愛媛県東温市にある、落差96mの「白猪の滝」☟
緑に映える滝が美しい観光名所ですが、実は凍てつく寒さの冬にはもっとすごい事になっているんですよ☟
2つの写真はほぼ同じ場所から撮影していますが、まるで別の場所みたいですよね。
凍結した96mの滝には無数のつららがあって、まさに氷の壁となっています☟
この「白猪の滝」に行くには駐車場から20~30分程(約1.3km)歩かなくてはなりませんが、滝が全面凍結している時期には歩道が大変危険な状態になります。
どれくらい危険なのか、どのような装備が必要なのかを今回詳しくご紹介していきます。
怪我をしない為にもぜひ参考にして下さいね。
ポイントは3つです☟
①道路は全面アイスバーン状態!スタッドレスタイヤかチェーンは必須
②歩道もアイスバーン状態!簡易アイゼンなど滑り止めが必須
③最低気温が氷点下の日が数日続くと、滝が全面凍結する
氷結した96mの滝まで安全にいくための方法とは?
駐車場周辺の道路は全面アイスバーン状態
「白猪の滝」には無料の駐車場があります。
ただ、駐車場自体かなり標高が高い位置にあって急な坂道を登らなくてはなりません。
特に駐車場手前1kmぐらいからはかなり勾配がきつい急坂になります(写真は夏時)☟
なので、この急坂を登る前に冬用タイヤかタイヤチェーンを装着しておきましょう。
実際私が訪問した時に、この急坂の途中でタイヤチェーンを装着しようとしている車を見かけました。
車が勝手に滑って大事故につながる危険もありますので、早めの準備がポイントです。
駐車場前の道も全面アイスバーン状態☟
スタッドレスタイヤを装着しても滑るぐらい、ガチガチに凍結した道路です。
しかも意外と車が多い!
前日にテレビのニュース番組で紹介された事もあって、朝9時にも関わらず予想外の人気でした。
駐車場からの歩道も全面アイスバーン状態!ノーマルの靴で行くのはほぼ不可能
やっと車を駐車場に停めても、そこから「白猪の滝」に行くまでの歩道も全てアイスバーン状態になっています。
通常の靴ではまず歩く事が不可能なぐらい凍った道なので靴に滑り止めを付けるのですが、私がおススメしたいのはこの「簡易アイゼン」です☟
アイゼンとは靴に装着するスパイク状の滑り止めです。
冬山登山では必須ですが、凍結した「白猪の滝」へ行く為には本格的なアイゼンは必要なくて、簡単に装着できる簡易アイゼンで十分ですよ。
写真のものはモンベル製のもので、3000円ぐらいで購入したものです。
左右セットになっていますので、これを付ければまず大丈夫です。
私は当日この簡易アイゼンを付けて行きましたが、1回も滑りませんでした。
凍結した道路で転倒すると大きな怪我にも繋がりますので、とにかく靴装備だけは揃えていきましょう。
ちなみに当日の気温はー5℃くらいでしたが、風がほとんど無くて通常の冬服で大丈夫でした。
ジーパンなどではなく、伸縮性のある歩きやすいズボンがおススメですよ。
このように本格的な雪山に登るような装備の方も居ます☟
先ほどご紹介した簡易アイゼンさえ履いていれば、普通に歩ける方なら杖などのストックもまず不要かと思います。
駐車場から20~30分は歩きますので、できるだけ荷物は持たない方がいいですよ。
舗装された道路はアイスバーン状態ですが、それ以外の道は雪が積もっている状態です。
滑らないように歩幅を小さくして慎重に歩きましょう。
全面氷結した「白猪の滝」はこちら
そしていよいよ氷結した「白猪の滝」とのご対面です☟
ちなみに滝の真下には滝つぼもあるのですが、そこも全面凍結していました☟
そこに立って写真撮影をしている方もいますが、あまり長時間居るのは避けた方がいいかと思います。
下から見上げる滝も見事としかいいようがありません☟
ちなみに全面凍結とはいっても一部分だけは水が落下していました。
気温によって滝の凍り方がかなり違うみたいですね。
この「白猪の滝」が凍るのは数年ぶりみたいですよ。
今回私が撮影したベストショットがこちら☟
最近は暖かい冬になることも多く、氷結した滝が見られる機会が昔より減ってきたようです。
ぜひみなさんも日常にはない白銀の世界を覗いてみませんか?
以上「落差96mの滝が全面凍結したらこうなる!白銀の「白猪の滝」へ安全に行ける方法【コツ・ポイント・路面状況まとめ】」でした。