このブログでは、愛媛県内において整備された遊歩道があるおススメ渓谷スポットを8カ所ご紹介します。
山登りをしていると数々の滝や渓谷はありますが、駐車場や登山口からかなり歩くなど、一般の方は簡単に行く事はできない事も多いのです。
そこで駐車場から比較的近くて、遊歩道も整備されて誰でも安全に行く事ができるスポットを選んでみました。
渓谷沿いにある滝や秋の紅葉など、見どころスポットも合わせてご紹介していきます。
山の中にある渓谷は夏でも涼しくて、避暑地としても人気なので、ぜひ家族や友人と出かけてみましょう!
愛媛県で人気のあるおススメ渓谷スポット
面河渓
歩行時間(片道) | 約60分 |
見どころ | 西日本最高峰「石鎚山」の麓にある渓谷 整備された遊歩道があって安心! 高知県の「仁淀川」と同じ源流なので、水が透明で綺麗 |
面河渓は面河川沿いにある渓谷です。
場所は石鎚スカイラインの入口すぐ近く。
面河川は、仁淀ブルーで知られる高知県の「仁淀川」と同じ源流なので、水が透き通るほどの綺麗さなのです。
夏は川遊びやキャンプで楽しむ家族連れで賑わいますが、エメラルドグリーンに輝いている渓谷散策もおススメです。
断崖絶壁の山肌や、熊渕という滝つぼのような場所、虎ヶ滝など見どころ満載です。
また紅葉の名所でもあり、標高が高い面河渓は10月中旬から木々が赤や黄色に色づきはじめます。
滑床渓谷
歩行時間(片道) | 約60分 |
見どころ | 高知県四万十川の源流にある、全長12kmに及ぶ大渓谷 侵食によって形成された、なめるような花崗岩が特長で、千畳敷や出合滑など川の流れの変化も楽しめる 日本の滝100選、雪輪の滝がある |
滑床渓谷は足摺宇和海国立公園の一角として整備されていて、名前の通りなめるような渓流が特徴となっています。
全長12kmに及ぶ広大な渓谷で滑床十景と呼ばれるスポットがあります。
そして滑床十景の中でもとりわけ美しいのが雪輪の滝で、高さ80mの滑らかな岩肌を流れる姿がとても魅力的です。
雪輪の滝 落合淵
他に無い優雅な渓流瀑。
全体が見えていないけど、写真上部の滝が見え始めている辺りで、奥からと右奥からの流れが合流している。落合淵は、大きくて綺麗な甌穴になっている。
時間を忘れて見入ってしまう。#滑床渓谷 #雪輪の滝 #落合淵#渓流瀑 #甌穴#宇和島市
(#松野町) pic.twitter.com/QcnWBIcDlc— D柵 (@A_DefensiveTeam) May 12, 2021
キャンプ場やキャニオニングといったアウトドアを楽しめますし、紅葉の名所としても知られています。
また日本三百名山でもある標高1226mの「三本杭」があり、1年を通して登山客が多く訪れています。
三本杭の登山ルート途中にあるシャクナゲの群生地は、四国でも有数の規模です。
滑川渓谷
歩行時間(片道) | 30分~60分 |
見どころ | ナメラと呼ばれる大きな一枚岩の川床が特徴の渓谷 エメラルドグリーンに輝く水たまり「甌穴」や、渓谷奥にある「奥の滝」など見どころ多数 奥の滝に続いている「竜の腹」は、両側に岩肌が迫る絶景スポット |
松山市から車で1時間程の距離にある「滑川渓谷」。
駐車場は数台分で、駐車場に行くまでの道がかなり狭いので運転に十分注意しましょう。
滑川渓谷はなだらかな川床を流れる水深の浅い渓谷美が続いていて、夏は川遊びすることができます。
川沿いに整備された遊歩道がありますが、途中川を横切る徒渉ポイントがありますので、増水時は少し危険かもしれません。
そんな滑川渓谷は秘境ような大自然の姿を肌で感じることができます。
渓谷一番奥に滝があるのですが、その少し手前から続く場所は「竜の腹」と呼ばれています。
両脇に岩肌が迫り、まさに腹の中を歩いているような不思議な感覚になります。
マイナスイオンをたっぷり浴びてリフレッシュできますよ。
鈍川渓谷
歩行時間(片道) | 10分~30分 |
見どころ | 鈍川温泉の奥にある渓谷で、桜や紅葉などが楽しめる 車で行けるが遊歩道が続いている訳ではない キャンプ場もあり、比較的空いている |
鈍川渓谷は、 古くは今治藩の湯治場として栄えた鈍川温泉の奥にある渓谷です。
遊歩道はありますが渓谷沿いにずっと続いている訳ではないので、ポイント毎に車道に出て移動する必要があります。
そして鈍川渓谷の最大の魅力は、桜や紅葉です。
駐車場やキャンプができる「ふれあいの森森林館」すぐ横で桜や紅葉が気軽に楽しめます☟
ここから渓谷に少し降りることもできますよ。
観光客の方は普段はあまり多くないので、ゆっくり落ち着いて四季折々の風景を満喫しましょう。
白猪の滝
歩行時間(片道) | 30分~40分 |
見どころ | 駐車場から白猪の滝へ続く道が遊歩道として整備されている 高さ96mの「白猪の滝」は愛媛県でも有数の規模で、氷点下の日が数日続いた時に滝が凍る姿は圧巻 渓谷沿いの紅葉も見事 |
白猪の滝は、あの俳人「夏目漱石」も訪れていて、雲来り雲去る瀑の紅葉可奈と詠んでいます。
駐車場から整備された遊歩道が滝まで続いていますが、ひたすら登り坂が続くのでゆっくり慎重に進みましょう。
そして高さ96mの白猪の滝は迫力満点!
