日本100名城で現存12天守の一つでもある、愛媛県松山市の「松山城」。
2018年版のトリップアドバイザー、日本の城ランキングで3位になる程のお城でもあります。
賤ヶ岳(しずがたけ)七本槍の一人、加藤嘉明が築城したこの城には21棟もの重要文化財が健在。
そんな歴史がある松山城は、毎年夏の時期に登城道や石垣を光の散歩道として演出するイベントを実施しています。
ひろしまドリミネーションの光のオブジェを多数設置して、いつもと違う幻想的な松山城を楽しむ事ができるイベントを開催しています。
今回このライトアップされたイベント開催時の松山城に行ってみました。
光のおもてなしin松山城2019に行ってみた
光のおもてなし松山城レビュー
松山城あれこれ
住所 | 愛媛県松山市丸之内1 |
電話番号 | 089-921-4873 |
天守営業時間 | 9:00~17:00(季節によって変動有り、営業時間終了前の30分までに入場) |
駐車場(ロープウェイ乗り場まで徒歩2分) | 松山市喜与町1丁目6-12 普通車は最初の2時間は410円、以降30分毎に100円 駐車場営業時間は、8:00~ロープウェイ営業終了時間から30分後まで |
ライトアップ時間帯(イベント以外) | 日没後から23:00まで |
松山城公式ホームページ | https://www.matsuyamajo.jp/ |
訪問日 | 2019年7月下旬の土曜日、19:30頃 |
東雲口登城道から松山城を目指す!
私が松山城の登り口に到着したのは、土曜日の18:00頃でした。
この松山城の登り口周辺はロープウェー商店街と呼ばれており、数多くの飲食店や土産物屋が立ち並んでいます☟
愛媛県では7月から8月にかけて、各地の商店街で夜市が開催されます。
数多くの屋台が立ち並び、いろいろなイベントも実施されます。
このロープウエー商店街でも、7月になると門前土曜夜市が開催されます。
私が行った時も大変盛り上がっていました☟
実は少しネタバレしますと、この門前土曜夜市が無かったら松山城のイルミネーション評価はもっと低かったかもしれません。
まあ主催側としても、松山城含む近隣周辺を盛り上げる為の一体化したイベントのような感じかもしれませんが。
とにかく、商店街のイベントを見ながら松山城方面に進みます。
ロープウェイ乗り場の前には、イルミネーションの告知看板がありました☟
松山城は標高132mの勝山山頂に本丸がありますので、麓からそこまで登っていかなくてはなりません。
麓から本丸までのアクセス方法は何通りかあります。
ロープウェイ | 往復510円、片道270円、総合券(天守+往復券)1020円 |
リフト | ロープウェイと同一料金 |
東雲口登城道 | 松山城を歩いて目指す時の一般ルート、20~30分程度 |
県庁裏登城道 | 工事車両が通行する為舗装されている。20~30分程度。登り石垣を見る事ができる |
黒門口登城道 | 石段が多いルートだが見所も多い、20~30分程度。 |
古町口登城道 | 現在土砂崩れの為通行止め!20~30分程度。 |
歩いて目指す登頂ルートだけでも4つあります。
それぞれのルートに石垣や門など見所が点在していますので、それらを見ながら登頂する楽しさもあります。
私が行った時にはリフトの運転は既に終了しており、ロープウェイのみが運転していました。
今回は商店街から一番近い、東雲口登城道から本丸を目指す事にします。
その登り口には、松山城の築城に尽力した加藤嘉明公が出迎えています☟
ちなみに当時の加藤嘉明は、松山城の完成前に会津に転封となっています。
現代になって、麓から松山城と共に私達を見守ってくれているようです。
20~30分の松山城への登頂旅
加藤嘉明公銅像を過ぎた所に、松山城へ続く階段が有ります☟
この石段は、この上にある東雲神社の参道でもあるのです。
石段を登り切った後は、緩やかな道が続きます☟
登城道の左右に、イルミネーションが設置されています。
この時点で18:30ぐらいだったと思います。
このイルミネーションを見た時に、なんとなくがっかり感といいますか想像していたのと違う感じを受けました。
その予感はあとになって的中する事になるのですが、それはのちほど。
もう少しで大手門という所での写真です☟
石垣がライトアップされているようですが、まだ周りが明るいので良く分かりませんね。
更に上には、何かの動物みたいな骨組みが設置されていました☟
これも暗くなってイルミネーションされると綺麗に見る事が出来るようです。
この本丸広場は桜の名所としても知られており、その時期には多くの花見客で賑わいます☟
私は桜の開花タイミングで松山城を訪れたことはないのですが、その時期のライトアップもとても綺麗でしょうね。
本丸広場の光のおもてなしin松山城2019
さてそろそろ日も暮れてきたので、本丸広場を少し歩いてみます。
光のオブジェを多数設置するとパンフレットに記載されていましたが、どうでしょうか☟
正直な感想を言いますと、なんとも言えない中途半端感があります。
これが公園や施設内に設置するならまだ分かるのですが、松山城とこの光のオブジェがあまりマッチしていないような気がするのです。
本丸広場には小さな子供を連れた家族やカップルもそこそこ居たのですが、人数自体はそれほど多くなかったと思います。
一度見たらもう満足かな・・・というものでした。
このイルミネーションを見る為だけに松山城に行くのは、よほどのお城好きかライトアップされた雰囲気を味わいたい人向けだと思います。
幸いにも麓の商店街で夜市を開催しているので、そのついでに松山城にでも行ってみるか!という感じだとそれなりに楽しめそうです。
ちなみにさっきの動物の骨組みの正体はこちら☟
今道後温泉本館で活動している「火の鳥」でした。
松山城と同様、松山での観光人気スポットの一つ「道後」ですが、道後温泉本館は2019年1月15日から保存修理工事がはじまっています。
その工事期間中、「道後REBORNプロジェクト」と称する様々な企画やイベントが開催されています。
手塚治虫氏の「火の鳥」が道後温泉本館に現れて、いろいろな活動をしているようです。
その道後温泉本館を訪問した時の事もブログで紹介していますので、こちらもぜひどうぞ!
【松山道後温泉本館】火の鳥バージョンに変身した姿を見に行ってみた
愛媛県松山市の観光で外せないスポットの定番が道後温泉です。 その中でも、道後温泉本館は1994年に国の重要文化財に指定されました。 また、2009年にはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにおいて最高位の三つ星を獲得しています。 年間約120万人が訪れているその道後ですが、2019年1月から本館の保存修理工事がはじまりました。 工事期間中は2階以上の休憩室は利用できませんが、 …
さいごに
麓に下りた私は、最後にライトアップされた松山城を撮影してみました☟
麓から見る松山城が一番シンプルで良いと思いませんか?
ライトアップされた城で私が個人的にオススメするのは愛媛県今治市の今治城です。
こちらもブログで紹介していますのでヨロシクお願いします☟
【日本百名城】【日本三大海城】ライトアップされた今治城は水堀にも現れる!
日本百名城の一つで日本三大海城でもある、愛媛県今治市の今治城。 築城の名手「藤堂高虎」が築いたこの城は、海から引いた海水を利用した水堀で周囲を囲んでいます。 今回初めてライトアップされたお城の写真を撮りに行ったのですが、想像以上に感動的な写真を撮る事ができました。 明るい日中とはまた違う表情を見せる今治城の魅力を、写真と共にたっぷりご紹介します。