私は2021年7月現在、自分の持っているゲーミングパソコンにWindows11の開発版(ビルドプレビュー版)をインストールして実際に使用しています。
特に大きな不具合やトラブルは発生していませんが、Windows10から11に変わるということで「またパソコンを買い替えるのか!」という新たな悩みをかかえる人も出てくると思います。
このブログではWindows11が正式にリリースされた後、このような場合だとパソコンを新たに買った方が良いという事例を具体的にご紹介します。
はっきり言ってしまうと、Windows11は10の改良版みたいな感じなので、パソコンがサクサク動くようになったり新しい機能が目白押し!といった斬新感はあまりありません。
なので無理にパソコンを買い替える必要は全くなく、現在メインで使用しているパソコンの動きが遅かったり処理速度に時間がかかるなどしている場合に限り購入することをおススメします。
まとめるとポイントは3つです☟
①Windows11は古いパソコンにはインストール出来ない仕様、2018年以降に登場したCPUが必須条件
②Windows11と10に大きな違いはなし、パソコンの処理速度もあまり変わらない
③Windows10は2025年10月まで延長サポートされる、その時まで様子見でもOK!
新しいWindowsがまた出るのか!とボヤいている人の為に
Windows11はパソコンの動作条件がかなり高い
2015年に誕生したWindows10はかなり古いパソコンでも動くことが多く、実際私が所持している2011年に購入したWindows7パソコンも無事10をインストールできました。
7から10に変わったことでパソコンの起動時間や処理速度が大きく向上して、使い勝手がかなり良くなったのです。
一方2021年後半にリリース予定のWindows11は、パソコンの動作条件がかなり厳しくなっています☟
プロセッサ(CPU) | 1 ギガヘルツ (GHz) 以上、 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip ・インテル製の場合、第8世代Coreプロセッサー以降のもの ・AMD製の場合、第2世代Ryzen以降のもの |
RAM | 4GB以上 |
ストレージ | 64GB以上 |
システム ファームウェア | UEFI、セキュア ブート対応 |
TPM | トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0 |
グラフィックス カード | DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) |
ディスプレイ | 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイ |
インターネットに接続できることと、 Microsoft アカウント | Microsoft アカウントは無料で取得できる |
一般の方は聞きなれない用語ばかりだと思いますが、この中で一番条件が厳しいのがCPUに関する項目です。
要約するとIntel、AMD両方とも2018年以降に登場したものが必須となっています。
今から4年前に買ったパソコンは、どんなに他の条件を余裕でクリアしていてもWindows11が動かないという切り捨てぶりなのですよ。
今後マイクロソフトが動作条件を緩和する可能性はありますが、基本的に古いパソコンでは11をインストールすることができません。
この時点でパソコンを無理して買い替える必要はないのです。
起動時間や処理速度が遅くなっている、記憶装置の空き容量も少なくなってきたなど、現在利用しているパソコンに大きな不満を持っている人はWindows11をきっかけに新たに購入する良いタイミングでしょう。
一方現在のパソコンに特に不満が無い人は、ネット記事や家電量販店の売り込み文句に惑わされないよう気を付けましょう!
Windows11になってもパソコンの速度はあまり変わらない
Windows11という新しいOSが出ると、当然前の10より便利になるんだよね?と思ってしまいます。
パソコンもサクサク動くようになってストレスフリー!みたいな期待をもってしまいがちですが、11の開発版と10の速度はあまり変わりません。
体感的にちょっと早くなったかな~という事も一切無く、逆に遅くなった感もありません。
現在私が所持している4台のパソコンで起動時間を調べたのですが、11をインストールしているゲーミングパソコンが一番早く、2番目に早かったのが「10年前に購入したパソコン」でした。
そして2番目にスペックが高い2017年に購入したパソコンの起動時間が一番遅いという結果になっています。
本来ならWindows11をインストールしたパソコンで対等比較したい所ですが、10年前のパソコンに11は当然インストールできません☟
ただ10年前のパソコンでも、起動時間に限って言えば10秒台なのです。
もちろん画像編集やアプリ起動となると話は別になってきますが、新しいパソコンが古いパソコンより早いとは限らないという訳です。
これはWindows11にも言えることでしょうから、OSを変える効果はあくまでも限定的です。
Windows10はとても良く出来たOSだと改めて実感できます。
なので現在のパソコンに不満がない方は、無理してWindows11をインストールしたりパソコンを買い替える必要はありません。
Windows11の新機能を試したい人以外は2025年まで待つのもアリ!
今回Windows11になって新たに追加される機能で代表的なものをいくつかご紹介しておきます☟
スタートメニューが中央に配置 | ![]() |
タスクバーが下側固定になり、アイコンも中央か左側に配置 | ![]() |
アイコンが丸くなった | ![]() |
AIウィジェットでお好みの情報を | ![]() |
ウィンドウのスナップ化で画面への配置が自由自在に | ![]() |
Microsoft StoreからAndroidアプリがダウンロード可能 | ![]() |
ディスプレイ設定が豊富になり、高画質ゲームも快適に | ![]() |
今後も細かな仕様や機能が追加変更されますが、これらをぜひ使ってみたい!という方以外は無理にWindows11をインストールする必要はありません。
せっかく覚えた10の機能や操作方法を、11になってまた新しく覚える必要がありますからね。
Windows10はマイクロソフトから2025年10月まで延長サポートされることが先日発表されました。
パソコンはスマホと同様、使用している内に動きや処理が遅くなってきます。
遅くなってしまった時はいらないアプリやファイルや画像の削除をすれば、ある程度改善することがあります。
それでも改善しない場合、Windows11のパソコンを検討するので十分だと個人的には思っています。
以上「また新しいWindows(OS)が出る!新たにパソコンを買った方がいいパターンはコレだ!」でした。