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愛媛県で一番人気のレトロ建物「萬翠荘」松山城の麓にあって写真撮影OK!【駐車場有】

萬翠荘

愛媛県松山市の2大観光スポットと言えば道後温泉と松山城。
歴史情緒溢れる街ですが、その松山城の麓にひっそりと佇んでいるのが100年前に建てられた「萬翠荘(ばんすいそう)」です☟


松山藩主の子孫である久松氏が別邸として建てた萬翠荘は、フランス風の洋館。
後の昭和天皇も宿泊されたことがある格式高い建物ですが、内部も公開されていて写真撮影もOK。

入口から敷かれたレッドカーペットの上からステンドグラスを眺めていると、本当にヨーロッパの洋館に居るような雰囲気を味わえます。

今回はこの萬翠荘の見どころを、実際に私が撮影した10枚の写真で詳しくご紹介します。
全国にレトロな施設はいろいろありますが、中に入れなかったり展示品がイマイチな場合があるのですが、この萬翠荘は外観内装共当時のものをそのまま綺麗に保存公開しています。

立派な洋館ですがスーツやドレスなどかしこまった服装で行く必要は全くありませんので、普段着でも全然大丈夫ですよ。
(実は私も服装をどうするかちょっと迷ったのですが、旅行先を観光するような服装でOKでした)

ただガチで写真撮影すると記念写真風に仕上がりますので、何かの記念日や節目となる時期に友人や家族、大切な人と訪れるのもおススメですよ。

ではさっそく中に入ってみましょう。


10枚の写真で萬翠荘の魅力を伝えてみよう

坂の上の雲ミュージアムから歩いて向かう

萬翠荘

萬翠荘は松山市の繁華街「大街道」近くにあって、そこから歩いて5~10分ぐらいの距離にあります。
途中には坂の上の雲ミュージアムがあるのですが、その横の上り坂を進んでいきます。

その坂の途中に日本庭園があって、そこから見える白い建物が萬翠荘です。
緑の庭園と青空とのコントラストが良い感じです。
秋になって紅葉する木々との相性も抜群ですよ。

ちなみに萬翠荘横には車を停めるスペースもあるので建物真横まで車で行ってもOKです。


紅葉と萬翠荘

萬翠荘

今回私は歩いて向かったのですが、その途中にある紅葉の隙間から撮影してみました。
この日は朝から快晴で、建物全体がたっぷり日差しを浴びて白く輝いていました。

紅葉に洋館というあまり見られない光景ですが、実に日本らしい風景ですよね。


青空の下で輝く萬翠荘

萬翠荘

萬翠荘に到着しました。
この建物は愛媛県で最も古い鉄筋コンクリート造りで、ネオルネッサンスと呼ばれる格調高い様式。

西洋の建物は通常左右対称なのですが、この萬翠荘は左右非対称で構成されています。
日本人独特の感性で建築されたのですね。

実は私は以前もここに来たことがあるのですが、あまりにも格式が高い建物すぎて中に入ることができませんでした(笑)。
せめて通勤用のスーツで来るべきだったかなと怖気づいてしまったのですが、SNSを見ると皆さん普通の服装で入っていましたね。

入口の前には写真撮影が出来る一人乗りの人力車があります。
実際に乗ることもできますのでぜひどうぞ。

萬翠荘の中は有料となっていて、大人300円、子供100円です。
開館時間は9:00~18:00です。


レッドカーペットとステンドグラスがお出迎え

萬翠荘

中に入ってまず目にとびこんでくるのが、この風景。
本当にヨーロッパの洋館に居るかのような雰囲気なのです。

レッドカーペットの上なんて歩いたことがなかったのですが、目の前にある大きなステンドグラスも存在感抜群!
階段の前で数人の写真を撮るだけで、政治家の記念撮影みたいになりそうですね。


高い天井と漆喰が特徴の謁見の間

萬翠荘

階段の真横にある謁見の間です。
白を基調としたゲストルームで、天井は漆喰です。

天井がとても高く4mぐらいあるんじゃないでしょうか。
そして窓も大きく日差しがたっぷり降り注いでとても明るいんですよ。

部屋の彫刻は金色が多く、客人をおもてなしする最高の場所となっています。


水晶製のシャンデリアが目を引く晩餐の間

萬翠荘

ゲストルームの横にある晩餐の間です。
実際は写真よりもっと明るいのですが、照明が印象的だったので少し暗目にレタッチしています。
茶色を基調とした格調高い部屋ですが、この部屋で目を引くのが天井のシャンデリア。

本物の水晶(クリスタル)でできており、その姿は光輝く宝石そのもの。
いったいおいくらなのか勘ぐってしまいますが、眺めているだけで引き寄せられてしまいそうな不思議な感覚になります。

なお謁見の間と晩餐の間の部屋の外にはテラスがあるようです。
私が行った時には外に行く事は出来ませんでしたが、パーティーの途中でテラスで静かに過ごすなんて映画そのものですよね。


パワーストーンのシャンデリア

萬翠荘

水晶と言えば白色が有名ですが、晩餐の間にあるシャンデリアは写真のような落ち着いた色。
超望遠レンズで撮影してみましたが、見ているだけでも心が浄化される感覚になりますよ。

水晶は4月の誕生石、昔から装飾品や通貨として利用されてきました。
魔除けやお守り、呪術など幅広く使用されています。

日本でも水晶は採取されていて、山梨県産の水晶が有名ですね。


2階へ行く途中にあるステンドグラスを眺めてみる

萬翠荘

1階を見学したあとは2階に向かいますが、階段の踊り場にあるステンドグラス。
作成者は木内真太郎。
大阪市中央公会堂や岐阜県庁などに木内真太郎のステンドグラスが展示されています。

ステンドグラスはキリスト教の教会や西洋館の窓装飾に多く用いられていて、日本で有名なのは大浦天主堂(国宝)のステンドグラスです。

萬翠荘のステンドグラスも見上げる程大きいので、とても見ごたえがありますよ。


昭和天皇の肖像画がある迎賓室

萬翠荘

2階の真ん中にある部屋です。
迎賓室ですが、のちの昭和天皇がお泊りになられた萬翠荘ならではの肖像画があります。

三方に窓がありますのでとても明るくなっています。


ティファニーで朝食を

萬翠荘

最後にご紹介するのが、迎賓室隣にある部屋です。
のちの昭和天皇がお泊りになられた時に朝食をとられた部屋で、私も入ってみたのですがとても開放的で明るい部屋でした。

部屋に入るだけで「ティファニーで朝食を」風な雰囲気が漂ってきます。
素敵な部屋ですが日本風な食事シーンはなんか合わないよな~と思いながらカメラを構えていました(笑)。


萬翠荘は部屋のあちこちにテーブルや椅子、照明や小物などが展示されています。
実際に座って写真撮影できる部屋もありますので、記念撮影にもぴったりの場所ですよ。
私個人的には愛媛県内にあるレトロな建物で一番おススメの洋館です。

私も家族を連れて格式高い写真を撮影したいと思います(笑)。
以上「愛媛県で一番人気のレトロ建物「萬翠荘」松山城の麓にあって写真撮影OK!【駐車場有】」でした。

萬翠荘
ぜひお気軽にどうぞ!