻衣さんは、梓川君のどこが好きなの?」
・桜島麻衣「私を大好きなところ」
・姫路紗良「(桜島麻衣に対して)どうして、咲太先生なんですか?」「咲太先生と麻衣さんじゃ、釣り合ってないと思うからです」
・桜島麻衣「私が咲太と付き合っているのはね。ふたりで幸せになるためよ
・桜島麻衣「そう思えるたったひとりの人だから、咲太を選んだのかもしれないわね」
・姫路紗良「私が思春期症候群を使って、何をしてたか知ってるのに!どうして、私にやさしくするんですか…?」
・梓川咲太「僕はさ。そういう人間になりたいんだよ」
【梓川咲太と桜島麻衣の関係】
・桜島麻衣の誕生日に二人でショッピング。ハート型の指輪を贈る。
・桜島麻衣から12月24日と25日、箱根へ旅行に行く計画を伝えられる
・12月24日、梓川咲太と姫路紗良が待ち合わせしている場所に桜島麻衣が連絡なしで合流。3人で行動することに。
・その後二人で箱根へ向かう

13巻:青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない(2023年7月7日発売)

【主人公】霧島透子??
【主人公が発症する思春期症候群】
【ネタバレ】
【クライマックス】
【印象的なセリフ】
【梓川咲太と桜島麻衣の関係】

 

青春ブタ野郎
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