紅葉の時期もすばらしいのですが、この白猪の滝が一番輝くのが冬なのです。
厳しい寒さが数日続くと滝が徐々に凍りはじめて、最終的には滝全体が凍ります。
地球温暖化の影響で昔と比べて凍る事が少なくなっていますが、2021年1月に数年ぶりに白猪の滝が凍った時の風景です☟
無数のつららが幾重にも重なって氷の彫刻のようです。
私が行った時には土曜日だったのですが、朝9時の時点で数十台駐車可能な駐車場は満車状態でした。
その時の様子をブログで紹介していますので、こちらもぜひどうぞ☟
愛媛県東温市にある、落差96mの「白猪の滝」☟ [caption id="attachment_8279" align="aligncenter" width="1024"] 夏の「白猪の滝」[/caption] 緑に映える滝が[…]
阿歌古渓谷
歩行時間(片道) | 30分~60分 |
見どころ | 5kmほどの渓谷が続いていて、紅葉スポット 渓谷沿いに遊歩道があるが標識がほとんど無い 蛇止めの滝や不知ノ滝など、多くの滝がある |
松山市を流れる重信川の上流に位置する阿歌古渓谷は、原生林に囲まれた自然あふれる渓谷が魅力です。
渓谷沿いに遊歩道はあるのですが、標識がほとんど無く、遊歩道途中には落石もあるので少し寂しい感じです。
途中まで車で行くこともできますが、車高の高い車がよさそうです☟

遊歩道から渓谷までの距離はかなり近いので、川に降りる事も十分可能。
渓谷沿いにはいくつもの滝があり、紅葉スポットとなっています。
この阿歌古渓谷からは東三方ヶ森まで行ける登山道があって、頂上付近にはシャクナゲ尾根と呼ばれるトンネルの道があります。
観音水
愛媛県の霊水って観音水のことなのかな?かな?https://t.co/ZBUYcthqLz
— 平田夏凜 (@HirataKarine) March 2, 2021
歩行時間(片道) | 20分 |
見どころ | 名水百選「観音水」が湧き出ていて、水を汲みに来る人が多い 期間限定でそうめん流しも実施 駐車場から勾配のある道を少し歩く |
西予市にある名水百選「観音水」は、日量8000tの湧水が湧き出していて、水温は年間を通じて14℃に保たれています。
駐車場から少し歩いた先が洞窟のようになっていて、そこに行くまでに遊歩道を通っていきます。
標高があるので夏でも肌寒いことがあるぐらいです。
季節限定ですがそうめん流しも実施されていて、夏場は涼を求めて多くの観光客で賑わいます。
宇和町観音水そうめん流しなう。冷たくてうまい。 pic.twitter.com/bOqQ2BFGHT
— まきお (@makio777) July 2, 2016
白滝公園
歩行時間(片道) | 30分~60分 |
見どころ | 7つの美しい滝と紅葉が見事で、整備された遊歩道がある 遊歩道は上り坂になっているので、途中にあるベンチなどで休憩しながら向かおう 日本の紅葉百選に選ばれている |
最後にご紹介するのは、大洲市にある白滝公園です。
白滝とは白滝公園にある複数の滝の総称で、その滝を見る事が出来るスポットは遊歩道として整備されています。
階段やスロープ状になっていてとても歩きやすいのですが、山の上へ登っているような坂道が続きます。
紅葉の名所でもあり、シーズン中は多くの観光客で賑わいます。
最大の見どころは落差85mの雌滝です。
この白滝では、戦国時代に「るり姫伝説」という秘話伝説が残っています。
遊歩道に14枚の紙芝居掲示があったので、興味のある方はそちらも見ながら散策してみてはどうでしょうか☟
以上「【紅葉、滝、遊歩道】愛媛県で人気のオススメ渓谷スポット【駐車場近い、涼しい避暑地】」でした。